『グランツーリスモ7』が4K/60fpsとレイトレーシングに対応。車種選択画面では車を高速SSDで瞬時に読み込み、高速スクロールで選べる模様。

ソニーのSIE(ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)は、今年の初夏にPS5の大規模ショーケースイベントで、『グランツーリスモ7』のトレイラーとゲームプレイ映像?を発表しましたが、具体的な詳細は明らかにされていませんでした。

ショーケースイベントで公開された映像から、従来のキャンペーンモードが復活、PS5のデュアルセンスコントローラーをかなり活用することがわかっていましたが、それ以上の情報は確認されていませんでした。

ラチェット&クランク:リフトアパートと同様に、SIEは『グランツーリスモ7』のPlayStation Storeページが更新され、ゲームに関する興味深い新情報とスクリーンショットをいくつか掲載しました。

注目すべき点として、『グランツーリスモ7』が4K/60fpsのゲームプレイを目指すとしており、レイトレーシングとHDRの両方に対応していることを約束しています。

他のPS5独占ソフトとは異なり、複数のグラフィックモードがあることについては言及されていないので、GTの開発者であるポリフォニー・デジタルが4K/60fpsをベースラインにしたいと考えているようです。以下、『グランツーリスモ7』のPS5版の新た追加された内容です。

  • 驚異的なビジュアル:4K、HDR、目標とする60 FPSのフレームレートをサポートし、レイトレーシングによるレンダリング品質に驚嘆してください。
  • 高速ロード:超高速SSDでレースイベントに素早く行き、ロビーに集まり、フレンドの招待状を超高速で受け取ることができます。膨大な種類の車の中からロード時間なく車を選ぶことができます。
  • アダプティブトリガー:異なる感度範囲でのブレーキペダルの重さのコントラスト、ABSからの振動、異なる車種でのスロットルペダルの重さの変化を感じてください。
  • 触覚フィードバック:タイヤが路面とつながっている感覚や、路面の微妙な段差を体験できます。
  • テンペスト3Dオーディオテック:周りの車やドライバーの位置を音で感じることができます。3Dオーディオの位置関係や奥行きや高さの空間表現をリプレイでクリアに聞くことができます。

『グランツーリスモ7』の発売日は明記されていませんが、現時点では「ローンチウィンドウ 」タイトルと噂されています。おそらく、2021年の発売になると思われます。

個人的に気になった点は、4K 60fps、レイトレーシング、HDRに対応する事です。しかし、PS5の10.2TFというGPUスペック、レイトレーシング負荷を考えると、ネイティブ4K解像度での60fpsになるとは考え難いと思います。おそらく、動的解像度(負荷の重さで解像度を下げる)を採用してではないかと推測します。

そして膨大な車種を高速SSDを生かして高速で読み込み、高速スクロールで選ぶ事が出来るようです。これは中々興味深い機能です。グランツーリスモシリーズのGUIはいつも素晴らしい出来なので、これは期待出来そうです。

後は、アダプティブトリガーによる、アクセルの重さ、ABS作動時の振動などです。これは既にXbox Oneのコントローラーが左右グリップ部2つ、左右トリガー内に振動モーターが内蔵されており、インパルストリガーという名称で採用されており、Forza6やForza7、Forza Horizonシリーズで、ABS作動時の振動、ブレーキング時の振動など既に実現しています。ようやく、グランツーリスモでも採用されるという感じで、PSユーザーには待望の機能だと思います。

    

しかし、PS5のアダプティブトリガーは、7年後発なわけでより高度で細かいプログラムが可能なリニアモーターを搭載し、XboxOneのモーターより幅広い範囲で再現が出来ると思うので、XboxOneのインパルストリガーの進化版になりそうで、これは非常に気になる部分です。

3Dオーディオに関しては、個人それぞれの頭部形状などの違いによる、3Dサラウンドの聞こえ方の違いを頭部伝達関数(HRTF)を使い、幅広い人に3Dサラウンドの聴こえ方をマッチさせるという機能に関してはマークサーニーさんが今年春のテックカンファレンスで披露されて以降、どのようにHRTFの違いを埋めて3Dサラウンドの聞こえの違いを補正するのかなどの追加情報が出てこないので、よく分かりません。ソニーはこの辺りの機能をどのようにしているのか、説明をすべきだと思います。詳細な説明もなしに専用3Dヘッドセットも予約開始しているので、これはちょっと説明不足ではないかと思います。

と、ちょっと詳細な情報がやや説明不足に感じなくもないPS5ですが、いずれにせよ、ラチェット&クランク、スパイダーマン、ホライゾン・フォービドゥン・ウェスト、ダークソウルのリメイク、ゴッドオブウォー新作、そしてこのGT7と相変わらず強力なプレイステーションの独占タイトルが楽しみなことには変わりないので、発売が待ち遠しいところです。

私は肝心のPS5の抽選予約を全て外してしまい、年内にPS5本体を確保出来るかどうかさえ、危うい状況で悲しいところですが、楽しなことには変わりはありません。

via PlayStation.com Gran Turimo 7

2 件のコメント

  • PS5の接続モニターがWQHDであった場合
    解像度やフレームレートの低下は防げるものなのでしょうか?
    XboxはOneXの時点で1440p対応してるので安心ですが、PS5はその辺の情報が出ておらず少し不安です。

    PS5の国内予約状況はかなり加熱していますね。
    PS4の時はもう少し余裕があったような?
    どの程度入荷があるか分かりませんが、二次抽選や当日フリー販売に期待をかけましょう!

    私は…どういうわけか予約に当選してしまいました。
    まったく想定してなかったので、周辺機器の調達に出遅れております
    3Dワイヤレスヘッドセットがどこも売り切れでお手上げです。(ノ∀`)アチャー

    • そうなんですよね、、PS5は説明不足な事が多すぎて困りますよね。。

      PS5ご当選、おめでとうございます!いいなぁw
      3Dワイヤレスヘッドセットですね。確かにどこも売りきれで転売屋だけですよね。

      なんと自分は本体を逃して、3Dワイヤレスヘッドセットだけamazon.JPで確保出来ましたw

      つまり、このままPS5を確保出来ずに行くと、PS5本体は無しで
      3Dワイヤレスヘッドセットだけ手元に来るという虚しいことになってしまいそうで、、w

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