ホラー映画「ヘレディタリー継承」のインパクトある内容、完成度で一躍知名度をあげたアリ・アスター監督の最新作であるミッドサマー(MIDSOMMAR)の4Kブルーレイが発売されました。
本作の美しくも衝撃的な内容も凄かったですが、日本でTCエンタテインメントから発売されたこのパッケージの完成度は見事としか言いようがない素晴らしい品質で仕上げられていました。
映画の内容はネタバレになるので、詳細な言及は避けて今回はこの素晴らしい4Kブルーレイの出来栄えにスポットを当てたいと思います。記事終盤でネタバレにまでは行かない程度の作品の感想、簡単な解説も記載しています。
到着したパッケージは4K UHD&ブルーレイの3枚組パッケージ本体とミニポスター3枚です。ミニポスターは印刷の質もよく、マットな質感の印刷でプリントされています。劇場公開ポスターデザイン、劇中の1シーンと本作の象徴的な熊が描かれたデザインと3種が封入されていました。
まず、封をトップからカッターでカットし中身を取り出すと、ヒグチユウコさんの独特のテイストで劇中のシーンが描かれたイラストが美しいスリーブケースと、淡いメタリックゴールドのこれまた美しいスチールブック、そして劇中の衣装デザインを連想する青い模様がプリントされた封書が入っています。
まず驚いたのが、やや厚めの紙で出来たスリーブケースの作りです。衣装の生地を思わせる表面のペーパーに、ヒグチユウコさんの美しくも恐怖も感じさせるイラストがプリントされ、そこに鮮やかなメタリックゴールドの模様が箔押しされており、スリーブケースだけでも素晴らしいクオリティの仕上がりです。ここまで凝った繊細な仕上げのスリーブケースは初ではないでしょうか?
そして封書に入っているブックレット、と劇中に出てくるイラストがプリントが3種類のポストカード。特に驚かされたのが、劇中のルーン文字が描かれたブックレットのペーパーの質感です。
発売元のTCEエンタテインメントのSNSによると、「コルドバ」という紙だそうで、やや落ち着いたトーンのカラー、手触りはしっとりとした質感、そこに凹凸の型押しもされた非常に凝ったブックレットになっており、装丁も凝っていて白い糸によって閉じられています。
中身は全20ページに渡り北欧ジャーナリストによる映画解説、ルーン文字解説、宗教民俗学などの専門家解説など、非常に中身の濃い解説もあり、勉強になる解説がぎっしり詰まっていて、これも例がない充実度。
そして劇中にも出てくるイラストが3つ描かれたポストカード。これをポストカードとして使うのは勿体無いので、永久保存版でしょうw
ページ2へ
- 1
- 2
コメントを残す