【デジタルファウンドリ】Xbox Series X。DIRT5からGears5まで負荷の重いタイトルで温度を徹底計測。拡張SSDカードも。そしての結果から明白な事。

デジタルファウンドリが、既に海外の各メディアに配布されているXboxシリーズXで実際に動作している状況下での温度計測を詳細に行なったレポート記事が掲載されています。

マイクロソフトが、世界の関連ジャーナリストやYoutuberなどにXbox Series Xが配布され始めると、コンソールが非常に熱くなる可能性があることを示唆する記事が出始めました。しかし、実際のところXbox Series Xはどれくらい熱くなり、どれくらいの電力を主電源から消費しているのか気になるところです。

最終的なプレビュー「エンバーゴー」(報道機関に特定の日時までは、特定の内容は報道しないよう報道規制要請。)の一部が終了したようで、デジタルファウンドリ(以下、DF)はXbox Series Xについて、今まで以上に情報を共有できるようになったようです。

DFによると、Xbox Series Xの静音性は、DFテスターのリビングルームやオフィスのバックグラウンド・ノイズにゲーム機の音が完全に溶け込んでしまうため、ノイズメーターを試すのが無意味なほど静かだとしています。

基本的にはXbox One Xとほぼ同等の静かさで、DFが現在のコンソールデザインのゴールドスタンダードと評価しているXbox One Xよりも優れているかもしれないとの事。

Xbox Series Xは、Xbox One Xより2倍以上高性能なので、当然電力をより多く消費しますが、フォームファクターの変更によってノイズが問題にはならないようです。

Xbox Series Xには、縦置きと横置きが可能ですが、DFは縦置きの方をオススメとしています。理由は熱は本来、上昇するものなのでその方が理に適っているので、エアフロー的にも良いかもしれないとの事。

Xbox Series X プレビューの現在もある制限で、ダッシュボードについて多くを語ることは出来ないようですが、これは11月10日の発売までに変更される可能性もあるとの事。

CPUとストレージ(ハードディスクからSSDに)の性能が飛躍的に向上し、UIはラグのない高レスポンスな体験を提供するようですが、ユーザーインターフェイスは1080pであることが指摘されています。Xbox Series Xが120Hzの出力に設定されている場合でも、60fpsで動作するようです。

これは、時間の経過とともに改善されることを期待したいところですが、DFによると、マイクロソフトは開発者に可能な限り、使用可能な多くのメモリを提供することに注力しているそうで、ホーム画面に余計なメモリ消費するくらいならゲームにという考えのようです。個人的にマイクロソフトの考えは間違っていないと思います。ホーム画面を4K解像度にしたことで肝心のゲームに使えるメモリ容量が削られてしまっては、本末転倒です。

Xbox One Xの時の1TB HDDに対し、781GBの容量が空いていました。Xbox Series XのSSDには、802GBの使用可能なストレージを提供しており、XboxOne Xの時より増えています。マイクロソフトによると、Xbox Series Xのダッシュボードは、Xbox Series X用に最適化されており、Zen 2 CPUクラスタ自体を解凍に使用し、ゲーム用のハードウェア・ブロックを確保しているとのこと。

これによって、ユーザーにより多くのストレージ・スペースを提供し、クイック・レジューム・キャッシュを提供することは素晴らしい成果で、別売りの1TB Seagate製の拡張SSDカードは920GBもの使用可能なスペースを確保しているとの事です。

実際、Xbox Series Xの効率性は非常に優れており、予想以上に低い消費電力を実現しているようです。

Yakuza: Like a Dragonは、1440P 60fpsのデフォルトの「通常」モードでの消費電力は140~160Wで、稀に170Wを超えるスパイクが発生することがあるようですが、これはXbox Series Xの消費電力がXbox One Xと同程度であることを示しているようです。

コードマスターズの「Dirt 5」は全体的に要求電力が高く、ほとんど160Wの領域にあり、170W以上に達することもあるようです。DFでは、「DIRT5」の新しいプレビューコードで3つのパフォーマンスモードをすべて試してみたようですが、120Hzモード時の出力でも大体同じように160Wで推移する結果になったようです。

電力消費量Xbox Series XXbox One X
パワーオフ0-2W0.5W
ダッシュボード42W48.5W
Rise of the Tomb Raider (ピーク値)151W170W
Dead or Alive 6 (ピーク値)165W177W
Image:DigitalFoundry

「ギアーズ5」を見てみると、新しい次世代のRDNA 2アーキテクチャと可変レートシェーディングを含む、様々な新機能を活用しているので、Gears 5 のようなスケールのゲームではシステムへの負荷は大きく、常に200W 以上で推移しピーク時には 211Wの電力を消費している事が判明しています。ちなみに、Xbox Series Xは315Wの電源を搭載しています。(PS5は350W)

DFは、「これはローンチタイトルとしては良い結果であり、来年以降Xbox Series Xタイトルの開発ノウハウが向上するにつれて、様々な新機能システムの利用率が向上し、より大きな消費電力を要するタイトルが出てくるのではないか」と推測しています。

DFはゲームを作動させた状態で、サーマルカメラでXbox Series X全体の温度の分布を計測したところ、メインのプロセッサと2分割されアルミのブロックで挟んだメインボード付近が熱の中心で、コンソールの表面温度は48~49度となっているようです。実際には底面は吸気になっているので、普通に冷たく、ほとんど休眠状態にある光学ドライブの周辺は室温と同等との事。

Xbox Series Xは、底面から冷気を吸い込み、コンソール内を通過させて、上部から熱い空気を送り出すように設計されているので、熱い空気が押し出される上部が1番熱くなる箇所であり、その上部の空気の出口の温度を計測するとDFでこれまでにテストしたどのゲーム機よりも熱く、最大62℃を記録したようです。

Xbox Series Xの上に手を置くと、熱が逃げていくのを感じることができるようで、他のゲーム機と同じように、熱をしっかり吐き出させる必要があるので、Xbox Series Xを密閉された空間に置くのは良いアイデアではないとしています。

つまり、Xbox Series Xは熱気が吐き出される上部には十分な空間を設けた方が良いという事です。ですので、横置きでラック内に置くなどは、排気口にも十分な空間がないので、あまりオススメ出来ないかもしれません。やはり排気口がオープンになるよう、机の上やTVラックのTVと同じ最上段に縦置きで置くのがベストという事でしょう。

更に DFではXbox Series Xのオプションである、Seagate製の拡張1TB SSDストレージカードもテストしており、20分間カードにデータをコピーすることを繰り返し、プレイのテストをしたところ、最大49度だったようです。DFは熱の心配は何もする必要はなく、転送時間も安定し、カードが過熱してパフォーマンスが低下することはなかったとしています。

DFはテストの結果から、XboxOneXより消費電力や熱の放出はあるが、なんら問題ないレベルで、心配は無用との事。Xbox Series Xは通常のゲーム機よりも大きいが、そのサイズと革新的なデザインは、Xbox One Xよりも高いパワーと消費電力を処理するためで、重要なのはそのデザインが功を奏しているとの事。

Xbox Series Xは、あらゆる意味で静音であり、膨大な熱を上手く処理している。」と高評価しています。

諄いようですが、Xbox Series Xからしっかりと放出された熱が、確実に出ていくための空間が必要です。それは明らかな事で、Xbox Series XもPS5も密閉された空間には置かない事です。ラック内でも横置きにして排気口に余裕のある空間がないところに置くのも避けた方が良いでしょう。

昔のようなゲーム機とは違い、PS5もXbox Series XもハイエンドPC並みの性能を持っており、ブルーレイプレイヤーのような感覚で、狭い空間においても問題なかった頃のマシンとはもう違うという事です。 🔚

via EurogamerDigitalFoundry

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