3つの異なるスタジオで「パーフェクト・ダーク」に関わったという13人の元開発関係者が、IGN USAに証言したところによると、このゲームが多くの問題を抱え、開発が難航していた事が明らかになっています。
最近の報道では、『パーフェクト・ダーク』がエピソード形式で分割してリリースするという方向性とも伝えられているが、ゲームの発売がまだまだ先である事を考慮すると、まだ変更される可能性もあります。
アクティビジョンと当時スクウェア・エニックス傘下のクリスタル・ダイナミクスで「トゥームレイダー」のリブート作の開発責任者を務めたダレル・ギャラガー氏が率いるXbox Game Studio傘下の「The Initiative(ザ・イニシアティブ)」スタジオは、2018年に設立以来、「パーフェクト・ダーク」のリブート作の開発に取り組んできました。
近未来の世界を舞台にしたシークレットエージェントが主役のスリラーFPSアクションで、「RARE」スタジオが2005年にXbox 360で発売した『パーフェクト・ダーク ゼロ』以来のシリーズ新作となり、ファンの間でも期待されています。
このプロジェクトは、2020年に華々しく発表されましたが、それ以降、何年にもわたって開発が頓挫したため、何も発表されていません。
2019年から2021年にかけてゲーム開発に携わったCertain Affinity社との共同開発パートナーシップでの軋轢、The Initiative社が多くの人員削減などが含まれていると報じられています。
昨年の2022年3月には、Xboxスタジオで昨年1年の間で “猛烈な勢いで “開発上級職の離職が相次いでいたようで、事実SNSでも幹部クラスの方の離職が多く確認されています。
2021年9月には、突然クリスタル・ダイナミクスと提携し、「パーフェクト・ダーク」を共同開発することが発表されましたが、IGNによればこのプロジェクトは昨年、実質的に「アンリアル・エンジン5」で“ゼロ”から開発がリスタートしたそうです。
IGNに語った情報筋によると、「Perfect Dark」は戦闘やスパイ活動に、「スパイガジェット」と実験的な移動技術をミックスしたようなストーリー重視のFPSになるとの事。まだまだ先が長いとはいえ、ようやく正しい方向に進み始めたとされています。
Xbox Game Studiosのボスであるマット・ブーティ氏は昨年、大規模なゲームを1つのスタジオが手がける時代は「とっくに終わった」と語っていましたが、IGN取材に対し、「5月に『パーフェクト・ダーク』の「完全なレビュー」を行った。数々の困難を経て、The Iniativeとクリスタル・ダイナミクスの開発は軌道に乗った。」と語っています。
中々、追加情報が出て来ないと思っていたら、やはり開発が難航していたようで、ようやく正しい方向性見出して開発が軌道に乗ったようです。
前述のように突如クリスタル・ダイナミクスとの共同開発発表、中々出てこない新情報などで、素人目にも開発が難航しているんじゃないか?と思っていましたが、どうやらそうだったようです。
しかし、3年経過して開発初期段階というのは、相当な開発資金が藻屑と消えたかもしれません。
何年先になるか分かりませんが、期待に応えられるような傑作に仕上がる事を祈るばかりです。🔚
via IGN USA
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