インテルCEOが、プレイステーション 5、Xbox Series Xや、PCグラフィックカードの生産に支障をきたしている“半導体不足“が、2023年まで終わらないかもしれない。と述べています。
CNBCとのインタビューで、Intel CEOのPat Gelsinger氏は半導体不足について、
「状況は徐々に改善はされるものの、完全に解決するまでには数年かかる可能性がある。今は最悪の状態だ。来年2022年は四半期ごとに少しずつ良くなっていくだろうが、需給バランスが完全に整うのは2023年になってからだろう。」
と述べています。
このインテルCEOの予測は、AMDのCEOであるリサ・スー氏が、「2022年後半には供給が増加すると予想している。」という最近の発言とは対照的です。しかし、AMDのリサ・スーさんも昨年は「今年2021年6月には改善する」と言っていましたけどね。。
ソニーやマイクロソフト、任天堂などは、1年半以上前から在庫不足に悩まされてきました。新型コロナウィルスの感染拡大により部品などの供給網が寸断され、各国がソーシャル・ディスタンス措置を取ったことで、家にいる時間が長くなり、その余暇を持て余すために、ゲーム機の需要が大幅に増加したため、供給を大幅に上回る事になり、現在でも満足に買えることすら出来ません。
9月には、Xboxのボスであるフィル・スペンサー氏が、現在のゲーム機の供給問題は2022年まで続くと述べています。The Wrapでのインタビューでフィル・スペンサー氏は、
「我々が希望する量のXbox Series X|Sを店頭に並べることができないのは、半導体の不足だけではない。チップの問題だけで語るには、違うと思います。ゲーム機を作るために必要な部品を調達し、需要のある市場に届けるにはどうしたらいいかと考えると、そのプロセスには複数の困難な点があります。残念ながら、今年の年末から来年にかけて、何ヶ月にもわたって私たちを苦しめることになると思います。」
と述べており、来年以降も供給は厳しい状態が続く事を明らかにしています。
しかし、ここ日本で東京ゲームショー後にXbox Series Xや特にXbox Series Sにまとまった数が供給され一時在庫が復活した事を考えると、マイクロソフトがかなりまとまった台数(特にSeries S)を日本へ割り充てた事は確かです。
そして10月後半になると、量販店などでXbox Series Xなどの抽選販売が告知され、出荷が10月下旬〜11月となっているので、また10月下旬〜11月にかけて日本にもある程度まとまったの数のXbox Series Xが供給されるようです。
この事からも、マイクロソフトが日本にもしっかり配慮しているようで、明らかにXbox Oneの時とは違う事は明らかですね。特にここ最近のSeries Sの在庫量は驚くほどでした。ま、状況が状況だけにXbox Oneの時とは比較出来ないですが、東京ゲームショーでのマイクロソフトの対応からも良い方向には向かっていそうです。
PS5も同様に10月後半から抽選販売するようで、ソニーも段階的な少数とは言え供給は続いているようです。先々週、私がPS5をヨドバシ横浜店頭で飛び込みで購入出来た時、店員さんと色々話したのですが、Xbox Series XよりPS5の方が入荷の頻度が多いようです。そして入荷してあっという間になくなってしまうそうです。そして、デジタルエディションの数が圧倒的に少なく1/3程度との事でした。Xbox Series Xは本当に入荷の頻度も台数も少ないとの事でした。
半導体不足はまだまだ厳しい状況が続きそうです。。最低でも2022年後半まで続くのはほぼ間違いなさそうですね。。息子がオーダーしたMacbook Proも供給が厳しいようで、12月になるようです。
そう考えると今は、自作PCするにもパーツが割高(特にグラフィックカードは異常)でシステム一新するにもちょっと考えてしまいますね。。とにかく、一刻も早く改善して正常な状態に戻って欲しいところです。。🔚
via CNBC
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