【遂にスタート!】「 ハウス・オブ・ザ・ドラゴン 」第1話の個人的な感想と、第1話の公式インサイド・ストーリー動画の日本語訳。

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遂にスタートした、「ゲーム・オブ・スローンズ」の172年前のターガリエン家全盛期を描いた前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」。

「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終シーズン8から早3年が経過しており、「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンからすれば、長い3年でした。

当初、ナオミ・ワッツ主演でターガリエン家を描いた作品がHBOで数十億円かけてパイロットが製作されたものの、なんとキャンセルでお蔵入りという衝撃ニュースに、落胆したファンも多かったはずです。

そして、遂に日の目を見た「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」。

既に、公開前からの予告編などで、主人公のレイニラ・ターガリエンの少女時代を演じるミリー・アルコック、成長したレイニラ・ターガリエンを演じるエマ・ダーシーや、デーモン・ターガリエンを演じるマット・スミスらの存在感、そして映像から放たれる雰囲気など、既に完成度の高さを感じさせるものがありました。

そして本日朝10時から公開され、早速私も85インチブラビアの大画面で、息子と一緒に鑑賞しました。  

まず、鑑賞して一つ言いたいのは、世界観をより深く楽しみたいならば、やはり「ゲーム・オブ・スローンズ」を鑑賞してから観た方が良い、と感じましたね。

今回の第1話は「パイロット」なので、お馴染みのオープニング・クレジットはありませんが、いきなりハレンホール(ハレンの巨城)でジェヘアリーズ・ターガリエンによる後継者選びの重要な場面から突如始まり、そのダークで壮大、見事な映像美に一気にその世界に引き込まれます。

詳細は見て頂くとして、観ての感想はとにかく、1話目から異例というか稀と言える程、高い完成度という印象です。

海外レビューの通り、これでもかと詰め込んだ感じで、ウィンターフェル、ドーン、バラシオン、リコン・スターク、レッドキープ、北方の冬、冬の闇、ドラゴン・ストーンなど、特に「ゲーム・オブ・スローンズ」を見た人ならば、見覚えるのある名称が次々と出てきます。冒頭のドラゴン飛翔のシーンも然り。

特に気になったのは、ヴィセーリス・ターガリエン王が、娘であるレイニラ・ターガリエンに、北方の冬とその闇(ナイトキング?)について語っているシーンは、正に「ゲーム・オブ・スローンズ」後半で起きた事です。既に172年前から懸念されていた事だったという事ですね。。ヴァリリア鋼の短剣も「お!っ」となりますね。。

そして、レイニラ・ターガリエン王女が正式に王の後継者となり、その儀で仕えている名家が、新王女へ誓いの言葉を述べていく際、ボアマンド・バラシオンが膝付くまでに、やや間が空いて、抵抗を示した?場面。バラシオン家による反乱でターガリエン家が王座から追われる事になる事件の172年前から既にバラシオン家とは燻り始めていたのかな、、と感じさせる場面でもありました。

エマ・ターガリエンの出産シーンは本当にキツイものがありましたね。。このシーンは目を覆いたくなるほど描写も含めてキツかった。。そしてデーモンとクリストン・コールの戦いを交互に見せるドラマティックな演出も見事でした。

HBOの「ゲームオブスローンズ」公式のYOUTUBEチャンネルでは、早速恒例の第1話のインサイト・エピソードの解説動画が公開されたので、日本語訳をご紹介したいと思います。

ショーランナーでエグゼクティブ・プロデューサーで脚本家でもある、ライアン・J・コンダル氏は、

「私はプロローグが好きです。新しい世界に人々を引き込むためです。自分たちがどこにいるのかを理解するための足がかりとなるような、壮大なオープニングが必要だったのです。そしてハレンホールの「大評議会」に戻ってきたのです。なぜなら、それは私たちの時代より前に起こった、実に重要な出来事だったからです。」

と述べています。同じく、

ミゲル・サポチュニク氏(ショーランナー、エグゼクティブ・プロデューサー、監督)

「最初に脚本を読んだとき、ずいぶんと長い間、放送をしていなかったことになるのだから、人々をこの世界に戻すためには、不可欠な要素なのです。そして、そのストーリーを語れる人は他にいないと感じました。

ライアン・J・コンダル氏(ショーランナー、エグゼクティブ・プロデューサー、脚本)

大評議会が伝えるべきは、家父長制であるということです。そして、王国の男たちが権力を握っているということです。ヴィセーリスは、王冠を求めたりするような人ではなかったと思うんです、本当に。流れでそうなったのです。

パディ・コンシダイン(ヴィセーリス・ターガリエン)

ヴィセーリスは、王であることに苦悩しているのだと思います。彼は大きな役割を担っているのです。彼の前の王であるジェイヘーリスは平和な頃の王だったのです。そして、ヴィセーリスは、自分の治世を尊重し、王国間の平和を維持しする義務を感じているのだと思うのです。

ミゲル・サポチュニク

第1話では、この番組で何ができるかを示すようなシークエンスが必要だと考えていました。そして、トーナメントというのは、何かと盛り上がるものですからね。

ライアン・J・コンダル

そして、「ゲーム・オブ・スローンズ」でのアクションを、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のパイロット版(第1話)に取り入れることは、とても重要なことだと感じていました。そして、なぜバトル・トーナメントを選んだかというと、トーナメントというのは基本的に戦争で遊ぶものだからです。そして、実現不可能な攻撃性を、非常に直感的な方法で表現しているのです。そして、男子の後継者が生まれることを歓迎するために、このような壮大なことに没頭しています。

エマの出産とデーモン・ターガリエンとクリストン・コールの戦いを交互に見せる演出は、ミゲル(サポチュニク)のアイデアだったんです。

なぜなら、序盤でエマ・ターガリエンが娘のレイニラに語った

“子供のベッドは、私たちの戦場 “と言っているからです

ミゲル・サポチュニク

私たちは、バトルシークエンスを見るのと同じように、見てみたいと思っていました。バトルシークエンスは、何かについて考える必要があります。そうでなければ意味がありません。あのような暴力をスクリーンに映し出すには、それなりの理由が必要なのです。出産のシーンも同じでした。これは、ぜひ女性の視点で見てほしいと思いました。昔、起こったことがリアルに描かれているからです。なぜなら、その時代(中世)に出産で生き残る確率は五分五分であり、正直良い確率とは言えないからです。

ライアン・コンダル

そこで、出産がいかに危険かを示すと同時に、ヴィセーリスが置かれた恐ろしい状況をドラマチックに表現しようとしたのです。この状況で本当に選べる運命は、子供を救おうとするかだけです。そして、妻が助からない場合、男子の後継ぎを取り出すことが自分の義務であることを知っているのです。それが、学匠との決断の原動力になっているわけです。

ミゲル・サポチュニク

ヴィセーリスはバラバラです。意思疎通もままならず、ただ取り乱しています。レイニラは、見守られる子供でいられなくなる自分に気づいています。そして、突然彼女は大人の役を演じなければならなくなったのです。

ミリー・アルコック

彼女は基本的に火葬をします。なぜならターガリエンは、死者を火葬にしますから、自ら母親と兄弟を火葬にしているのです。これは完全にトラウマになります、本当に。。

ライアン・コンダル

彼女は「シラーで薪に火をつける栄誉をさせてもらえませんか?」と尋ねます。あのような形で別れを告げざるを得なかったのは、彼女にとって本当に最後の瞬間です。

ミゲル・サポチュニク

そしてデーモン・ターガリエンは、3人の中で最も思慮深く、思いやりがあり、反応が良いのですが、これはマットの選択でした。

マット・スミス(デーモン・ターガリエン)

彼らは、普通の兄弟だと思うんです。そして、そこには大きな愛があり、複雑な思いがあると思います。彼らには、深く暗い歴史のようなものがあるんです。

ライアン・コンダル

デーモン・ターガリエンは複雑な男ですが、しかし怪物ではありません。つまり、これは彼の家族なんです。彼は家族を愛しています。特にレイニラの事は愛しています。それに、彼の兄は妻と息子の死で粉々になってしまい、デーモンはただ…彼らに同情しているんだと思います。

レイニラの後継者指名のシーンは、パイロット版にとって本当に重要なシーンです。なぜなら、明らかにこのシーンが、今後のすべてのドラマを左右することになるからです。レイニラが後継者に指名され、デーモンに取って代わられたという事実です。

ミゲル・サポチュニク

ヴィセーリスがレイニラを選んだのは、妻のエマにしたことへの罪悪感と、彼女の幸せと自らの可能性を発揮してほしいという娘への愛情からです。

ミリー・アルコック(レイニラ・ターガリエン王女)

レイニラは、このとき初めて「自分は父親にとって十分に良い存在だ」と思えたと思います。それに、女性として初めて後継者に指名されたんです。

ヴィセーリスは、本来なら後継者になるべき人物レイニス・ヴェラリオン(旧姓ターガリエン)を差し置いて後継者となったのです。だから、レイニラはそこに彼らの「叱責」を感じているようなところがあるんです。

ミゲル・サポチュニク

ヴィセーリスは、自分たちが世界の終わりを間近に控えているかもしれないという考えに取り憑かれているんです。そして、レイニラ・ターガリエンが女王になるという概念に重みを持たせるためには、とても良い方法だと思ったのです。

彼女は野心からやりたいのではなく、来るホワイトウォーカーの問題に対抗するために皆をまとめるという責任を言い渡されたのです。実際には、あと170年は現れないとわかってはいますが。

ライアン・コンダル

「氷と炎の歌」を信じていたエイゴンは、北から来る「寒さ」と「暗闇」に対抗するために王国を統合するという予言を信じ、その秘密をヴァリリアン鋼の短剣に込めたというこのアイディアは、「ゲーム・オブ・スローンズ」と「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」この2つのシリーズをより強く結びつけるには、良い方法だと思いました。

ミゲル・サポチュニク

レイニラは、何も考えていないだろうし、理解していないと思います。

パディ・コンシダイン(ヴィセーリス・ターガリエン)

ヴィセーリスは娘のレイニラをとても大切にしています。しかし同時に、彼女の中に偉大な支配者となる可能性を見出しています。そして彼は、彼女を後継者に指名することで、その流れに逆らっています。

ライアン・コンダル

ですので、この第1話が終わる頃には、これまで領域内で声高に主張されてきたこの前例(家父長制)が、いまや破られたことを理解していただけると幸いです。

そして、何か問題が起こるかもしれません。。


無事に後継者が決まったとは言え、家父長制の流れを絶つレイニラ王女の後継者指名は、明らかに今後の火種となるでしょう。今後の展開から目が離せませんね。あと、ヴィセーリスの謎の病気も気になります。。まさかグレイスケールじゃないですよね、、あと、ヴィセーリスが玉座で指を切るシーンがありましたが、あれも後々に何かある場面だったのかな?と裏を読んでしまいます。。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の視聴者数は、プレミアとしては史上最高の視聴者数を986万人だったそうです。「ゲーム・オブ・スローンズ」で築かれたファン層や新規層も取り込んでの素晴らしいスタートとなったようです。

おそらく、次回からは恒例のオープニング・クレジットも見れるでしょうし、早く2話目が見てみたいものですね。オープニング・クレジットの音楽がどうなるかも気になります。従来の「ゲーム・オブ・スローンズ」と同じ音楽なのか、それも新たなテーマ曲になるのか、、音楽は前作と同じ、ラミン・ジャヴァディさんが担当しています。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は全10話構成で、U-NEXTで独占配信されます。毎週月曜日朝10時より新エピソードが見られます。

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