36年ぶりの『トップガン』の続編となる『トップガン:マーヴェリック』ですが、デッドラインによると、週末3日間の累計で1億2,670万ドル(約165億円)となり、パラマウントの金曜〜日曜の収益としてはアイアンマン2の1億2,800万ドル(約167億円)に次ぐ歴代2位という好成績。
EntTelligenceによると、これまでにトップガン2を見た映画ファンは1,160万人で、これは新型コロナウィルスの感染拡大(パンデミック)による2020年第2四半期以降のオープニング週末としては、スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム(2060万人)、ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(1400万人)に続く、歴代3位の観客動員数だそうです。
更に、『パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド』が15年もの間、記録を保持してきたメモリアル・デー4日間の記録(1億5,300万ドル=約199億円)を破る大ヒットでもあります。
公式ツイッターではメモリアルデイーの週末オープニングは、グローバル市場も入れるとなんと3億ドルを超えたようです。この勢いですと、5億ドルはあっという間に超えそうですね。。スゴイ。。
そして映画を鑑賞した人の55%が40歳以上だそうで、1986年に席巻した『トップガン』フィーバーをリアルタイムで体験した層をしっかり取り込んでいることも勝因とのことです。
しかし、若い世代にも1作目の『トップガン』の知名度は十分に浸透しているので、今後も順調に記録を伸ばしそうです。正にトム・クルーズ歴代出演作品でもダントツで最高記録となる作品になりそうですね。
現在は、メジャースタジオもストリーミング・プラット・フォームに頼りがちな中、『トップガン:マーヴェリック』は新型コロナウィルス感染拡大などの影響で、延期に次ぐ延期でしたが、パラマウントがストリーミング・プラット・フォームのパラマウント+ではなく、劇場公開まで2年以上辛抱強く待ったことに賞賛の声も出ています。
結果的に、
“劇場公開こそが王道であり、大画面の劇場のためにこういった作品は保護されるべきだ。”
という教訓になるとも言われています。
結果的に、パラマウントの判断は間違っていなかったということですね。これは製作者で主演でもあるトム・クルーズが大画面の劇場公開にこだわったこともあるでしょう。
トム・クルーズも「是非、大画面のIMAXで観て欲しい。」と言っていることからも、これから劇場で観ようという方は、是非とも「IMAX」スクリーンを選んで観に行きましょう。
プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは、今朝デッドラインのインタビューに対し、
「3作目については、まだ議論されていない。我々はこの作品を楽しんでいる。まずはこの波に乗ろう。」
と語っているようです。
しかし、ここまでの大ヒットをした以上、パラマウントが『トップガン』第3弾を望んでいることは間違いないかもしれませんね。
それも、全ては脚本の出来次第でしょうね。欲にまみれた安易な続編は、ブランドを潰しかねないので、そのあたりは当然、製作陣も分かっているでしょう。
とりあえずは、ブラッカイマー氏の言うとおり「まずはこの波(ウェーブ)に乗るしかない」でしょう。
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via デッドライン
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