「グランツーリスモ」シリーズの開発スタジオである、ポリフォニー・デジタルを率いる山内一典氏が、GTPlanetのインタビューで最新作である『グランツーリスモ 7』 GT7 のPCへの移植を「検討中」と明言したようです。
“『グランツーリスモ』は非常に細かく調整されたタイトルです。4K 60fpsでネイティブにゲームを動かせるプラットフォームは多くないので、それを可能にするために、プラットフォームを絞るというのも一つの方法です。なかなか難しいテーマ(PC版移植)ですが、もちろん私達はそれについて調べたり検討はしています。”
と回答したようで、可能性はゼロではないようです。
ご存知の通り、プレイステーションはPCゲームへの参入を積極的に進めており『Horizon Zero Dawn』『 God of War 』 に加えて『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』、『スパイダーマン』、その続編『Miles Morales』などなど、「プレイステーション」ブランドの象徴的で重要なタイトルのPC移植版が続々とリリースされています。
この流れを考えれば、「グランツーリスモ」もPC版移植は当然の流れとも言えます。
先月も『Horizon Forbidden West』がPC版でリリースされるというリーク情報が出ていました。DSO Gamingで公開されたリーク文書によると、『Horizon Forbidden West』の移植は既に行われている可能性すらあるようです。
この文書は、NvidiaのゲームストリーミングサービスであるGeForce Nowから流出したとされ、同サービスに登場するとされるタイトルのリストが記載されており、これらのタイトルがPC移植されることを暗示しています。PC版『Horizon Forbidden West』の発売日は記載されていませんが、『Horizon Zero Dawn』が同プラットフォームで発売されるまでには数年の歳月を要した事を考えると、直ぐにとはいかないかもしれませんが、将来的には全てのプレイステーション「独占ビッグ・タイトル」は全てがPC版へ移植される流れではあるかもしれません。
ソニーは独自のPCゲーミング関連製品ブランド『INZONE』も今年7月8日に立ち上げて発売も開始していますので、尚更でしょう。
ここまでソニーがPC版移植に舵を切ったのは、PCゲーム市場の拡大でソニーも無視しきれない存在になっているという事、そして開発費の高騰も背景にあるようです。
「プレイステーション」プラットフォームだけでは成長にも限界が見えた事で、PCへの拡大展開をする事で収益拡大を狙えます。ライバルのマイクロソフトは早々にPCとXBOXの並行展開を始めていますし、ゲームパスというサブスクリプションサービスで勢いづいているので、そういったことも関係しているのでしょうね。
ま、PCユーザーからすれば、万々歳な流れと言えるでしょう。ソニーも現在は「プレイステーション」でリリースして1〜2年後ですが、PC版セールスが好調で拡大するような事があれば、PC版もPS5、PS4と同時リリース展開、という事も可能性はゼロとは言い切れないかもしれません。🔚
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