【DF】『バイオハザード RE4』リメイク、修正パッチ1.04でどのように改善したのか?

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『バイオハザード RE4』がリリースされて約3週間が経ちました。私も4周目に突入して、無限ロケランやシカゴタイプライター、アシュリー鎧など解除して楽しんでいます。

発売されて作品自体の評価は素晴らしいものの、グラフィック関連の問題やパフォーマンス、XboxSeriesコンソールのコントローラーのレスポンス問題などありましたが、最新パッチ1.004がリリースされた事で、何が改善したのか気になるところ。

テック解析で有名なデジタルファウンドリーが早速検証動画を上げています。

『バイオハザード4 RE4 』のリメイク版の発売時は、グラフィックの問題、一貫性のない不安定なパフォーマンス、酷いスクリーン・スペース・リフレクション(SSR)、特にXbox Seriesコンソールでのコントローラーレスポンスの問題など、多くの問題を抱えた状態でした。

最近リリースされたタイトルアップデート1.004で、ファン待望の「マーセナリーズ・モード」が追加され、前述の問題の多くが修正されているようです。

ローンチ・バージョンの問題は画質で、すべてのコンソール・バージョンではノイズの多い映像で、PS5はさらにリコンストラクション(再構成)の問題が指摘されていました。

新パッチではこの部分に変更が加えられて改善こそしたようですが、DFによると結果的には「若干微妙」な状況のようです。

良い結果としては、PS5固有の問題はある程度解決され、多少のアーティファクトはあるものの、よりシャープな外観になっているとの事。

Xbox Seriesでは、エイリアシングが大幅に増加、よりシャープな印象になりました。解像度は発売時と同じようで、Series Sではパフォーマンスで1080p、画質モードで1440p、Series Xではパフォーマンスが1800p、画質モードでは2160p、PS5ではパフォーマンス1944p、画質モードが2160pとなっているようで、これはすべてパッチ1.002と1.004での画像処理の違いに起因しているとの事。

『RE8 ヴィレッジ』は、コンソール版では『RE4』リメイク版よりもきれいなグラフィックで、しかも木々の葉なども多い世界観が特徴でした。

DFは、RE4リメイクについて

「もっと積極的なチェッカーボードにするか、ネイティブ解像度で画素数下げるなどした方が、このタイトルの映像傾向には合っているかもしれない。カプコンはこのアプローチについて再考する必要があるのではないだろうか。」

としています。

RE4は、全体的に暗い場面が多くコントラストが低い傾向の映像なので、よりソフトで安定した最終画像になる事を期待している。としています。

PS5では、「レンズ歪み」オプションは、以前のような低解像度の汚れた感じではなくなり、正しく描画されるように改善したようです。DFではこれらのオプションをオフにすることを推奨していますが、少なくともデフォルトのままでも、画質への悪影響はなくなったとの事。

個人的には、レンズ歪み、被写界深度はOFFにしています。最近は他にもモーションブラー、レンズフレア効果、フィルム粒子(フィルムグレイン)などもオプションもありますが、私は全てOFFにした方が好ましいので、全てOFFにしています。

そして、ローンチ時のもう一つの大きな問題としてDFが指摘していたのが、低解像度のRTリフレクション(RT反射)と非常に貧弱なSSRでした。

DFによると、これらは以前の「REエンジン」から引き継がれた問題だそうです。

最新パッチでは、PS5とSeries Xの両方でSSRが一切なくなり、状況やビジュアル設定の切り替えによって、キューブマップやRT反射に置き換えられているとの事。

DFによると、設定上では事実上ダウングレードとなるようですが、DFのレビュアーのオリバーさんから見ると、これは間違いなく正しい方向の改善で、発売時のレビューで指摘していた事のようです。

Series Sでは、スクリーン・スペース・リフレクション(SSR)はほとんど消えていますが、パフォーマンス・モードで再読み込みを行うと何らかの理由で再び表示されることがあるようです。これが意図的な変更なのか望ましくない副作用なのか、恒久的な変更なのかどうかは不明なようですが、SSRが完全になくなったとしたいようです。

より適切に動作するSSRが理想ですが、そこでの改善は期待できないと思われるとの事。

本作は、発売時グラフィカルな問題だけではなく、パフォーマンスも特に優れていませんでした。ほとんどのモードの組み合わせでロック(固定)されていなかったため、PS5とSeries Xは最低構成でより60fpsを安定して保持していた一方、Series Sは一貫してパフォーマンスが悪かったようです。

この点についてはかなりの改善が見られたようで、Series Xではローンチ時と比較して5~10fpsのアドバンテージがあり、デフォルトのフレームレートモードでは常に60fpsで安定して動作しているのがDFの検証ビデオでも明らかです。

画質モードは、ローンチ時のフレームレートモードとほぼ同じで、50fps前後で底を打ち、ほとんどのゲームプレイが60fpsかそれに近い値で動作します。しかし、すべてのグラフィックオプションをオンにすると、シーンの負荷によってフレームレートがより大きく上下し、最悪の場合40fpsになることもあるようです。

自分が確認した中では変異したサラザール戦で、VRRのディスプレイ環境でも画面がブレてフレームレートのドロップを感じたので、VRRでもカバーしきれない程の相当な幅でフレームレートが落ちた事が分かります。

Series Sは、チャプター5の冒頭の雨のシークエンスなど、いくつかの特定のシーン以外では、フレームレートモードで60fpsを維持し、初期よりもかなり安定した動作をしているようです。画質モードは30fps半ばで底を打ち、かなりぎこちないレスポンスになるようですが、これは「RT反射」を考慮すれば仕方ないとのこと。

PS5ではパフォーマンス改善が今ひとつはっきりしていないようです。フレームレート・モードは、60fps固定で、実際は問題はありませんが、これは私がローンチパッチで観察したものと似ています。解像度モードは、大きな負荷がかかると50%台前半から半ばで推移、オプションを全てONの状態では40fps台半ばで推移することが多いようです。

PS5がなんらかの効果が向上している可能性もあるかもしれないそうですが、もしそうなら、Xbox Seriesの向上より控えめかもしれないとの事。ま、PS5版は元々Xbox版よりパフォーマンスは安定はしていましたからね。

個人的に一番、感じたのはXboxシリーズのコントローラーのスティックのデッドゾーンの問題が改善された事。発売当初は画面に反応が出るにはスティックの可動域の40%程度を動かさないといけなかったので、そのせいでレスポンスが非常に重く感じ、エイムが非常にし難かったので、パッチ配信後プレイして感じたのが、この改善でした。エイムが格段にしやすくなり、その差は歴然です。この改善効果は大きいですね。

DFも、このパッチによる改善効果で、Xbox Seriesコンソールのコントロール・レスポンスが格段に良くなり、『RE2』や『Dead Space』などのゲームに匹敵すると高評価。

今回の修正パッチ1.004では、修正以外にもファン待望の無料DLC「マーセナリーズ・モード」が追加され、キャンペーンで登場したエリアを敵で埋め尽くし、時間制限を設けてポイント獲得を目指してプレイします。

「マーセナリーズ・モード」パフォーマンスは、基本的にゲーム本編の激しい戦闘エリアと同じレベルの負荷があるようなので、「パフォーマンス・モード」でのプレイを推奨しています。

デフォルトのフレームレート・モードでは、3機種とも60fpsで動作するとの事。「ストランド・ヘアー」のオプションは「マーセナリーズモード」では完全に無効になっているようで、『マーセナリーズ・モード』では一切ONにすることができません。

結果的に『RE4』リメイクはローンチ版からは大幅に改善されているものの、まだまだ改善すべき部分も多いようです。

ストランドヘアーは、現時点でもデフォルトのカードベースヘアーよりも不自然で良くないようです。RT(レイトレーシング)はかなり限定的で低解像度。

画質重視(解像度重視)のモードのパフォーマンス向上、更には30fpsに固定する機能も歓迎としています。

カプコンは全機種で画質を少し見直しましたが(PS5では本格的に改善)、最終的な画像にはまだ問題があり、よりソフトで安定した画像がRE4の作風には合っているとの事。

DFでは、チェッカーボードより安定した「テンポラル・スーパーサンプリング・アンチエイリアス・オプション」に移行することで、より良い結果を得られるかもしれないとの事。

最終的に今回のパッチ1.004で、ゲームはローンチ時よりも改善はされており、ゲームの重要な問題は部分的にですが良くなっているようです。

最近のクラシック・タイトルのリメイクの中でも最も優れた作品のひとつであるこの作品を更にブラッシュアップされる今後のパッチに期待したとの事。

という事で、1.004パッチでかなり改善されたとは言え、まだまだ完璧とは言えないようです。パフォーマンスに関しては、全体的には私がVRR対応ディスプレイでプレイしている限りは、それほど気にならないレベルではあります。

前述の通り、Xbox Seriesのコントローラーレスポンス改善、Xbox Series Xでプレイしている私の場合は、これこそが今回のパッチ1.004での改善点では一番大きいと思います。あとは、Xbox Series Xで見られた画面の一部の描画欠落のバグ(後半で散見)も改善されていました。

後は、オリジナルの『バイオハザード4』であった最強武器レーザー光線銃「P.R.L 412」も追加されると楽しそうですね。今後のアップデートが楽しみです。🔚

via デジタルファウンドリー

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