ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は5月12日にPlayStationの独占タイトルの新たなブランドとして「PlayStation Studios」を発表。ロゴアニメーション映像も公開されました。今後発売される対象タイトルは、最初にこのロゴアニメーションが表示される事になります。
PlayStation Studiosブランドを立ち上げた背景には、ソニーがPS5に向けて専用タイトルを更に強く支援するという目的だそうです。
ソニーに買収されたスタジオが開発するゴッドオブウォーやホライゾンゼロドーン、ラストオブアス、アンチャーテッド、スパイダーマンなどのタイトル群のクオリティは言うまでもなく素晴らしい作品でした。しかし、独立系スタジオのように感じられ、分かりやすくソニーのPlayStationブランドのスタジオに統括するのは良いかもしれません。先に昨年、マイクロソフトが買収した傘下のスタジオを統括するXBOX Game Studioを設立したのと同じ考えで、ソニーも追従した事で、素晴らしい作品を生み出す才能溢れるスタジオを自社のプラットホーム専用タイトルとして出すために支援、もしくは囲い込む流れが両社で加速する事になる可能性も考えられます。
PlayStation Studiosは次世代のPS5の発売に合わせて導入されるようですが、PS4向けタイトルにも使用していくようで、PS5専用ブランドではないようです。ブランドのロゴは対象のゲーム起動時の画面の中だけではなく、ゲームのパッケージとディスク、予告トレイラー、広告など全面的に押し出して展開するようです。こうする事で、「対象タイトル=PlayStationブランド」という明確なイメージ戦略の意図もありそうです。
SIE副社長兼グローバルマーケティング部門代表のEric Lempel氏によると、このPlayStation Studiosブランドは、SIE自身が開発したタイトルや、あるいはPlayStation Studio管理下で開発された外部タイトルにも使用され、今年の年末発売予定のPlayStation 5の発売と同時にスタートするとの事です。
この事からも、ソニーが買収していないサードパーティーでもソニーが資金を援助してPS独占契約として開発するタイトルが増える事も考えられます。
次世代機に移行し、そのプラットホームにはより強力な独占タイトルが原動力になるので、タイトルの囲い込み、スタジオの争奪戦が加速するのかもしれません。
ソニーは6月初旬〜中旬に、PlayStation5の全面的な正式お披露目イベントをオンラインで開催すると噂されており、マイクロソフトも7月には自社傘下の15ものスタジオが開発する、XBOX GAME STUDIOによる独占タイトルの詳細を発表する事が確定しており、6月〜7月にかけて今後も両社の動きが活発化しそうで両社の動向には要注目です。🔚
via Gamesindustry
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