面白い作品なのに、なぜかブルーレイ化されない作品、、結構あるんですよね。権利関係が複雑なのか、見落とされているのか、採算が合わないからなど色々と事情はあるんでしょうけど、面白い作品なのに何故ブルーレイ化されないんだろう?という作品を取り上げていきたいと思います。取り上げた作品が面白いと思うかどうかは個人それぞれなので、あしからず。
DVD化すらされず、VHSビデオ止まりのままの作品すらもあります。ほとんどは70年代〜90年代の作品が多いですが、この年代の作品群は本当に面白い作品が多く、カルト的な人気を博している作品も多々あります。もちろん、他の年代でもそういった作品はありますが、特に70〜90年代はその密度が濃く、多いと思います。
そして今回取り上げたいのは、ブライアン・デネヒーとブライアン・ブラウン主演の「F/X引き裂かれたトリック」(原題:F/X Murder By Illusion) 1と2の2作です。
この作品は、主人公である映画の特殊メイクマンでもあるロリー・タイラー(ブライアン・ブラウン)が突然、陰謀渦巻く事件に巻き込まれ、命を狙われるのですが、持ち前の特殊メイクの技術を駆使し、ピンチを凌ぎ悪党を騙し倒していく痛快サスペンスアクションです。86年に1作目が製作され、スマッシュヒットを受けて91年に2作目も同キャストで製作されました。
主演のブライアン・ブラウンは、トム・クルーズのカクテルなどにも出演しています。
ブライアン・ブラウンの奥さんは、「カリブの熱い夜」のミステリアスな女ジェシーやバート・レイノルズの傑作刑事アクション映画「シャーキーズマシン」の娼婦ドミノ役で強烈な存在感を放っていた女優レイチェル・ウォードです。
「カリブの熱い夜」は、若きジェフ・ブリッジスとジェイムズ・ウッズ主演のサスペンスドラマで、フィル・コリンズのエンディングソング「Against All Odds」の大ヒットやポルシェとフェラーリのカーチェイスが話題にもなりました。この作品もブルーレイ化されていない名作の1本ですね。
そして、事件を追う刑事レオ・マッカーシーを演じるのがブライアン・デネヒー。この役者さんは個人的にも凄く好きで、私のお気に入り作品にも結構出演されています。
印象的なのは、やはりランボー1作目でランボーを執拗に追い詰めるシェリフ役ですね。このF/Xの他にも沢山の名作に出演されています。ブルーレイ化されていない作品も結構あるので、また後日取り上げたいと思います。しかし、残念ながら今年2020年4月にお亡くなりになられました。。享年81歳でした。R.I.P..
F/X匹裂かれたトリック1作目のストーリーは、マフィア絡みの犯罪事件で重要な証人となったマフィアの男の身を守るために、その特殊効果の腕前を見込まれて偽装殺人を依頼されるのですが、実はそれは罠で命を狙われる羽目になり、特殊メイクを駆使して事件の真相を暴いていくというお話。
2作目は映画界から引退し、恋人と悠々自適な生活を送っている中、またもその腕前を見込まれて同居の恋人の前夫でもある刑事に、連続殺人事件の犯人をおびき寄せるための偽装工作を頼まれるのですが、前回(1作目)で巻き込まれた経験から断るのですが、熱意に負けて1回限りという条件で協力したら、またも殺人事件に巻き込まれてしまい、その背後には陰謀が渦巻いていて、命を狙われるという展開。レオ役のブライアン・デネヒーも続投しており、2人で力を合わせて事件を解決していくというストーリー。
とにかく、特殊効果マンがその技術を駆使してピンチを凌いで事件を解決していくという、変わった設定が非常に面白い作品で、主演お二人の存在感もあって非常に楽しめる作品です。
DVDは以前は2作で1100円程度の格安でまとめ売りしていましたが、現在はどうやら廃盤になってしまったようで、新品の場合は入手困難なようです。中古ではAmazonで出物があるようです。本当に面白い作品なのですが、中々ブルーレイ化されない作品です。是非オススメしたい2作です。🔚
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