【DF】「Shadow Warrior 3は 技術的な問題で、残念な結果になった素晴らしいゲーム」のようです。

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Flying Wild Hog Studiosによる「Shadow Warrior 3」ですが、最初のリブート作品から9年が経過しましたが、今回のシリーズ3作目にしてすべてが変わったようです。

ユーロゲーマーのデジタルファウンドリーが検証ビデオを公開しています。

Shadow Warriorは、1、2作とRoadHogエンジンを使用してきたそうですが、今回の3作目からアンリアルエンジン4になったようです。しかし、デジタルファウンドリー(DF)によると、その恩恵があまり発揮されていないようです。

更に残念なのは、2022年3月の発売にも関わらず、現行機世代(PS5、Xbox Series X|S)に最適化されたバージョンが用意されていないので、後方互換機能でプレイすることになり、ビジュアル面は前世代のままで、現行機の性能、新機能を活かせていないという事になります。

これは正直、意外というか驚きと同時にガッカリですね。最新作でもあるのに、現行機に最適化されたバージョンがないとは、、

2013年にリブートされた「Shadow Warrior」は、テンポ良くプレイを進められ、隠しエリアなど発見要素にも満ちていて、ヘンテコな日本描写も面白く、冒険しがいのある魅力に満ちた世界でしたし、笑えるストーリー展開、個性的なキャラクターが登場する作品で個人的にもかなり楽しめた作品でした。

しかし、「Shadow Warrior 2」は基本的なシューター部分と剣術メカニックは向上し、グラフィックもそれなりに良かったですが、ゲームのレベルデザインや展開がイマイチで、結果的に「Shadow Warrior 2」 は見た目は良い印象でしたが、基本的なゲームプレイは独特の個性を失ってしまった感じでした。

DFによると、『Shadow Warrior 3』では、シューターと剣術が根本的に簡素化され2回攻撃、パリィなしになり、武器の数も減りましたが、その分、武器にフォーカスが当てられるようになっているようです。

このゲームメカニックのシンプル化は、入力バリエーションの少ないゲームコントローラーでよりよい操作性を配慮した結果かもしれないとの事。

これらの変更は「Doom」に大きく影響されたようで、ステージ構造もアリーナからアリーナへのトンネル移動という形式にはなっているものの、そのゲームデザイン自体は非常にうまく設計されているようです。そして、少ない武器に絞った事が功を奏して、どれも爽快で満足のいく使い心地になっているそうです。更に個性的で独特な敵のデザインも称賛に値すると高評価。

「Shadow Warrior 3」は 今までの「Shadow Warrior」とはかなり異なるテイストの作品のようですが、過去2作のRoad Hogエンジンからアンリアルエンジン4への移行に関しては、スムーズとは言えないようです。

それは、新しいエリアやキャラクター、敵のメカニックの紹介が中盤で行われる事で、ゲームの流れを中断してしまうとの事。

DFによると、最初の50分のプレイ中、なんと14分ものプリレンダリング・ムービーが流れるようです。

また、視覚的にかなり冴えない見劣りのするステージからゲームが始まり、次のステージに到達して初めて、見栄えのするUE4の高品質なステージを見られるというデザインも首を傾げたくなるような構成との事。

そして、「Shadow Warrior 3」は前2作と比較すると、グラフィックのクオリティが飛躍的に向上しておらず、しかも現行機種に最適化されていないので、コンソール版のクオリティはやや残念な出来のようです。

DFのレビュー用に送られてきたのはPS4版だそうで、PS4 Proでプレイすると1080Pの解像度、不安定なアンロックされたフレームレートになっていますが、PS5でプレイすると、フレームレートは60fpsに向上はしますが、解像度の向上やグラフィックス機能の改善は得られないようです。

グラフィック設定はPCのロー、ミディアムと同等レベルだそうで、DFの検証ビデオを見ると、PCの高画質レベルで多用されているボリューメトリック・ライティングがコンソール版ではなく、ゲームの見た目の印象が大きく変わってしまっています。

そして、現在のPCゲームにおける私の最大の問題であるスタッターが、興味深いことに、PS4 Proではスタッター(ムービーシーンの後、ゲームに入るまで)があるのに対し、PS5では解消されているようです。

PC版では相変わらずスタッターが問題のようで、ビデオを見ると『Shadow Warrior 3』はかなり酷いのが分かります。動画を除いた、最初の33分間のゲームプレイで、なんと82回のスタッター(フレームタイムが33ms以上)が発生しています。目の瞬き程度の長さである50msで顕著なスタッターが発生しています。これはプレイしていても相当に気になる頻度です。しかも、ゲームを始めた最初のプレイする場面で、スタッターが頻繁に発生するので、最悪といえるかもしれません。

DFによると、シェーダーのコンパイルが原因のようです。それが明らかなのは、1回目のプレイ後に全てプレイし直すと、82回も頻発していたスタッターが僅か6回にまで激減し、よりスムーズにゲームをプレイする事が出来たようです。

このPC版のスタッター問題は、コンソール版であまり起きない理由が、コンソールは全てが同じハードウェアでもある完全な“固定プラットフォーム”なので、開発者はゲームコードにコンパイル済みのシェーダーを同梱済みだそうで、それもあってPlayStation 5では安定した60fpsでプレイ出来るようです。これがコンソールの利点なのかもしれませんね。

とは言えど、あくまでPS4ProでのものをPS5でプレイしているに過ぎないので、ゲームのグラフィック品質の多くが削られています。

結果的に、Shadow Warrior 3は奇妙なポジションにあるようです。ゲームプレイは、これまでの『Shadow Warrior』シリーずの中で、最もタイトに設計されているようで、本当に楽しく、飽きないようです。それも個性的でユニークな敵キャラクターデザインが際立っているのも大きいとの事。

しかし、技術的な面では残念な出来で、特にPS4 Proではスムーズに動作せず、後方互換プレイでのPS5では滑らかな60fpsでプレイは可能なものの、前世代機のグラフィック品質のままに制限されているので、その点で見劣りしている点が残念。

PC版は更に残念で、スムーズにゲームプレイするためには、前述のとおり1回プレイしてからプレイし直さないとスムーズにはプレイ出来ない事です。

このPC版のスタッター問題は、最近の「エルデンリング」などでも同様に、多くのゲームで見られる現象で、この問題を解決して解消する必要があるとDFは結んでいます。

一回目のプレイでは引っかかりまくり、2回目にプレイしないとスムーズにプレイ出来ないというのは、明らかにストレスですし、ちょっと困りますね。。前述の通り、その点でコンソールは良いですが、グラフィックス品質面で問題もあるので、一長一短というところでしょうか、、いずれにしろ、この問題は早期に解決して欲しいものですね。。

コンソール版は、現行機(PS5、Xbox Series X|S)向けの最適化アップデートパッチをリリースして欲しいですね、、「Shadow Warrior」は1、2作ともプレイし、おバカな展開、奇妙な日本描写と個性的な世界観、敵キャラで個人的にも大好きな作品なので、いずれは購入したいと思っていますが、現行機に最適されたパッチがリリースされるならば、それを待ってからでも良いかもしれませんね。🔚

via デジタルファウンドリーYOUTUBE

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