LGによると、LG CシリーズはLGの有機ELテレビで毎年最も人気のある製品で、2021年に発売されたLG C1 OLEDは超充実したゲーミング機能もあってか、ゲーム関連メディアでも高評価を受け多くのゲーマーが購入し、同社のベストセラーOLEDテレビとなり、ゲーマー御用達TVとして海外では絶大な支持を得ていました。
そして、昨年のLG C2 OLEDではGシリーズのみで採用されていたより明るいパネル「evoパネル」が採用され、昨年もLGのベストセラーOLEDテレビとなったようです。
このような経緯もあり、引き続きゲーム機能が充実している今年2023年の新型LG C3 OLEDテレビが気になる方もいるでしょう。
Toms Hardwareが今年の2023年モデルである「LG C3 OLED」と昨年2022年モデルの「LG C2 OLED」の違いを解説しており、私も気にはなっていたので、ご紹介したいと思います。
2022年モデルC2との違いその1:LG C3 OLEDはWebOS 23を搭載
WebOSの最新バージョンは、昨年発売されたC2に搭載されていたものとそれほど変わらないそうですが、いくつかのメリットがあるようです。これらの機能は2023年モデルだけものとの事。
そのメリットのひとつが、好みに合わせた新しいピクチャーモードだそうです。TVを初めて起動すると、明るさ、彩度、コントラストを変化させた画像が次々に表示され、その中から自分が最も気に入った画像を選ぶと、内蔵プロセッサーがその選んだ画像の傾向を反映したカスタム・ピクチャーモードを作成するようです。
その他の改善点は、ユーザープロファイルの改善で、より良いレコメンデーションが可能になり、子供用のアカウントも持つことができるようになる予定だそうです。
2022年モデルC2との違いその2:LG C3では、より新しいプロセッサーを採用
ソフトウェアの変更は僅かなようですが、新しい「α a9 第6世代プロセッサー」の採用の恩恵で、2023年モデルのテレビ内部のハードウェアは大きく進化しているようです。
新しい「α a9 第6世代 プロセッサー」は、アップスケーリングやモーション処理が向上しただけでなく、テレビの40W 2.2chのサウンド・システムをバーチャル9.1.2chサラウンドに変換するAI Sound Proを実現しているとの事。
2022年モデルC2との違いその3:LG C3はより高価格になる可能性が高い
LGは現時点で2023年モデルの新型C3 OLEDについて、価格情報は一切公表していません。LG C3 OLEDが店頭に並ぶ直前の、2月か3月(米国)のいずれかに公開される可能性が高いようです。日本では5月以降になる事が多いですね。
C1、C2と過去のパターンからすれば、LG C3 OLEDが2022年モデルとして1年前に発売されたLG C2 OLEDとほぼ同じ価格で発売される可能性は非常に高いかもしれません。しかし、1年前と比べて円安が進んだ現在、日本では現状より更に値上がりする可能性もあります。
TomsHardwareによると、55インチのLG C3 OLEDは1,799ドル程度、65インチは2,499ドル程度になると予想しています。
LG C2 OLEDは現在米国で、55インチが1,399ドル(日本では価格comで最安199,800円)、65インチが1,799ドル(価格comで308,000円が最安値)で販売されています。
もし価格を重要視するとなると、これは毎年言える事ではありますが、型落ちのLG OLED C2の方がコスパを考えても良い買い物になるかもしれません。2022年モデルのC2からより明るい(約20%と言われている)「evoパネル」を採用していますからね。
2021年モデルのC1は私も現在愛用していますが「evoパネル」ではありません。しかし、普通に使う限りは十分に明るいですし綺麗でなんら不満はありません。もちろん並べて見比べてしまえば、その差は感じるでしょうけどね。
在庫があるならより安いであろうC1でも問題ないと思います。あくまで市場在庫があればの話ですが、、
2022年モデルC2との共通点その1:同じパネル
Toms Hardwareによると、2023年モデルのC3 OLEDは2022年モデルのLG C2 OLEDと同じパネルだそうです。
まず、どちらのテレビも昨年と同じOLED EXパネル(evoパネル)を使用しています。
2023 CESでLGが発表したマイクロ・レンズアレイ方式の導入で、格段に輝度が向上したという新型有機ELパネルが、2023年モデルのG3 OLEDモデルに採用されますが、新しい2023年モデルのLG C3 OLEDに採用されるのはそのパネルではないとの事。
LGは、2023年モデルのC3で新たにライティング・アルゴリズムを変更し、明るさにも変化が生じるとしていますが、ピーク輝度はC2とC3ではほとんど変わらないようです。
2022年モデルC2との共通点その2:どちらもATSC3.0チューナーを搭載していない
また、LG C2とC3の共通点として、次世代TV放送に必要なATSC 3.0チューナーを内蔵していないようです。ATSC 3.0チューナーの有無は現時点でさほど気にしない人もいるでしょう。しかし、先々の将来が気になる方は昨年2022年モデルのLG G2 OLEDか、今年のLG G3 OLEDにアップグレードする必要があるとToms Hardwareは述べています。
2022年モデルC2との共通点その3:どちらもほぼ同じサイズ・ラインナップ
2022年モデルLG C2 OLEDと2023年モデルLG C3 OLEDは同じパネルを搭載しているため、両機種とも同じサイズになるようです。
つまり、2023年モデルのC3は、42インチ、48インチ、55インチ、65インチ、77インチ、83インチが登場する予定だそうです。LGによれば、今年は更に大型の93インチのLG C3 OLEDが登場するかもしれないそうです。発売は、小型モデルが登場した後となるとの事。
2023年モデルのLG C3 OLED vs 2022年モデルのC2 OLED、結局どちらが買い?
以上の観点から、2022年モデルのC2と2023年モデルのC3両モデルの違いが限定的であること、発売時の価格が大きく異なる(要は高価格)可能性が高いことを考えると、発売時にLG C3 OLEDにアップグレードする価値はないだろうとToms Hardwareは述べています。LG C3が少し値下がりする2023年末ならお買い得になるかもしれません。
C1からC2にモデルチェンジした時に、それまでG1モデルにしか採用されていなかったより明るい「LG evoパネル」をC2に採用された事を考えると、2024年モデルでCシリーズ(C4?)でマイクロ・レンズアレイ方式が採用され、より明るいモデルになるかもしれませんね。
そう考えると、いくら待っても買えないので、結局欲しいと思った時が買い時と言えるでしょう。C2のオーナーの方ならC4まで待った方が良いかもしれません。
C1オーナーの方でしたら、C3に行くか、もしくはC3の登場で価格が下がるC2を買うのがコスパ的には最強かもしれません。
4月くらいまでには海外メディアでC3の実機レポートが出るようですから、それを読んで、5月以降の日本の価格動向など、見てからでも良いかもしれませんね。少なくとも今買い換えは得策ではないと思います。🔚
via Tom’s Hardware
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