ポリフォニー・デジタル代表取締役社長兼『グランツーリスモ7』シリーズプロデューサーの山内一典氏は、『グランツーリスモ7』における約30時間にも渡った長時間のサーバーダウンついて、公式サイトで釈明し同時にパッチバージョン1.08を配信しました。1.08の修正内容は以下の通り。
1.08での調整および修正
– ユーズドカーおよびレジェンドカーのラインナップが表示されないことがある不具合を修正。
– ワールドマップ画面に遷移できず、ゲームが開始できないことがある不具合を修正。
「グランツーリスモ」のサーバーは当初、日本時間の木曜日午前6時(午前2時)にアップデートのメンテナンスのためにダウンし、その2時間後には復帰する予定でしたが、結果的に復帰までに30時間もかかってしまいました。
山内氏は以下のように釈明しています。(以下、グランツーリスモウェブサイトより転載)
ユーザーの皆様へ
今回のアップデートにおいて起きたことをお伝えします。
1.07アップデートをまさにリリースする直前に、市販版のPS4、PS5の一部で、正しくゲームが起動できないことがある、という不具合を発見しました。
これは開発機でのテストや、事前のQAチェックでは発見できなかった稀な現象でしたが、ユーザーのセーブデータの保護を優先するために1.07アップデートのリリースを中止し、1.08の修正アップデートを作るという決断をしました。
これがお待たせしてしまった理由です。
ご報告が遅くなり、大変、申し訳ありません。
また、今回のアップデートでは、一部のイベントのリワードを調整しました。その理由と今後の予定についてもお話します。
GT7 では課金なしでも多くのクルマとレースを楽しんでもらいたいと考えています。
同時に、クルマの価格も、その価値や希少性を表現する大切な要素ではあるので、実勢価格とのリンクは必要です。
GT7は、多様な手段で様々なクルマを楽しめるゲームにしていきたいと考えていて、特定のイベントだけを、機械的に繰り返しプレイせざるをえない状況は、できるなら避けたいと思っています。
それらを発展的に解決する、コンテンツの追加、レースイベントの追加、機能の追加を含む、今後のアップデートの計画は、順にお伝えしていこうと思います。
いま、この瞬間にそれを具体的に書けないのは歯痒いですが、多くのプレーヤーのみなさんに楽しんでいただけるよう、GT7を改良していく予定です。
長期的な視点で、グランツーリスモの成長を見守っていただけると幸いです。
山内 一典
1.07パッチでは、ゲームのマイクロトランザクションに対する批判が広がっているにもかかわらず、一部のレースで獲得出来るゲーム内通貨の量を減らし、新しい車のアンロックが難しくなりました。
『GT7』発売当時、一部の車種はリアルマネーを使って購入すると『グランツーリスモSPORT』の8倍近くにもなると言われていました。
『GT7』は、これまでのGTシリーズとは異なり、プレイヤーは車を売ってクレジットを稼ぐことができません。ですので、車を集めるには、ゲーム内のレースを繰り返しプレイするか、リアルマネーでゲーム内通貨パックを購入して買うしかありません。
関連記事:『グランツーリスモ7』、最新パッチ1.07を配信、様々な批判を受けてレースの獲得クレジットを修正。
それだけに、レースで獲得出来るクレジットが全般減らされた事で、リアルマネーでゲーム内クレジットパック(同じ価格で増額された)を買うように仕向けているのでは?釈明と実際にやっている事が違うのでは?と賛否両論渦巻いています。この問題はしばらく論争の的となりそうです。。🔚
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