Update:2020.10.28 その後、hiro氏からLG OLED 48CXとRTX 3080のHDMI2.1端子の接続の続報を頂きました。結果は「RGB 10b 4L10」と表記され、nVIDIAコントロールパネルでは10bitまでしか選択出来なかったとの事で、LG OLED CXのHDMI2.1端子は、40Gbpsという事で確定という事です。48GBpsではないから問題があるということではなく、PS5、XboxシリーズX、RTX30シリーズを接続しても、なんら問題なく4K 120Hzで入力出来ますし、4K 120fpsでもプレイ出来、FreeSync Premiumも、VRR、ALLMもなんら問題はありません。
RTX3090をPCに組み込む前に、今まで使用していたEVGAの2080TiとRTX3090を比較してみました。
2080Tiは、AIO水冷モデルの2080Tiなので、ゴツい3連ファンのないメモリなどのチップ冷却だけのシングルファンのみで、あっさりとした外観ではありますが、横並びで比べてみるとやはりRTX3090の大きさは際立ちます。正にモンスター級の大きさです。
私の使っているPCケースはフルタワーのThermaltake LEVEL 20 GT ARGBなので、これだけ巨大なRTX3090でも余裕で入りました。PCIeのケーブルがSeasonicの付属の末端分技ケーブル3本で接続している事もあり、非常に見栄えが悪いので、後日別売りのスッキリとしたカスタムケーブルに換装しようと思います。
今まで使っていた、EVGA簡易水冷の2080Tiは、温度は高くても55度程度でしたが、今回のRTX3090はMSiのGamingX Trioなので、トリプルファンの空冷モデルです。カスタム設定でファンをガンガン回す設定にしても、負荷の高いレイトレーシング系タイトルをプレイすると、最大71度まで上がります。ま、空冷ではこれが普通なんでしょうけどね。今まで55度が普通に感じていたので、エライ温度が高く感じますw 後々、簡易水冷のKINGPINや水冷化に替えたい衝動に駆られます。。
2080Ti時は、NZXTからもCPU用の簡易水冷に交換出来るキットが売ってましたよね。RTX3090用にも出てくれないか期待しています。。後は、本格水冷にトライするしかないという事ですね。。
レイトレーシング・タイトルではないのですが、 PC版Horizon Zero DawnをRTX3090 OCで4K 最高画質設定 60fps超でプレイした動画を4Kで上げましたので、ご参考までに。
RTX3090は、MSiのドラゴンセンターで「エクストリーム設定」で動作させています。CPUはIntel 12コア24スレッドCore i9の10920Xで常時全コア4.8GHzでOC、RTX3090は常時1800MHz付近で動作し、時折スパイク的に1920〜1930MHzくらいで動作しています。
フレームレートは、ほぼ常時60fps以上で動作し、最大100fpsでプレイ出来ました。プレイ動画の場面は洞窟の場面が多かったので、100fpsまで到達したんだと思います。オープンフィールドでは60〜73fpsで動作しています。
RTX2080Ti OC(2000MHz超)ではオープンフィールドで常時40〜50fps近辺が多かったので、RTX3090になって15〜20fpsくらい向上したことになります。この差は見た目の印象でも大きく変わります。フレームレートは大事だなと改めて実感した次第です。
前置きが長くなりましたが、本題のNANO91に接続してからです。まず、nVIDIAのコントロールパネルで、出力ビット数を12bitに変えました。
NANO91は、HDMI 3と4がHDMI2.1端子を搭載しているので、4K 120Hz入力可能なので、12bit出力で4K 120Hz出力にしています。
設定し、PCのディスプレイ詳細設定を見てみると、以下のようになります。
この状態で、先日当ブログで書かせて頂いた、hiro氏さんの情報提供によるLGのTVでのFreeSync Informationを表示させる方法(取説には記載されていない方法ですので、自己責任で行ってください。)緑ボタン連打で、どのように動作しているか、表示させてみます。
結果、ご覧のとおり「RGB 12b 4L12」と表示されています。「12b」は12bitという事です。念の為の確認でnVIDIAのコントロールパネルで、10bitに変更してみると表記も10bになったので、間違いなくこれは「12bit」という表記で間違いありません。
問題はこの「4L 12」という表記です。hiroさんの情報では、HD TV TESTの動画のテストで、LGのOLED CXモデルでPCは「RGB 10b 4L10」と表記され40Gbpsと認識しているようです。ですので、4×12=48Gbps、4×10=40Gbpsという事になります。
今年の5月に、Forbsの記事でLGの2020年モデルのTVラインナップのHDMI2.1ポートがフル帯域の48Gbpsではなく、40Gbpsという問題を指摘され、LGが声明を出していました。今年6月に当ブログでもForbsの記事は日本語訳でピックアップしましたが、念の為にLGが5月に出したアナウンスを改めて日本語訳を掲載します。
「LGは2019年のテレビで、4Kテレビと8KテレビのHDMI端子全てで、フルバンド幅(48Gbps)をサポートするなど、HDMI 2.1関連のスペックのほとんどをカバーしましたが、市場状況の進展を見るに、48Gbpsを必要とするリアルコンテンツが市場で利用できないことが示されています。
LGはこのような市場状況に基づいて、2020年8Kテレビシリーズの2入力(ZXシリーズ、NANO99、NANO97、NANO95)だけにCPU&GPUを含むAI機能に最適化した2020年のチップセットのハードウェアリソースを再配分し、全帯域幅をサポートすることにしました。
そして、8Kテレビの残りの2入力と4KテレビのHDMI2.1の全ポートは、48Gbpsよりも低い帯域幅ですが、4K 120Hz、4:4:4/RGB 10bitまで対応しています。もっと早く皆様にご説明出来なかったことをお詫びします。
としています。LGの声明通りならば、2020年モデルであるNANO91は、4K 120Hz 12bit 48Gbps入力は対応しないということになります。しかし、上記の入力画像をみると、一見48Gbps入力に対応しているように見えます。
LGの声明から既に4ヶ月以上経っているので、アップデートで対応したのかよく分かりませんが、お詳しい方いましたら、ご教授頂けると助かります。
一応、当ブログの掲示板で、「NANO91はOLED C9と同じチップなので48Gbps対応だ」と指摘はありました。確かに Forbsの最新の記事(OLED TVでのRTX30の問題についてのレポート記事)でも同様の事が書かれています。OLEDのC9は2019年モデルなので、LGの言う通りなら48Gbpsに対応しているということになります。
一方、OLEDのCXは2020年モデルなので、40Gbpsまでしか入力対応していないという事なのでしょうか?一応、掲示板で情報を提供して頂いたhiro氏が間もなく到着するRTX3080グラフィックスカードとお持ちの LG OLED CXで確認してみるとの事なので、その結果待ちという事になりそうです。もし、OLED CXのオーナー様で、RTX30シリーズのHDMI2.1入力出来る環境の方がいましたら、是非情報ご提供、よろしくお願いします。
あと、NANO91ではRTX30接続でG-Syncのウィンドウモード時に輝度変化やチラつく不具合(フル画面では問題ない)がありますが、Forbsの最新記事の中でLGがファームウェアで修正出来ると考えているようで、年内には修正アップデートが来るかもしれないとの事です。
LGのNANO CELL液晶TVのNANO91は、アップデートでより多機能になり充実している4K液晶TVで、間もなく発売されるPlayStation5、XboxシリーズX、シリーズSのHDMI2.1端子の性能を発揮出来る、現時点で1番、いや唯一オススメ出来る4K「液晶」TVと言えます。
個人的には、我が家のメインはブラビアなので、ソニーを筆頭に国内勢もHDMI2.1端子を備えた(出来れば全端子)4K 120Hz入力対応モデルを発売して欲しいものです。
特にソニーは、PlayStation5を11月12日に発売する当事者でもあるメーカーにも関わらず、対応TVを発売しないというのはどうなんでしょうね、、TVとゲームの事業部の足並みが揃っていないのか、よく分かりませんが、なぜ??と思うのは自分だけでしょうか、、🔚
本日3080が届きまして、とりあえずセットしてみました。前回購入したものは初期不良だったのか画面が映らないトラブルがあり、返品できたのでよかったのですが、今回も同じようだとこちらのPC側に原因があるかもしれないとびくびくしながら電源を付けてみるとあっさり起動。ホッとしました。
さて、やはりnVIDIAのコントロールパネルでは12bitは選択不能になっていて、当たり前ですがFreeSyncインフォメーション表示でもRGB 10b 4L10と出ています。HDMI2.1端子が40Gbpsであることを了承の上で購入しましたので、ちゃんと10bitで表示できたので納得してます。G-Sync設定もできるようになって、今までできなかったのでそこはうれしいです。
あとはXboxSXやPS5とで不具合が無いといいのですけど。
ご報告、ありがとうございます!しかし、同じ2020年モデルで上位のはずのCXが40Gbpsというのも
腑に落ちませんよね、、ま、C9が48Gbpsをサポートしていて同じチップを採用しているという
NANO91が48Gbpsに対応しているという事なのでしょうけど、、
ま、でも40Gbpsだからと言って次世代機でも全く問題ないですからね。
今後GSyncの問題もファームウェアで解決してくれそうなので、ますます
LGのOLED、NANO CELL液晶モデルは次世代機用として更にオススメ機種の筆頭になりそうですね。。
国内勢も早く対応して欲しいものです。
BXはNANO91と同じチップセットですが、48Gbps出るのでしょうか…
そもそも40で全く問題無いとのことなので、BX買うくらいならCXで良いのかもしれませんが。
40で全く問題無いなら、40と48でどういう差があるのか気になりますね。
BXはどうなんでしょうね。。でもおっしゃる通りBX買うなら、CXにされた方がいいかもしれません。
要は、12bitのパネルが現在存在しないので、10bitで十分という事ですよね。
次世代機も40Gbpsで十分との事ですし、LGも48Gbpsに対応したところで現状
必要性なしと判断しているくらいなので、それほど気にしなくてもよいかもしれません。
気になる人は気になるんでしょうけどね。私は色々記事を読む限りは現状気にする必要性はないと思いました。