UFOに興味のある方なら見た事があるかもしれない、コスタリカで撮られた有名なUFO(UAP)写真。UAPmediaUKが興味深い詳細なレポート記事を掲載しています。
1971年9月4日、コスタリカ国立地理研究所が、コスタリカ北部高地のアレナル火山付近を、双発機エアロコマンダーF680で水力発電プロジェクトが周辺の土地や水などに与える地理的な影響を上空から調査していました。
高度1万フィート(約3,000m)の上空で航空写真家のセルジオ・ロアイザ氏は、地図作成用のカメラで20秒間隔の速度で、熱帯雨林などの地形画像を高解像度のモノクロフィルムで撮影したのです。
翌日、フィルムが現像されましたが、ネガは誰も見ることなくファイルされ保管された事で、誰も写真の異変に気づかないままでした。
やがて、コート湖とアレナル・ラグーンを結ぶルートを検討するため、再びネガが取り出され、撮影したネガの解析が開始されたとき、コート湖の上空に異様な物体が写っていることに初めて皆が気がついたのです。
フレーム番号300、タイムスタンプは午前8時25分、写真(下)の左側の湖上空あたりに、明らかに光沢感のある金属製の光る円盤が写っています。この円盤状の物体の大きさは直径40m〜60mとかなり巨大な円盤と推定されています。
撮影したカメラマンは、自分が一体何を捉えたのかと興奮しましたが、それも束の間、国立地理研究所の上層部は、すぐにこのことを口外しないようにと告げたのです。
コスタリカのUFO研究家リカルド・ビルチェス、リチャード・ヘインズ博士、映画『未知との遭遇』に登場するフランス人学者のモデルとなった、ジャック・ヴァレ博士などが、鮮明なオリジナルネガを入手し、さまざまな専門家らが何年にもわたって慎重に分析されてきた結果、どの専門家も写真の中の物体は間違いなく、そこの存在している物体であり、二重露光や意図的な捏造(合成)など、不自然な痕跡は見当たらないと結論付けたレポートを発表しています。
つまり、正真正銘の未確認飛行物体の写真です。写真の物体は非常に滑らかな金属表面のようで、中央がやや盛り上がったレンズというか、鍋の蓋のような形状のようです。
写真は20秒ごとに1枚撮影されているのですが、問題の物体が写っている写真のフレーム番号300の前のフレーム番号299、後のフレーム番号301に物体は写っておらず、この事から研究者が計算した結果、物体は時速約3,200kmの速度で高速移動していた事も判明しています。
他にも、物体表面の反射率や反射角度、物体表面の質感から来る反射の違い、移動方向など、かなり詳細に調査された上で、写っている物体は本物の未確認飛行物体と結論づけられたのです。
ジャーナリストのレスリー・キーンは、
“このコスタリカのUFO写真は、これまで政府関係者が発表したものの中で、最も特別なものであるかもしれません。
米国防総省内の機密ファイルに、これに匹敵する、あるいはさらに優れた画像が隠されているのか、私たちには見当もつきませんが、私は、コスタリカ政府の透明性に感謝しています。
また、この歴史的な写真の最高の詳細情報を得るために、オリジナルネガの入手に尽力したエステバン氏にも感謝しています。”
今までに、数多くのUAP(UFO)が撮影されていますが、国立地理研究所というこれほど出所が間違いのないもので、しかも地図作成用のカメラでこれほど鮮明に撮られ、詳細に分析されたUFO写真はまずないのかもしれません。
元国防総省で極秘のUAP(UFO)調査組織AATIP(先端航空宇宙脅威特定プログラム)を率いていたルイス・エリソンド氏は、この写真について
“滑らかで金属製の光沢あるレンズ状の機体に関するパイロットの報告は、決して新しいものではありません。実際、現在でも民間、軍を問わず、パイロットとその搭乗員は、この種の機体を目撃し続けており、我々の最先端技術をはるかに超えた性能を有しています。
ありがたいことに、これらの新しい事件のいくつかは、海軍、民間航空機パイロットの勇気ある証言によって、米議会でも真剣に受け止められ、取り上げられるようになってきています。私がAATIPにいたころ(2012〜2017年)は、このような事件は驚くほど日常的に起きていたのです。”
と述べています。
2014年に起きた米海軍の空母打撃群がUAP(UFO)に遭遇し、海軍パイロットが今では有名なビデオを撮った際、現場で実際にUFOに遭遇した1人でもある米海軍パイロットのライアン・グレーブス大尉が、昨年5月に米CBSの60minutesに出演し、「未確認物体は様々な形状がいた。信じられないかもしれないが、数年間ほぼ毎日出現し私達の周囲を飛び回っていた。」と驚くべき証言をしています。
関連記事:CBSの「60ミニッツ」がUFO特集を放送。米国防総省の極秘UFO調査組織”AATIP”で調査していたルイス・エリゾンド氏、クリス・メロン氏、ニミッツ事件関係者などの最新インタビュー
私達が思っている以上に、空の上では未確認飛行物体が目撃されているようです。中には、危うく衝突しかけたとか、スレスレを飛んでいたなど、パイロットとして危険を感じた遭遇も多々あるようです。
中々、表立ってパイロットが証言しない理由としてあるのが、特に民間航空機パイロットはUFOを見たと公言してしまうと、精神状態を疑われ、地上勤務に異動などキャリアを失ってしまう(スティグマタ:中傷、汚名)ので、言わないで黙っている事が多いことがわかっています。
米海軍は、既にUAP(UFO)など未確認飛行物体を目撃した場合は、報告する専門部署が数年前から設置されており、目撃報告したことで前述のような中傷、汚名によるキャリアを失うようなことは、既に無くなっているようです。
民間航空会社にも米海軍のようなUAP(UFO)目撃報告専門部署を設けるべきではないかと、ルイス・エリゾンド氏や元国防総省高官のクリス・メロン氏をはじめ、UFOと危険なニアミス遭遇を経験した民間航空機パイロットも述べています。
via ScientificExploration , UAPMediaUK, CBS 60Minutes, Instituto Geográfico Nacional de Costa Rica
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