【ネタバレ注意】『 ベター・コール・ソウル 』シーズン6 第11話の感想と、ショーランナー ピーター・グールド氏のインタビュー。

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本記事には、「ベターコールソウル」「ブレイキングバッド」に関する、ネタバレに多く触れていますので、まだご覧になっていない方で、ネタバレしたくないという方は、お読みになるのをやめられた方が良いと思います。念の為に、行間を空けておきます。

                   

                      

                       

                      

                    

                   

                    

                     

                    

                     

                    

                   

                    

                   

                    

                   

                     

「 ベターコールソウル 」も残すところ、あと3話となりました。昨日8月2日火曜日から配信開始された、シーズン6の第11話となるエピソードタイトル「ブレイキングバッド」。

クリエイターの予告の通り、ウォルターとジェシーが遂に登場しました。

ウォルターとジェシーの登場する場面は、「ブレイキング・バッド」のシーズン2 第8話の頃に戻ります。

ジェシーの仲間であり売人でもあったバジャーが、ハンク率いるDEAの囮捜査で捕まってしまい、ハンクの取り調べでバジャーが証言してしまうと、ウォルターとジェシーの身も危なくなるため、それを阻止するためにソウル・グッドマンの事務所に行き、DEAに証言させないよう取引させないために依頼しますが、依頼を断られます。

そこで、ウォルターとジェシーは、なんとしてもソウル・グッドマンに仕事をさせるために、覆面をしてソウル・グッドマンを拉致、砂漠に連れていき砂漠に掘られた穴を見せ、なんとか売人のバジャーに証言させないようにしろと脅迫します。

今回の6−11話では冒頭からこの場面で始まります。

この場面の続きは、また途中で出てきます。ソウルとウォルター、ジェシーの細かいやり取りが描かれていました。

今回もまたジーンとタクシドライバーのジェフと仲間であるバディとの詐欺が描かれ、現在、過去、ブレイキングバッドその後が交錯して描かれます。

正直なところ、今回の構成にはちょっと期待はずれな気もしました。そろそろ、時系列に沿って、ソウル・グッドマンになってブレイキングバッドの冒頭に繋がっていく事が描かれる方向に行って欲しいんですよね。。

一方で、興味深いシーンもありました。ソウルの秘書を務めていたフランチェスカが、廃れたガソリンスタンドの公衆電話で電話を待ち、かかってきた電話の主は、ソウル(ジーン)だったのです。そして、「ブレイキングバッド」のキャラクターのその後の事が色々と、フランチェスカがソウルに報告します。ソウルはいまだにお尋ね者、手配者となっている事、トンネル会社の資金など、全てが没収された事、巨体のヒューエルはニューオリンズに帰った事なども判明します。

そして驚くべきは、ウォルターの事件が明るみになってから、フランチェスカの事を心配してキムから電話があったことも述べられています。そしてジミー(ソウル)は生きているのかという事も聞かれたと、フランチェスカはジーンに報告しています。

この事から「ブレイキングバッド」中から、事件のその後もキムは生きていた事が確定したわけです。

そして、ジーンは再度公衆電話からなんとキムが働いている?と思われるフロリダ州タイタスビルの「パームコースト・スプリンクラー」という会社に電話し、キム・ウェクスラーを出してくださいと言います。

すると、そこから電話をしているジーンの姿だけが見え、トラックの騒音で肝心の会話の内容は聞けません。

そして、その直後にジーンは受話器を何度も叩きつけて、電話BOXのガラスを蹴り割り、かなり怒っている?ように見えます。一体、このときにジーンはキム?と何を話したのか?それとも会話をしていなかったのか、キムは電話に出たのか?など色々と気になるところです。このシーンについて、共同クリエイターのピーターグールドは、

“ ジーンの電話の内容は、今後のエピソード(残り2話のいずれか)で知ることになります。ただ、今はまだ謎を残したかったんです。キム・ウェクスラーの世界では、何が起こっているのか?彼女は生きてるのか?あの電話からは何が分かるのか?ジーン(=ソウル)は、その電話でどのような会話をしたのかは、今後のエピソードで正確に知ることが出来ます。”

とのことで、残りの2話でジーンがあの電話後に怒り狂った?理由が分かるようですね。。これも気になるところ。

ジーンはその後、前回のシーズン6 第10話で登場したタクシードライバーのジェフの母親であるマリオン(キャロル・バーネット)、そしてジェフ(パット・ヒーリー)と会い、再び前回のような「ゲーム」を再開します。

今回は盗みと言っても、情報を抜き取る犯罪で、ジーンが標的を酔わせ、ジェフのタクシーに乗せ、ジェフがミニボトルの水(睡眠薬入り)をサービスと称して渡し、その水を飲ませて朦朧としている中、標的の自宅に到着、標的がベッドで熟睡している間に、ジェフの仲間のバディがクレジットカード、運転免許証、キャッシュカードなどを並べて写真にとり、その情報を売るという仕事。

前回、ジェフの脅威を取り除いて決着し、2度と俺の前に現れるなとまで脅しまでして言い切ったジーンが、自分から「ゲーム」の話を持ちかけジェフと関わりを持つという、この流れは正直なところ必要だったのかな、、と、私は感じました。

キム?との電話でどのような会話がなされたのか知りませんが、その後再びジェフに「ゲーム」を持ちかけているので、ジーンも自暴自棄になって堕落していくのかな?とは思いましたが、、ちょっと首を捻りたくなる展開でした。

しかし、ピーター・グールド氏は、

“あの電話によって、ジーンはまた覆い隠さなければならない多くの痛みを思い起こし、他人を利用するソウル・グッドマンのあの世界に戻る必要があったんだ。”

と述べていますが、今回の11話は話がポンポン飛びすぎて、視聴者には話の流れを分かりにくくしている気がします。

そしてウォルターとジェシーの出演場面です。前述した、「ブレイキングバッド」シーズン2 第8話でのソウルの拉致したシーン。結果的に、ソウルがウォルターとジェシーの依頼を受け、RV車に戻り出発しようとする場面での会話が細かく描写されていました。

ソウルが砂漠に掘られた穴を前に恐怖に怯えて「あれはイグナシオ(ナチョ)のやった事だ!ラロの差金か?」と言ったのか、そしてラロの存在を知らないジェシーが、

「ラロっていう奴に相当ビビっていたが、町では聞いた事がない名前だ。ラロって誰なんだ?」

とソウルに聞く場面は新鮮でした。結果的に、ソウルはこの件に関して話を濁して、「誰でもない(ノーバディー:Nobody)」と答え、話を濁しました。この「Nobody」というセリフは、ボブ・オデンカークの主演映画「ミスターノーバディ」に引っ掛けたセリフなんでしょうかね?wま、いろいろな意味が込められたセリフに聞こえましたw

共同クリエイターのピーター・グールドは、ウォルトとジェシーを復活させるのは、待つことが重要だと語っていました。

“「ベターコールソウル」シーズン1から話していたのは、いつウォルトとジェシーを復活させるか?です。オマハのジーン(=ソウル)が昔の姿に戻りつつある今、ソウル・グッドマンというキャラクターが、ウォルター・ホワイトを追いかけるために下した決断を、オマハでのジェフとのおかしな詐欺を行うために下した決断と同じように見せるのに、ちょうどいいタイミングだと思ったんだ。”

と述べています。なるほど、、そういう視点もあるのかとは思いました。

ブライアン・クランストンとアーロン・ポールの撮影現場での印象については、

“ブライアンとアーロンは素晴らしかったです。彼らは、すぐに役になりきることができましたね。ブライアンには「ハイゼンベルグはほどほどに、ウォルトらしさをもっと」と言うしかなかったんです。というのも、彼は何度かシーズン5の頃のハイゼンベルクになり、完全にソウルをコントロールしていたからです。だから、そのちょっとしたバランス調整がセットで行われたんです。”

ウォルター・ホワイト役のブライアン・クラストンによると、ウォルターとジェシーの登場シーンは、2人一緒のシーンが1つ(6ー11話で公開)、他にウォルター、ジェシーそれぞれ別々のシーンが2つあるそうです。そこで何が起こるのかについては、

“私からは何も言うことができません。 言ってしまう事で、台無しにしたくないですからね。でもブライアンが、ジミー・マッギル=ソウル・グッドマンの世界に光を当てる個別のシーンが控えていることは、真実を語っていると思います。今は、それしか言えません。”

そして気になる、フロリダ州のスプリンクラー会社にいる?と思われるキム・ウェクスラーです。残り2つのエピソードで、キムが出てくるのか気になるところですが、グールド氏は、

“キム役のレイ・シーホーンからは、「どうして私と一緒に仕事をしたくないの?なぜ私はこのエピソードに登場しないの?」と言われたんだ。今後のエピソードで、どうなるのかは、観てのお楽しみです。残りあと2話なので、全てに答えが出ると良いですね。”

と気になる発言、

“面白いことにソウル(ジーン)は主人公なので、どんなに酷い事をしても応援したくなるんですよね。彼が立ち直ることを望んでいる。それは「ブレイキングバッド」のウォルター・ホワイトと同じようにね。

つまり、彼がやったすべての恐ろしいことを、ファンは長い間我慢して、ジェシーの彼女のジェーン(クリステン・リッター)を見殺しにしても、視聴者がウォルター・ホワイトの味方だったのです。どんなにひどいことをしても、観客をキャラクターに愛着させることができるのは、凄いことだと思いますね。”

そして、ジェフの母親であるマリオン(キャロル・バーネット)は、ジーンの異変を感じています。グールド氏によると、

“マリオンはとても鋭い女性で、窓の外でのジーンの態度に何かが起きていることに気づきます。視聴者の皆さんは、マリオンを過小評価しないようにしてください。彼女はとても賢く鋭い女性です。息子であるジェフに気を配るはずです。そして、今後のエピソードで何が起こるか見守ってください。”

との事で、終わり方からしてジェフと母親であるマリオンのエピソードが次回もあるようですね。

あくまで個人的な感想ではありますが、今回せっかくのウォルターとジェシーの復帰場面が、前後するタイムラインに埋没してしまったような印象もありました。ま、これも、製作者の意図なんでしょうけど、、

そして終盤でのソウル・グッドマンとマイク・エルマントラウトとのやり取りも興味深いシーンでした。

ウォルターの素性に関しての調査報告を、マイクから聞いてウォルターが肺がんのステージ3Aという事を知った事も明らかにされています。

そして興味深いのは、この頃からマイクはウォルターに関して「ロクな事にならないから忘れろ。」とソウルに言っていた事、そしてウォルターのブルーメスの品質の高さをソウルが話した時に、マイクはビデオデッキのベータマックスとVHS戦争を例えにして、「ベータマックスは当時高品質で、VHSより良いと評判だったから、ベータを選んだが、結局は時間と金を無駄にしただけだった。」と言っていたのが面白いですね。。しかもソニー・ピクチャーズ・テレビジョンの番組でw

このシーンは個人的に、ウォルターとジェシーの登場と一緒にあげられる11話のハイライトの1つでした。

あと、残り2話の展開に期待したいと思います。。

🔚

via EntertainmentWeekly

2 件のコメント

  • 興味深い記事をありがとうございます。いつも拝読させていただいてます。ホント昨日は時系列に追われてよく味わって見れなくて、今日もう一度ゆっくり見ました。ピーター・グールドのインタビュー記事、ありがたいです。ともかくキムの事が気になって気になってしようがなかったので。ラストまでにハッキリするとの事、安心しました。あと2週、こんなに揺さぶられるドラマはホームランド以来なので終わるのは本当に残念です。また更新楽しみにしています。

    • こちらこそ、記事をお読みになって頂きまして、ありがとうございます!
      そう言って頂けると、書いた甲斐があります。

      ベターコールは、そろそろ時系列に沿ってリアルタイム進行に戻して欲しいですよね。

      そうなんですよ、私もキムの行方が気になってしょうがなく、、w

      とりあえず、フランチェスカの電話の会話で、ブレイキングバッドの後も生きていた事は
      確定したので、その点では一安心ですよね。

      私も古くは「マイアミバイス」「Xファイル」「24」「ソプラノズ」「ゲーム・オブ・スローンズ」など
      どっぷりハマりました。ホームランドもハマりました!残念ながら終わってしまいましたが、
      リアルで緊張感ある内容で、本当に面白かったですよね。クレア・デインズの演技も素晴らしかったです。
      最近では、レイ・ドノヴァンにもハマってました。

      「べターコールソウル」は完結してしまいますが、そのまま「ブレイキングバッド」を見直そうとかなと
      思っています。「ベターコールソウル」を最後まで見た後で見る「ブレイキングバッド」はかなり印象が
      変わりそうですよね。

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