【ネタバレ要注意】「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」ヴィセーリス王役のパディ・コンシダイン、ヴィセーリス王にとって悲痛な第8話を語る。

       

これ以降の記事には、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第8話のネタバレとなる内容が多く含まれており、まだご覧になられていない方は、読まれない事をオススメします。念の為に、行間を空けておきます。

                

                  

                 

                  

                  

                  

                  

                 

                   

                

                   

                  

                 

                      

                    

「ハウス・オブ・ドラゴン」は早くも第8話まで公開され、残すところあと2話となりました。

ヴィセーリス・ターガリエン王を演じるパディ・コンシダインが、ヴィセーリス王の運命、そして最大の過ち、そしてこれから起こる「完全な騒乱と狂気」についてTHRのインタビューで語っています。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第6話で第5話から一気に10年後にタイム・ジャンプに続いて、6年というタイム・ジャンプとなりました。レイニラ・ターガリエンやアリセント・ハイタワー、ヴェラリオンの息子たちは更に成長し、キャストも変わっています。

6年後となる第8話の冒頭では、ヴィセーリス王は更に衰えており、王の命が徐々に尽きつつある事が明らかになります。

ハンセン病の一種に冒された王は、毎週毎週衰弱し、既に体の一部を失い、グロテスクな腫物が現れ、その間に宮廷では後継者選び(娘のレイニラ・ターガリアン)に不満が出ています。

第8話で、ヴィセーリス王は顔の半分を包帯やゴールドのマスクで隠し、まるでゴシック・ホラーに出てくるキャラクターのような容姿になり、反目し合う一族の不和を解消し、王政の衰退のきっかけになってしまうかもしれない、内戦だけはなんとしでも防ごうと必死の姿を見せています。  

ヴィセーリス・ターガリエンを演じる、俳優のパディ・コンシダインは、ターガリエン一族同士の対立から衰退するのを阻止するために最後の力を振り絞りますが、その甲斐虚しく失敗してしまうヴィセーリス王の悲痛で悲壮に満ちた見事な演技を披露しています。

パディ・コンシダインを見事なまで老けさせた特殊メイクアップやパディの見事なパフォーマンスは、来年のエミー賞候補にもなるでしょう。

昨年春、ハリウッド・レポーター(THR)は、パディ・コンシダインのオンライン・インタビューで彼のキャラクターの運命について語っています。

“私は、彼の生き方はとても高貴で、威厳があると思います。彼はある苦悩に苦しんでいます。彼は基本的にハンセン病の一種を患っており、それが体を蝕み骨がもろくなり始めているんだ。

肺の機能も低下し始め、彼はただゆっくりと近づいている恐ろしい死を待っている。

ヴィセーリスは、弟のデーモンより何歳か年上なだけだ。彼を著しく老けさえたのは、権力が人に与える影響のメタファーだ。彼は私利私欲のために権力を利用しないが、彼は権力に酔っているわけではなく、王という権威に大きな責任を感じているんだ。

しかし、王であることは、肉体的にも精神的にも非常に負担がかかるんだ。だから、そんな彼が衰えていくのを演じるのが面白かった。彼はただターガリエン家にとって良いことをしようとしているのです。ヴィセーリスは去る前に一言、感謝の言葉を述べています。

パディ・コンシダインは、

“ヴィセーリスは、そもそも王になる機会を拒むべきだったんだ。それがヴィセーリス唯一の過ちだと思う。王位はレイニラに渡せと言うべきだったんだ。私はそんなものいらない。俺はドラゴンを飛ばして、街の極悪非道な場所で女たちと楽しい時間を過ごすんだとねw”

“ヴィセーリスは、第二の家族に対して良い父親であることを怠っていたのではないかな。彼はその子供たちに力を注ぐことを怠ったのだと思う。子供たちはヴィセーリスのことを好きではなかったんだ。

ある日、撮影現場で息子役の俳優の一人が、『パディ、ヴィセーリスは俺たちを憎んでると思う。だってあなたは、自分の子供を憎んでるんですから。』って。私は「すごい!」と思ったんだ。彼がそう言ったのは、とても深い意味があったんだよね。

ヴィセーリスは、自分の子供を嫌ってはいないんだ。ヴィセーリスはただ、レイニラのようには彼らを愛していない。レイニラの母であり、ヴィセーリスの妻エンマはヴィセーリス王の最愛の人だから。

ある意味、ヴィセーリスには責任がある。なぜなら、彼は男の跡継ぎが欲しいと強く願っていたが、エンマは何度も妊娠に失敗し、彼女に何度も子供を作るように迫ったことに大きな責任を感じているからだ。それが彼の大きな後悔だと思う。結果的にヴィセーリスがレイニラを後継者に選んだ理由のひとつでもあると思うが、そこにはちょっとした罪悪感があるんだ。

王の死はドラマの流れを大きく変える転換点となるから、今後は視聴者としてこの後の展開を楽しみにしているよ。この先で起こることは完全な騒乱だ。ヴィセーリスが防ごうとしたことが、全て起こる絶対的な破壊と騒乱と狂気だよ。”

と、興味深い事を述べています。

「ゲーム・オブ・スローンズ」をご覧になった方ならご存知の通り、全10話のエピソードの終盤である第9話では、ドラマの大きな転換点となる様々な出来事が起きています。

個人的に印象深いのは、やはりシーズン3第9話の「血のウェディング(レッド・ウェディング)」でしょうね。

まだ「ゲーム・オブ・スローンズ」をご覧になった事がない方のために、詳細な言及は避けますが、想像を絶する悲劇が起きます。放送当時は、視聴者の間でも大騒ぎになり、YOUTUBEでもリアクション動画が沢山あります。

既にご覧になった方は、是非とも見てみてください。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」でも、ここまでとは言わないまでも、この様な悲劇がまた起きてしまうのでしょうか。。残りあと2話は非常に気になるところです。

via THR

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