【意外な差が、、】Cyberpunk 2077、コンソール版パッチ1.23のDFレビュー

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デジタルファウンドリがCyberpunk2077のコンソール版向けに配信されたパッチ1.23の比較動画をあげていますが、予想外の結果になっています。

動画を観ると、パッチ1.23は問題となっているベースコンソールであるPS4では大きな改善が見られ、パフォーマンス面で問題を抱えているXbox One、Xbox One Xあまり恩恵はないようです。次世代機ではどうなっているのか、、気になります。

CD Projekt Redの新しいロードマップによれば、今回のアップデートがサイバーパンクの「次世代機」バージョンが登場する前の最後のメジャーアップデートになるようです。

Xbox Series S

高コストパフォーマンス機とも言えるXbox Series Sは、60fpsモードはなく、1440pが最大解像度のターゲットでほぼネイティブ1080P解像度で推移しているようです。しかし、すべてのゲーム機の中で、Xbox Series Sはほぼ30fpsロックを実現しているようです。デジタルファウンドリのチョイスしたストレステストでも30fpsで安定しています。完璧とは言えないかもしれませんが、全体的な安定性という点では、Xbox Series Xのクオリティモードよりも30fpsでの安定が優れていて、多めのNPC数も維持されています。DF曰く、「パッチ1.23で、Xbox Series Sは絶好調になった。」との事。

PS5、Xbox Series X

Xbox Series Xには、PS5にはない独自のグラフィックモードを切り替えられます。クオリティ・モードでは、最低1512Pから最高1728Pまでの高解像度が優先される30fpsのオプションがあるようです。パフォーマンス・モードでは、60fpsを実現していますが、解像度は1080Pから1296Pまでとなっているようです。

PS5は、最低解像度が972P、最高解像度が1200pとなっています。60fpsモードでのPS5との比較では、グラフィックの質はXbox Series Xの方が僅かに解像度で勝っているようですが、DFによると大量のポストプロセスと一時的なアンチエイリアシングのために、両者の違いはあまり分からないとの事。

ナイトシティは、チャイナタウンや市場、歓楽街などの都心部を中心に、活気に満ちた大都市です。PC版ではこの活気に満ちた賑わいが見事に再現されていますが、現在のPS5版では、驚いたことに街にほとんど人がいない、まったく違った印象の街になっています。

Xbox Series Xの60fpsのパフォーマンスモードでは、NPCも多くナイトシティがより生き生きとしています。Xbox Series Xの30fpsクオリティ・モードにすると、NPCの数はさらに増えています。

Xboxのクオリティモードでは、アンビエントオクルージョンの改善などが行われているとの事。しかし、このNPCの差はちょっと無視出来ない差と言えるでしょう。

DFによると、「PS5は残念ながらPS4 Proの設定に縛られているようで、PS5の足かせにしかなっていない。」との事。

しかし、PS5はどのゲーム機よりも安定した60fpsを実現しています。戦闘場面や車で走行中などで50fps台に落ちることがあり、完全な60fps固定とは言えませんが、DFは「60fpsを重視したいならPS5を選ぶべきだ」としています。

Xbox Series Xのパフォーマンスモードは、PS5に比べるとフレームレートが安定していないようで、PS5では60fpsを維持している場面で、Series Xでは60fpsを大幅に下回る場面が多いようです。

Series Xのクオリティ・モード30fpsは、より高い解像度と改善されたビジュアル設定、さらに多くのNPC数で30fpsの上限もほぼ問題ないようですが、完璧とは言えず、負荷がかかるポイントでは、20fps台半ばまで落ちてしまいます。

しかし解像度や映像品質にこだわりのあるユーザーにとってはベストかもしれません。CDPRが宣伝した通りのゲーム内の雰囲気、賑やかな街並み、高いAO設定、適切な解像度を備えた「Night City」を楽しみたい場合は、Series Xのクオリティ・モードがオススメと言えるようです。

パッチ1.23では、fpsの低下の問題は解決していませんが、DFは「おそらく次世代機バージョンアップデートによって、この問題もしっかりと解決できるだろう。」としています。

ロード時間

ロード時間は、全機種でリッパードックの外にあるセーブファイルをロードすると、Series Xのパフォーマンス・モードが12秒強Series Xのクオリティ・モードが17秒Series SはNPC数がSeries Xのクオリティモードと同じことから、17秒というのも理解出来ます。

PS5は予想外の49秒という予想外に長いロード時間。この点でPS5は一貫して遅れており、死んだ後、最後のチェックポイントをロードする際も長いロード時間になっています。PS5の高速なSSDを搭載しているにも関わらず、十分な高速を得ることが出来ていません。

PS5はデフォルトで60fpsになり、Xbox Series Xよりパフォーマンス面では優れていますが、NPCの数は圧倒的にXbox Series Xの方が多いという結果になっています。横並びで比べて僅かな差であれば、気になる事はありませんが、映像を見ると無視出来ないレベルの差である事は分かります。

先にも述べましたが、CD Projekt Redのロードマップによると、今回のパッチ1.23は、2021年後半に予定されている「次世代機」専用のアップグレードに向けた最後のメジャーリビジョンになります。

前世代機のXbox One、Xbox One Xでは、フレームレートの安定性は今ひとつですが、「Cyberpunk2077」のグラフィックとパフォーマンスは、現行のコンソールでは比較的安定していると言えるかもしれません。

PS5版では、60fpsの安定した動作を実現しているのは良いですが、Xbox Series X|Sより長いロード時間とNPC数の少なさなど欠点もかなり目立ちます。

Xbox Series Xは、明らかにフレームレートの安定と向上が必要と言えます。

DFによると、現在のバージョンは「互換モード」で動作しており、RDNA 2の処理効率の向上や、レイトレーシング動作などの新しいハードウェアの機能は利用していないとの事。

次世代機向けのアップデートで最新マシンの性能に合わせてどれくらい最適化され、クオリティ・アップ、パフォーマンス・アップされるのか、非常に楽しみです。🔚

via DigitalFoundry, Cyberpunk.net

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