『Cyberpunk 2077』にパッチ1.61が配信されましたね。様々な不具合の修正がされていますが、グラフィックス向上に貢献氏そうな機能が新たに対応しています。1.61パッチノートは、公式サイトをご覧ください。
それは、AMDの「FidelityFX 2.1 Super Resolution」(以下 FSR2.1)
「FSR 2.1」では、アルゴリズムの一部を大幅に変更し、更なるゲーム映像の高品質化の向上、ゴーストやシマリングなどのアーティファクトを低減することが可能になったAMDの最先端テクノロジーですが、PCおよび新世代機家庭用ゲーム機版のみ対応で、PS4世代やXbox One世代機には非対応です。
簡単に言えば、より低い解像度でレンダリングを行い、解像度を引き上げて映像出力することで負荷が軽減され、パフォーマンス(フレームレート)を高め、安定させる機能です。もちろん、高精細さも向上します。
nVIDIAのDLSSと細かな点では同じではありませんが、基本的な機能は同じです。
素晴らしいのは、AMD RadeonシリーズのGPUだけでなく、競合他社のGPU製品でも利用できる点が特徴で、開発に必要なリソースはオープンソースで公開されています。
AMDは既に対応予定の45ゲームタイトルリストを公開しており、『Cyberpunk2077』がようやく今回の「アップデートパッチ1.61」で、がFSR2.1に対応したというわけです。
先月10月末に発売された『 CALL OF DUTY:モダンウォーフェア2 』は、 FSR2.1ではなく、Fidelity FX CAS(Contrast Adaptive Sharpening )に対応しています。FidelityFX CASは、ゲームの描画処理で発生してしまう“ボケ”を補正するための機能ですが、今回の「サイバーパンク2077」に対応された「FidelityFX 2.1 Super Resolution」FSR2.1こそが最新の技術で、本命と言われていた機能です。
実際に『Cyberpunk 2077 』バージョン1.61をプレイしてみると、キャラクターの肌の質感、車の室内の内装など、様々な箇所のテクスチャの高精細さが向上していて、一目で効果が分かるほどです。コンソール版ではグラフィック設定項目にFSR2.1のON、OFF項目はなく、強制ONのようです。
しかし、シャドウなどのエフェクト品質が改善されるわけではないので、たまにシャドウ品質の低さが目につく場面もありましたが、ハイエンドPCでプレイしてた自分でさえ、コンソールでここまで精細感が向上するとは思いませんでした。
今後、続々とFSR2.1採用タイトルが増えてくるでしょうし、「アンリアルエンジン5」採用のタイトルも出てくるでしょうし、そうなるとコンソールゲームのグラフィックも大きく向上しそうで、そうなるとようやく次世代感を感じる事が出来そうで、楽しみです。🔚
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