数日前、ソニーが突然一部の国でPS5の値上げを公式ブログにて発表しました。
悲しい事に、そこには日本も含まれており、9月15日より5,500円値上げされて発売されます。
- PS5(Ultra HD Blu-rayディスクドライブ搭載版):60,478円(税込)
- PS5 デジタル・エディション: 49,478円(税込)
そして、ソニーはより軽量化されたPS5の改訂モデルをひっそりと発売したようです。
オーストラリアのゲームサイト「Press Start」は、今週からオーストラリアで新モデルが登場し、PS5のディスク版とデジタル版の両方がかなり軽量化されたと報じています。
新型ディスクドライブ・モデルの型番は「CFI-1202A」、重量は約3.9kg(8.6ポンド)となり、2021年の改訂版(約4.2kg / 9.2ポンド)から約300g=7%、初代のオリジナルモデル(4.5kg / 9.9ポンド)からは、さらに約600g=13%軽量化されたようです。
デジタル・エディション・モデルの型番が「CFI-1202B」となっており、同様に軽量化され重量は約3.4kg(7.5ポンド)となり、初代オリジナルモデルの重量約3.9kg(8.6ポンド)から約500g=13%も減少しています。
この軽量化で、最新のディスクドライブ・エディションのPS5は、初代デジタル・エディションPS5と同じ重さになったという事になるようです。
報道では、両モデルが再び軽量化された理由は現時点ではまだ分からないようです。
ソニーは昨年、PS5の改良モデル「CFI-1100A」を発表し、銅製ヒートシンクの縮小、アルミ製ヒートシンクなどに変更によって約300グラムの軽量化を実現しました。
しかし、これはソニーの決算資料からも明らかなように、実質的にコストダウンで収益性改善が主な目的だったと思われます。
新型の「CFI-1202A」の内部で実際に何が変わったのかは、気になるところです。いずれ、YOUTUBEで分解して比較するレポート動画で判明する事でしょう。
噂では、新型PS5モデルには新しいAMD製6nmチップセットを使用するのではないかと言われています。これはAMDの新しいチップなので、入手性はかなり良くなるらしく、ソニーはPS5コンソールをより速いスピードで生産できるようになるとも。
このチップセットは、すでにPS5に搭載されている7nmのAMD製カスタムCPUとはかなり異なるものの、大きな性能変更はないとみられ、ソニーは純粋に生産効率のためにこの変更を行ったとも推測されています。
ソニーのPS5の新モデルは、米国以外の主要市場での値上げとほぼ同じタイミングで発表されたようです。ソニーは、英国、欧州、日本、中国、オーストラリア、メキシコ、カナダでPS5を値上げします。ヨーロッパでは約10%、日本では約10%、イギリスでは約6%の値上げとなっています。
この値上げによって、今後のソニーのゲーム事業にどのような影響があるのかはまだ明らかではありませんが、マイクロソフトはXbox Series XとXbox Series Sの値上げについて
“ファンの皆様に、素晴らしいゲームの選択肢を提供するために、私たちは常にビジネスを評価しています。当社のXboxシリーズSの希望小売価格は299ドル(250ポンド、300ユーロ)を維持し、XboxシリーズXは499ドル(450ポンド、500ユーロ)です。”
と声明を出しており、現時点でXboxの値上げはしないとしています。ただし、日本は円安状態が続いているので、このままですと心配ではあります。
少なくともマイクロソフトはソニーのPS5値上げを好機とみて、値上げを踏みとどまっているのかもしれません。🔚
via PressStart
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