先日発売された、映画「ロボコップ」シリーズのビデオゲーム版「ROBOCOP:Rogue City 」。
ポール・バーホーベン監督、ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン主演で当時見た時は、題名からはよくあるB級アクション映画と思ってみたら、主演のマーフィーの生前の断片的な記憶に苦悩する姿、そしてバーホーベン監督らしく過剰なバイオレンスと残酷描写、そして映画最後のキメ台詞に痺れ、期待以上に名作になった印象でそれ以来、何回も見ている大好きな作品です。これもポール・バーホーベン監督だからこそ成し得た出来かもしれませんね。
NETFLIXでは「ボクらを作った映画たち」という70〜80年代にかけて誕生した名作映画の大変な舞台裏を当時の制作スタッフ、監督らの証言をコミカルに紹介するドキュメンタリー作品で、映画「ロボコップ」1作目のエピソードもあり、非常に興味深い内容満載で是非鑑賞をオススメします。
ロボコップ以外にもホーム・アローン、ハロウィン、13日の金曜日、エルム街の悪夢、エイリアン2、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ゴーストバスターズ、ダイハード、星の王子ニューヨークへ行くなどなど多くの裏話が紹介されており、映画ファンは必見です。
映画「ロボコップ」は、現在ならばCGなどで処理されるであろう敵ロボットなどをスターウォーズなどのフィル・ティペットが手がけたストップモーション技術で実にアナログな特撮技術も今見ると逆に新鮮です。
そんなロボコップのビデオゲームがリリースされ、トレイラーを見るとモデリングも実にリアルで、なんとヴォイスもマーフィー演じるピーター・ウェラーご本人が演じているとの事で、映画が大好きな自分としては非常に気になった作品。
今まで多くの映画はビデオゲーム化されてきましたが、多くがハズレな作品が多い印象で簡単には手が出せないんですよね。。
開発は「Terminator:Resistance」のTEYONスタジオ。「Terminator:Resistance」は私は未プレイなんですが、原作映画愛に溢れた作りでやや古臭い大味なシューターではあるものの、実に上手くターミネーターの世界をゲーム化している作品のようで、ロボコップも映画作品のファンであれば気になる存在。
そこで、発売されたばかりの本作の海外レビューを一部をご紹介しようと思います。
「ロボコップ:ローグ・シティ」は、ロボコップ2とロボコップ3の間が舞台で、アクション・ヒーローが出演したゲームの中では最高の出来だろう。
本作はファンが興奮するようなスリルをたっぷり味わわせてくれる。シナリオ重視のファーストパーソン・シューティングゲームで、映画に対する愛情と深いリスペクト、そして主人公に対する十分な理解を持ち、長大なオリジナルストーリー、楽しい参考文献、楽しめるほど安っぽいユーモアをふんだんに盛り込んでいる。
しかし、残念ながら「ロボコップ」シリーズが描くデトロイトのように、「ローグ・シティ」は非常に荒削りで、結果的に欠陥のあるヒーローになってしまったが、一緒にパトロールする分には結果的に面白い。
「ロボコップ:ローグシティ」は、2010年代前半の懐かしいシューティングゲームのような、良い意味で立派なアドベンチャーゲームを提供してくれる。
映画「ロボコップ」のファンでなければ、このゲームは他のシューティング・ゲームと比べて古臭かったり、バグが多かったりするかもしれないが、映画「ロボコップ」へのB級ラブレターとして、アレックス・マーフィーにとっては素晴らしい復帰作と言える。
と、やや荒削りな部分が多いものの、映画で見た光景、キャラクター、そしてサウンド・エフェクトをしっかりと再現し、原作映画愛に満ちた作りで楽しいとそこそこの評価。「ターミネーター:レジスタンス」と似たような感じの評価ですねw
カットシーンを見てもキャラクター関連の再現度はかなり高い印象。
ゲームの詳しい評価に関しては
「ローグ・シティ」は、あなたを人間戦車ロボコップのように感じさせることに成功している。彼は何十発もの弾丸を吸収できるほど高い耐久性があり、標的が呆然としてパニックになる中、自信満々で向かってくる砲火をかいくぐりながら次々とヘッドショットを決める無双プレイが楽しい。また、敵をつかんで部屋中に投げ飛ばすのも非常に楽しかった。
敵の数が多く、より強力な大砲を使用するようなタフな戦闘では、少ないヘルスパックのを補給するのが困難な試練となった。これはロボコップお馴染みの敵との大ボス戦で最も顕著で、敵の速くて容赦ない攻撃と、比較的機動力の限られた自分との戦いにより、高難易度では理不尽な領域に突入する。
ロボコップの特徴である弾薬無制限のサイドアームに加え、武器の種類はごく普通で、パンチという点では当たり外れがある。自動小銃はいい感じだが、ショットガンやスナイパーライフルはそれに比べると見劣りする。
敵のA.I.もただの岩のようにマヌケだ。敵はしばしばその場に立ち尽くしたり、一貫性のないカバーに入ったり、ジオメトリに引っかかったり、まれに殺し合いをしたりする。ある対決では、バイクに乗ったチンピラ2人が偶然ぶつかり合うのを見て大笑いさせてもらった。
との評価で、敵A.I.の挙動はイマイチなようですね。
それでも、アクションは基本的なミート&ポテト方式で確かなスリルを提供する。すべてが十分に機能し、楽しい時間を提供してくれる。さらに、いくつかの環境では非常に破壊しやすく、バトルにスペクタクルを加えている。「Rogue City」は洗練度や野心という点ではやや物足りないかもしれないが、チンピラを吹き飛ばして血と手足と脳みそを浴びせるという繰り返しはともかく、強烈な満足感を与えてくれる。
他には、コンバット、アーマー、エンジニアリング、推理など、さまざまな特性に割り当てるスキルポイントのシステムも楽しいようで、戦闘や探索のスパイスとなるユニークな特典が追加されるそうです。
中でも弾丸が跳ね返って敵を殺すほどのレベルになるアーマーの能力を上げるのが楽しいようです。エンジニアリング・パークでは、普通なら組み合わせを見つけなければならない金庫に、力づくで押し入ることも可能になるようです。ある巧妙なコンバット・パークでは、特定の表面からトリック・ショットを放ち、カバーの後ろにいるターゲットを排除することも可能だそう。
戦闘以外では、犯罪現場をスキャンして手がかりを探し、証拠を集め、容疑者に質問するという刑事の役目をこなすミッションもあるようです。
気になるのは、バグが結構あるようでゲームプレイの障害になることもあるようです。
敵が床に落ちていくスルーバグ、壁を通り抜けたりする傾向も。カットシーンでは、シーンからシーンへの切り替えがピクセル化(低解像度化)することもあるようで、テクスチャのポップインも多いとの事。
オーディオ・ミキシングもバランスが悪いようで、あるキャラクターは大声で話せば、別のキャラクターは普通に聞こえるなど。他にもミッションを達成したにも関わらずゲームが認識せず、セーブデータをリロードしてそのセクションを再度プレイせざるを得なかったり、ゲーム後半では引き金を引く前に特定の銃が自動的に発射されるバグもあり、弾薬を無駄する事もあったようで、結構調整不足?やバグが多めな気がしますね。。
とは言え、「ターミネーター:レジスタンス」の時の評価よりはグッと完成度も増したようで、多くのレビュースコアは概ね7点台に集まっているようです。
原作映画である「ロボコップ1〜3」好きで原作愛のある人で多少の欠点なら許容出来るファンなら問題なく楽しくプレイは出来そうです。
私も現在プレイ中のAlan Wake 2や来週発売のCOD MW3が落ち着いたら、購入してみようかなと思っています。🔚
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