米上院情報委員会は、2024年の新情報授権法(IAA)を全会一致で承認したようです。同法には、異常な未確認異常現象(UAP)条項も含まれているとの事。
この法案の注目すべき項目は、不法なUAPプログラムに対する米国政府の資金提供の停止、そして人間以外の起源と思われるオブジェクトや物質を所持している疑いのある国防請負業者(軍事産業)への法的恩赦の提供などが含まれているようです。
恩赦規定については、米国政府を通じて入手したUAP関連の資料や情報を保有している防衛関連企業などが、法案成立後60日以内に、政府のUAP調査専門部署であるAARO(All-domain Anomaly Resolution Office=全領域異常解決局)に自主的に開示しなければならないというものです。
その後180日以内に、この新法の適用を受ける防衛請負業者は、開示された情報や資料をAAROが評価、分析、検査を利用可能にしなければならないのです。そしてこれには、『地球起源でない、あるいはエキゾチックな未確認異常現象の資料』も含まれるようです。
もしこの法案を遵守すれば、潜在的な違法UAPプログラムに携わる国防請負業者は『刑事・民事上の処分を受けない』ことになります。
これが意味する事は、軍事産業でUAPのリバースエンジニアリングや物質の解明に携わる内部関係者が表に出やすくなる事にも繋がります。
ある情報筋によると、上院情報委員会のメンバーでもあるマルコ・ルビオ上院議員や先日のUAP公聴会で議長を務めた、キルスティン・ギルブランド上院議員は、複数の情報源から非常に説得力のある信頼できる情報を入手しており、それがこの驚きの内容の法案を形成しているとのことです。
もうひとつ提案されている規定には、「特別なアクセス」「制限されたアクセス」の下で保護されている、潜在的に違法なUAP活動からの資金提供を取りやめることを目的としているそうです。
これは、そのようなUAP関連活動が『議会の適切な委員会に対して、正式に、公式に、明示的に、具体的に説明され、正当化されていない』場合に適用されるようです。
NewsNationのルビオ上院議員のインタビューによると、グラシュ氏と同様の主張をする政府関係者の中には、”高いクリアランス=高度秘密接近許可 “を持つ公人もいるそうです。
“率直に言って、彼ら(内部告発者)の多くは自分の仕事を非常に恐れ、自分に危害が及ぶことを恐れているのです。
私たちがすべきことは、成熟した、つまり、彼らの主張を理解し、耳を傾け、これらの情報の断片をすべてまとめることであり、偏見を持たず、結論を急がず、情報をデータとして取り入れることだと思います。”
とルビオ上院議員は述べています。
これはかなり深層部にまで踏み込んだ内容で、ブラックプロジェクトへの資金源さえも絶とうとする強い姿勢で、正直ここまでするのか、、と驚きです。
議会は以下の具体的な活動内容に言及しています。
未確認の異常現象物体機、またはそのような機体の一部や部品を捕獲、回収、確保することを第一、第二、または不測の事態の任務とする、政府または請負業者要員の募集、雇用、訓練、装備、運用、および警備の提供。
さらに、法案ではUAPに関連する別の活動にも言及しており、保有する機体のリバースエンジニアリング(逆行分析)の可能性について潜在的に疑いを抱いていることを示しています。
上院版の情報認可法案に追加されたこの特別な文言は、「人間ではない」起源の物体を回収、分析し、利用するための数十年にわたる秘密の取り組みが、議会の監視なしに違法に運営されてきたという内部告発者の最近の驚くべき申し立てを反映したもので、結果的に内部告発の内容が大きな信憑性を与えるものです。
さらに法案では、このような活動を知る個人に対し、関連するすべての情報を開示するよう指示し、定められた期間内に適切に報告された場合には法的免責を与えられます。
さらに、法案の20ページ近くは、内部告発者に対する一連の法的保護を強化するとともに、そのような個人が議会に直接連絡することを許可することで、最近の出来事に直接対処しているように見えます。
上院情報委員会を超え、国の情報機関を監督する強力な調査機関は、前述の内部告発者の主張(UFO関連の秘密アクセス・プログラムが議会から違法に隠されているという主張)を、”信憑性があり、緊急性がある “と判断した事になります。
さらに、2つの報告書によると、複数の軍、情報機関、軍事関連企業の関係者が、アメリカ政府または民間企業が「人間ではない」可能性のある複数の物体、物質を所有しているという主張を裏付けています。
内容を見るに、先日衝撃的な内部告発を公にしたデイビッド・グラシュ氏の主張内容に近いので、前述の委員会メンバーはグラシュ氏だけでなく、他の関係者と思われる人物からも話を聞いていたようです。
事実、昨日のNewsNationの取材に対し、上院情報委員会のメンバーであるマルコ・ルビオ上院議員が、UAPの内部告発者はデイビッド・グラシュ氏だけではなく、他にも複数いることを述べたそうです。
このルビオ上院議員の言う内部告発者が複数いるという話は、先月にUFOドキュメンタリー『The Phenomenon』の製作者でもある、ジェームズ・フォックス氏が明かしていました
リバースエンジニアリング計画に関わっていた内部告発者らは、国防総省内のUAP調査を統括するAARO(全領域異常解決局)のショーン・カークパトリック所長に対して驚くべき「リバースエンジニアリング計画」について証言したようですが、最近の報道では内部告発者らがAAROのショーン・カークパトリック氏を信用していないようで、「議会で直接証言したい。」とも言っているようです。
先月、フォックス氏が複数の内部告発者らに会い、インタビューをカメラに収めてある事を明かしています。これはデイビッド・グラシュ氏が公に内部告発インタビューが出る以前に述べたことです。
“内部告発者らの資格証明書の写真を見ました。人数は3人以上です。そして、彼らは自分たちの証言も話しています。問題は、国防総省AAROのショーン・カークパトリック局長が、内部告発者から得た証言内容を誰と共有するかということです。
内部告発者がAAROに証言した内容を、もし米国政府、AAROが明らかにしないのなら、私たちは水面下で起きている事を世間に知らせるために、カメラに収めた内部告発者らのインタビュー内容を公開するつもりです。これが、今ワシントンDCの水面下で現実に起こっていることなのです。”
と衝撃的な事実を述べており、AAROがかなり衝撃的で重要な告発内容を得ているようです。
しかも驚くべき事に、その内部告発者らは
「私の証言を信じなくてもいいですが、このプログラムの名前、場所、関与する人物の名前をお話します。もしセキュリティ・クリアランスを与えてくれれば、私がそのラボに案内もします。」
とまで述べているようです。
どうやら実際に関与する人物名、部署、そして地球外起源の物体や物資の研究、開発している場所までもが公にされる可能性すらあるようです。
さすがにここまで踏み込むと、米国の安全保障の領域でもあると思われるので、機密扱いで公には出来ないレベルのような気もします。
この数週間前にフォックス氏が述べた事が、今になって上院情報委員会のメンバーでもあるマルコ・ルビオ上院議員の話によって事実であった事が証明された形です。
英国防省でUFOを公式調査、現在はUFOジャーナリストのニック・ポープ氏は、
“プロジェクトに携わる内部告発者は暴露する事に報復を恐れて慎重ですが、最初の数人が発言し新法案で保護されれば、他の人々も続いて名乗り出ると思います。”
と述べ、グラシュ氏に続いて続々と出てくる事に期待しているようです。
デイビッド・グラシュ氏ら複数の内部告発者らが出て来た事で、明らかに今までの流れが大きく変わり始めていることは確かと言えるかもしれません。今後、更に多くの内部告発者が表に出てくる可能性が出てきました。
何かの大きな結末に向かって徐々に情報公開が始まったのでしょうか。。
IAA(2024新情報授権法)は、国防授権法と連動して、2023年12月にバイデン大統領によって署名される予定です。そうなれば、防衛関連業企業は遅くとも2024年3月までにUAPに関する具体的な情報や資料を開示しなければならなくなります。
しかし、バイデン大統領がこの法案に署名すればの話です。公に出したくない勢力からすれば、全力で阻止したいでしょう。水面下ではかなりの綱の引き合いがあると思われます。
しかし、UFO史70年という歴史の中で、これほどまでに米議会がUAPやその闇のプロジェクトなどを追及し始める事は想像すら出来ませんでした。
2023年12月までに何か大きな出来事(事件)が起きて煙に巻かれてしまう可能性もあります。
今後の動向にも注視して行きたいと思います。🔚
最近ここを見つけ、素晴らしく質の高い情報に興味津々で読ませて頂いています。素晴らしい記事をありがとうございます。
私は10歳頃、空中を飛行していたメタリックな円盤型UFOを目撃して以来30年近くUFOマニアで色々調べて来たのですが、今だにUFOを単なるオカルト系だと間に受けない人が殆どで、
その浅はかさに悲しくなるのですが、まともに米国で隠されていた情報が公の元に晒されつつあるのは歴史の大きな節目を目撃しているような気持ちです。
長きに渡りUFO/UAPはオカルトだと刷り込まされてきたので世界的に民主的な反応が今も薄いですが、情報をリークしている元米政府高官や元米軍・NASA職員の話が事実なら人類史最大の衝撃だと思います。
それは大変なインパクトで今後教科書の内容から変わるかもしれません。
自分はオカルトではなく本当にあれは(科学的観察として)何者なんだ?
という視点でUFO現象を追ってきたのでその辺の情報が開示されつつあるのが驚きです。(00年代のディスクロージャープロジェクトの役割が大きいかも知れません)
長年、NASAはクルーの証言含め確実にUFO現象を認識し記録・研究し続けてきている筈なのに、何故”火星で生命の痕跡を探す”など言っているのだろう?と思っていました。
何故アポロクルーの多くが、知的生命文明の証拠たるUFOを目撃(撮影)している筈なのに火星の微生物を探してるのか。
そのダブルスタンダードは何なんだ?と疑問でした。目の前、空、海に火星の微生物より重大な存在がいるだろうと?
今後、だんだん明かされて来ているのを見守りたいと思います。
当ブログにお越し頂き、そしてコメント欄投稿、ありがとうございます。
実際にUFO(UAP)目撃を体験されたのですね。
私も、幼少の時に母親と犬の散歩中に、オレンジ色に輝く明るい楕円形の物体が滞空していて
その後、ゆっくり動き出し、その後下に少しバウンドする動きを見せた途端に急上昇して
消えたのを目撃して、母親もびっくりしていた事を思い出します。
あとは、10年程前に、バイクで友人と走りに出かけた帰り、もう暗くなり熱海〜湯河原のPAで休憩中に
夜空を眺めていたら、灰色の巨大なV字型の物体が音もなくかなり速い速度で空をあっという間に横切ったのを
みた事があります。鳥の群れとは明らかに違う速さでした。私は視力が2.0と良いこともあり、
あれは間違いなく異質な飛行物体でした。灰色なのですが、周囲がボンヤリと薄暗く光っていたのが印象的でした。
他にもよく空の雲を撮影するので、白い物体が物凄い速度で雲の上を横切っていくのも何回か見ています。
そんな経験もあり、間違いなくこの地球上を異質な飛行物体が飛んでいることは確信していますので、
オカルト系、宗教系のような扱いには同様に残念ですよね。。
確かに2000年代にグリア博士の行ったディスクロージャー会見も大きいですよね。
しかし、先日行ったグリア博士の会見は大手メディアがほとんど触れていないのも
何かあるのかなと感じています。
故ハリーリード上院議員が、UFOドキュメンタリー映画の中のインタビューで
ゴードン・クーパーとカメラクルーが、1957年にエドワーズ空軍基地に円盤型のUFOが着陸した様子を
フィルムに収めたものが、実際に存在することを明言しています。しかし、そのような多くの決定的な映像の
多くが、ほとんど日の目を見ないと断言しています。
最近は、多くの墜落回収プログラムに直接関係する“複数の”内部告発者が
国防総省のAARO(全領域異常解決局)に名乗り出て証言しているのも驚きですね。
上院情報委員会の上院議員が彼らに焦点を絞った公聴会を計画しているようなので、
公聴会でとんでもない情報が出てくるかもしれませんね。
結果的に、飛躍的な技術(反重力?電磁気推進?)の飛行物体を所有しつつ、
一方ではロケットやジェットの飛行機を製造しているダブスタ状態から推察するに、
地球の経済構造、産業構造、エネルギー産業などへの甚大な影響から、直ぐには公に出来ないの
かもしれませんね。
でも、議会や公聴会で、このような議題になっている事から、大きな転換期になっているのかも
しれませんね。