先日、アップルの発表会でAir Tagや新型iPad Proと共に発表された新型Apple TV 4Kですが、内蔵プロセッサーがアップデートされ、よりパワフルなA12バイオニックチップが搭載され、リモコンもシルバーアルミニウムが印象的なボディ、そしてより直感的に使いやすい物にリニューアルされました。
Apple TV 4Kユーザーでもあるので、新型の存在は気になるところです。TVでもアップルTVアプリ対応したから、アップルTVなんていらんだろ?という意見もありますが、そうもいかないのです。
LGやSONYのブラビアでもアップルTVアプリが対応し、アップルデバイスなしでもTVから直接アップルTVアプリを起動して映画を観る事が出来るようになりましたが、一部の映画の日本語字幕が表示されない不具合(プレデター1、フォレストガンプなど多数)が未だに改善されておらず、(アップルTVやiPhone、iPadでは表示される。)正直、話になりません。まだまだ改善の余地ありだと思いますので、注意が必要です。
自分は、現行アップルTV 4Kを3年前に購入し、新作やセールのタイトルをちょくちょくつまみ買いしていたら、あっという間に映画ライブラリが300本を超えるまでになっています。
ついついと買ってしまうのも、やはりディスクを入れ替えずに気軽に映画を観れる上に、我が家はヤマハのAVアンプにHDMIで直結し、5-1-4のドルビーアトモス・スピーカーシステム(9.1ch)に、85インチのブラビアで鑑賞しているので迫力も申し分なく、現在は映画鑑賞システムに欠かせないなりつつあります。そして日本ではブルーレイ化されてない映画が、何気にHD版で日本語字幕版で購入出来たりします。
もちろんディスクで見る機会もまだまだ多く、ブルーレイは300本以上所有しており、まだまだディスク版で鑑賞する事も多いのは確かですが、新作の4K HDR作品はアップルTVで買う事が多くなっています。
我が家のアップルTV 4Kは、85インチのブラビアの左下後方に設置。
アップルTV 4Kで映画鑑賞する場合は、ほとんど前述の5−1−4スピーカーシステムで鑑賞しているのですが、遅い時間帯ではさすがに大音量では鑑賞出来ないので、Apple TV 4KからAir Pods Proを接続して鑑賞しています。遅延もなく快適にワイヤレス鑑賞出来ます。
Air Pods Proでも音量を上げると意外と馬鹿に出来ない迫力のある音で鑑賞出来ますが、残念な事にアップルTV 4KからAir Pods ProやAir Pods Maxで視聴する場合、iPhoneやiPadで視聴する場合は対応している空間オーディオに対応していませんので、明らかに臨場感という点では劣ります。
アップルTV 4KとAir Pods Pro、Air Pods Maxでの組み合わせで空間オーディオはより効果を発揮するので、対応していてもおかしくないのですが、何故か対応していません。Home Podでの視聴では空間オーディオに対応しているので、それも試しましたが、正直 Air Pods Proでの空間オーディオの方が「効果」を強く感じられます。
そして、最近はアップル初のハイエンドオーバーイヤーヘッドフォン「Air Pods Max」も発売されています。なぜ、アップルTV 4KではAir Pods ProやAir Pods Max視聴時の空間オーディオに対応しないのでしょう?
私は対応しているものだと思っていました。空間オーディオに対応するなら、深夜の映画鑑賞用としてAir Pods MAXも買おうとは思っているので、気になります。
そこで調べてみると、興味深い記事を見つけました。その記事では、「現状のApple TVやMacが空間オーディオに対応しない理由は、AirPods ProやAirPods Maxとの間で相対的な位置関係を検出し続けられないためだと考えられる。」と指摘されています。
しかし、アップルTV 4Kは据え置き前提のデバイスです。それにはチップが関係しているようです。
では、Apple TVやMacで空間オーディオに対応するには、どのようなテクノロジーを用いればよいのか?となります。そこでヒントになりそうなのがU1チップの存在だというのです。U1は、iPhone 11シリーズから搭載されたチップで、UWB(ウルトラ・ワイド・バンド)の通信を実現します。
確かにありそうだとは思いますが、そこで先日発表された新型アップルTV 4Kです。iPhone Xシリーズに搭載されたA12バイオニックチップを搭載して来ました。これによって高解像度映像もより滑らかに表示も出来る上に、処理速度面でも大幅に向上する事で通常動作もより軽快になるでしょう。そして、新型アップルTV 4KはHDMI 2.1端子を搭載しています。
このパワーアップした新型アップルTV 4Kで、おそらく将来的に高フレームレートなゲームも出てくるのかもしれません。とは言っても自分はアップルTVでビデオゲームはしませんが、、
更にTV OS 14.5ベータ版では、TVとサウンドバーやオーディオレシーバー間の通信で高品質なオーディオ伝送をサポートするeARCのサポートも発見されています。
これらの情報からも、明らかにアップルTV 4Kをホームシアターの中核に想定している感じさえするので、こうなるとAir Pods ProやAir Pods Max視聴時の空間オーディオにも対応してくるのも自然な流れだと思っています。A12バイオニックチップ搭載もその布石なのではないか?と推測しています。
空間オーディオは、映画でこそ進化を発揮する機能でもあるので、映画を鑑賞するデバイス用途が多い、アップルTV 4KがAir Pods ProやAir Pods Maxでの空間オーディオに対応すれば、アップルTV 4KでAir Pods Pro、Air Pods Maxで映画鑑賞という需要も更に生まれ、現在の巣ごもり需要からもこれらのデバイス需要も増すのではないでしょうか?
アップルの空間オーディオは、個人的にも今まで聴いたバーチャル・サラウンド系では最も効果を感じられるので、是非対応して欲しいと思います。
🔚
コメントを残す