【数日使ってみた感想】第2世代 Apple TV 4K、eARCにも対応し、リモコンも進化。アップルミュージックの空間オーディオ、ロスレスでも活躍しそう。

第2世代アップルTV4Kが発売されました。自分も1世代目アップルTV 4Kユーザーなので、発表後に即購入を決めました。

アップル映画ストアで週一ペースでラインナップが変わる、セールをつまみ食いしている内に、あっという間に映画ライブラリが、300本を超えるまでになってしまいました。509円とか819円程度の手頃な価格なので、ついついと買ってしまいます。

そんな事もあり、最近の新作はブルーレイを買わずに、アップル映画ストアで購入もしくはレンタルし、アップルTV4Kから5-1-4のDolby Atmosスピーカーシステムと85インチのブラビアで鑑賞、またはiPadPro 12.9インチやiPhone11ProMaxにAirPodsProで空間オーディオを楽しんだり、観たいシーンを気軽に観たりといった使い方をしています。

新型の2世代モデルは、パッケージBOXの大きさはあまり変わりありませんが、4Kロゴがレインボーカラーになり、BOX底には対応デバイスやアプリ表記などが記載されています。

今回私が購入したのは、Apple TV 4K 64GBモデル。32GBと迷ったのですが、アップルONEファミリープランで契約している上に、iOS 14.5でアップルアーケードがXboxワイヤレスコントローラーやプレイステーション5のデュアルセンスコントローラーにも対応したので、アップルアーケードのゲームも遊ぶ事を前提に考えたのと、32GBが税込21,800円、64GBが税込23,800円と僅か2,000円の差でしたので、長い目で見て64GBをチョイスしました。アップル・アーケードのゲームをしないのであれば、32GBモデルで十分です。

自分は基本、PCゲーマーなので、スマートフォンのゲームやアップルアーケードのゲームはほぼ見向きもしませんでしたが、コントローラーに対応したのなら、プレイしやすくなるので試しに遊んでみようかなと思った次第。

本体の大きさはパッと見た感じ同じで、横に並べると判別つかなくなる程。背面も同様に変わりありませんが、HDMI端子は先代モデルはHDMI 2.0aだったのに対し、新型の第2世代モデルでは最新のHDMI 2.1端子になっています。無線接続は、最新のWiFi 6に対応し、有線接続はギガビットEthernetに対応しています。

心臓部のチップは1世代モデルの「A10Xフュージョンチップ」から、今回の2世代目では「A12バイオニック」に進化しています。リモコンも先代のブラックを基調から、アルミのソリッドな質感も感じられ高級感がUPしています。そしてリモコン自体の厚みも増し、全体に一回り大きくなった事で非常に持ちやすくなりました。これも良い進化だと感じました。電源ボタンとミュートボタンが追加されたのも何気に大きい進化です。後は、先代モデルの「MENU」ボタンが「<」ボタンに置き換わっています。

リモコンの充電端子は先代と同じライトニング端子です。充電の持ちもかなり良く個人的な印象としては毎日ヘビーに使わないのなら、フル充電で数か月は持ちます。そしてバッテリーが少なくなってきたらiPhoneのライトニング端子ケーブルで2時間もかからず満充電になります。

設定も簡単で、電源を入れたら手持ちのiPhoneを近づけるだけで、iPhoneに以下の画面がポンと出るので、後は画面の指示に従って進めていくだけであっという間に設定は終了します。

使う前に設定を変えたい項目の一つが、TVアイコンの形をした「TVボタン」を押した時、先代モデルはデフォルト設定でホーム画面に戻る設定でしたが、、新型の第2世代モデルでは、デフォルト設定でアップルTVの画面に飛ぶように設定されています。

先代モデルでの操作に慣れているのであれば、TVボタンで「ホーム画面」に戻るように設定変更した方が使いやすいかもしれません。

「設定」→「リモコンとデバイス」→「REMOTE」→「TVボタン」で設定をホーム画面かアップルTVにするか、任意で変更出来ます。

そしてiOS 14.5からiPhoneを使った「自動カラーバランス調整」機能ですが、ソニーのブラビア85X9500Gではドルビービジョンに対応しているからなのか、調整の必要はないとの事で、試す事も出来ませんでした。

タッチパッド式のサークルは、外部の円周部をなぞるように回せば、映像の早戻し、早送りが可能になります。ただし、この新機能は一部のアプリではまだ対応していないようです。現時点 (2021.5.24) Apple TV、NETFLIX、amazon Primeビデオでは機能しましたが、YOUTUBEアプリは対応していませんでした。

スクロールが機能すると、この様なサークル状のアイコンが出現し、サークル内の黒いドットが指の動きに合わせて動きます。最初はサークルに合わせた操作に慣れないせいか、サークル内パッドの左右スクロールとして動いてしまい、ちょっと慣れが必要かなと感じました。

そして、新型2世代モデルで対応したeARC機能ですが、現在はベータとして提供されています。早速、ブラビアのeARCが機能するHDMI3にアップルTV 4KからのHDMI出力を入力してみました。

我が家のシステムは、普段はヤマハのAVアンプ「AVENTAGE」A3080のHDMIモニター出力をブラビア85X9500GのHDMI 3 (eARC)に入力して使っています。

そして、今回はテストとしてアップルTV 4KのデフォルトスピーカーをHomePod(ステレオペアで使用中)にしてみました。

普段は、アップルTV 4KのHDMI出力はA3080に入力していますが、eARCのテストの為に今回はAVアンプからのHDMI出力はブラビアのHDMI 1入力に移動し、HDMI 3(eARC)にアップルTV 4Kを入力してテストしました。

しかし、ブラビア側で外部オーディオシステムとしてアップルTV 4KとA3080を同時に判別するようで、アップルTVだけでなくA3080も必ず起動してしまいます。しかし、結果的にTV音声は問題なくHomePod(ステレオペア)から出す事は成功しました。

ところがBS4Kなど4K系番組のみで、地デジやBSの番組は音が出ませんでした。ブラビア側でも色々といじってみましたが、改善せず。音声フォーマットのせいか?

とりあえず、まだベータ版でもあるので、更新を待ちたいと思います。

Dolby Atmos映画を何本か鑑賞してみましたが、気持ち音場の拡がりや分離感が良くなったような気もしましたが、プラシーボ効果でしょうw

アップルTV 4Kで今後活躍しそうなのが、先日発表されたアップルミュージックの空間オーディオ(Dolby Atmos)対応とロスレス、最大で24bit 192KHzまでのハイレゾ・ロスレスの提供を追加料金なしでスタートする事です。

アップルTVからDolby Atmos対応のAVレシーバーにHDMI入力し、アップルTVからアップルミュージックを起動すれば対応音楽をDolby Atmosで聴けるわけです。そしてロスレスやハイレゾも同様です。

特に空間オーディオはクラシックのLIVE演奏などは相性が良さそうで、広大なホールでの響きなど臨場感再現などで効果発揮しそうで、一番楽しみなジャンルかもしれません。

既に、アップルのアナウンスでドイツ・グラモフォンがマーラーの壮大な傑作「千人の交響曲」LAフィルのライブ盤がDolbyAtmosでリマスターされたようで、6月スタート時に提供されるようです。

ちなみに、HomePodは空間オーディオにも対応しているので、アップルTV 4Kの空間オーディオサウンドも聴く事が出来ます。我が家でも聴いてみましたが、当然5-1-4のスピーカーシステムで聴くDolbyAtmosサウンドには遠く及びませんが、ヘタなサウンドバーで聴くより遥かに効果も迫力もあります。HomePodでよく言われた批判に低音がありましたが、これが映画では良い方向に作用しています。この件はまた近々に書きたいと思います。

とにかく、アップルTV 4Kは映画だけでなく、新たに空間オーディオやロスレスに対応した、アップルミュージックの進化によって、ますます存在感を放つ事にもなりそうです。

後は、アップルTV 4KがAir Pods ProやAir Pods Maxでの空間オーディオ再生が実現すれば、ますますホームシアターのシステムでも存在感を発揮しそうです。

特にアップルTVで映画を購入している方、アップルミュージックユーザーならば、買いと言えると思います。

Apple TV 4K

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映画、海外ドラマ、音楽、ビデオゲーム、ガジェット、自作ハイエンドPC、車、バイク、政治、経済、株式投資、格闘技、70年代のTVドラマ、超常現象などが大好きな湘南在住の管理人です。東京に住んでいた頃は、ハイエンドオーディオ、ハイエンドホームシアターなど趣味で実践していました。現在は、ソニー4KブラビアX9500Gの85インチで洋画、海外ドラマ、ビデオゲームをYAMAHAのA3070AVアンプ経由で5-1-4 9.1チャンネルのDolby Atmos環境で楽しんでいます。映画やゲームレビューはこのシステムかサブシステムのLG 55インチNANO91 4K 120Hzで検証しています。様々な幅広いジャンルでの経験で得た知識、見識をレビューやエッセイも含め、色々と書き綴って情報発信していきたいと思っています。尚、当サイトで書く内容は、あくまで個人的な好みや価値観での意見を書き綴っていますので、あしからず。 YOUTUBEチャンネルでは、高画質をモットーに4K解像度のゲームプレイ、PCゲームのベンチマーク動画、グラフィック比較動画に加えて他に好きなものなど、色々と公開していきたいと思いますので、お気に召したらチャンネル登録をよろしくお願いいたします。  https://www.youtube.com/user/hidebusa720