Counterpointの最新レポートによると、Appleのグローバル・プレミアム・スマートフォン市場シェア(400ドル以上のデバイス)は、2020年第2四半期の48%から2021年第2四半期には57%に拡大し成長しているようです。それはiPhone12シリーズが成功した事が大きいようです。
プレミアムスマートフォン市場全体では、2021年第1四半期のプレミアムスマートフォン販売台数のうち、この価格帯が36%を占め、前年同期比で182%もの伸びを示しています。Counterpoint社のレポートの通り、iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxの成功が大きいようです。
プレミアムスマートフォン市場全体では、2021年第1四半期のプレミアムスマートフォンの販売台数のうち、この価格帯(400ドル以上)が36%を占め、前年同期比で182%の伸びを示しました。
Counterpointのレポートをみると、プレミアムスマートフォンシェアの世界各地の全てでアップルがライバルのサムスンやファーウェイ、オッポを抑えて1位に君臨しています。
ファーウェイはプレミアムカテゴリーで世界最大のスマートフォンメーカーでしたが、米国の規制などでここ最近の中国メーカーは大きく後退し、2020年第2四半期の17%から2021年第2四半期には、わずか6%にまで大きく落ち込んでいます。
ファーウェイがいまだに注目されているのは、中国市場での強さによるところが大きく、プレミアムセグメントではいまだに第2位のOEMとしてランクされています。
プレミアムセグメントでは、すべての価格帯で成長が見られましたが、最も高い成長率(前年同期比182%)を示したのはウルトラプレミアム帯(800ドル以上のスマートフォン)で、これは「iPhone 12 Pro Max」と「iPhone 12 Pro」の勢いが強かったことによるものだそうです。
iPhone12Proは、通常の9月よりも遅く10月下旬に発売されたため、需要が翌月に波及したようです。アップルはウルトラプレミアムセグメントの75%近くを獲得。
調査会社ビジブル・アルファがまとめたコンセンサス推計値によると、過去3四半期のiPhone全販売台数のうち、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxのバージョンが44%も占めているそうです。
この大きな変化は、新型コロナウィルスによるロックダウンで、スマートフォンの重要性を認識した多くの消費者がハイエンドデバイスを好むようになった事、また一部の消費者は、自宅でリモート作業が多くなり外出による消費が抑えられて余ったお金をスマートフォンなどの機器に出費した事のようです。
サムスンもギャラクシーS、ノートや最近ではフリップなどでプレミアムでも存在感大きいように感じましたが、プレミアムセグメントではアップルが大きくリードしているんですね。
ロックダウンなどによる業績の好影響は、ゲーム市場でも巣ごもり需要として好調でスマートフォンやゲーム、リモート作業の増加に伴うPC需要の増加などデバイス需要が増えたにも関わらず、半導体不足による需要圧迫はまだしばらく続きそうです。🔚
via Counterpoint
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