インテルCEO「世界的な半導体不足は、2023年まで続く可能性があるかもしれない。」

インテル社のCEOであるパット・ゲルシンガー氏は、世界的な半導体不足の問題は、供給が需要に追いつくまでに「さらに1年から2年かかる」と予想しています。

今週初めに行われたインテルの第2四半期の決算説明の場で、インテルCEOのパット・ゲルシンガー氏は、コンピューティングとAI需要が増加している中、特に新型コロナウィルス感染再拡大の影響で、リモートなどで作業がデジタル化されている現在、「半導体のサプライチェーンが需要に追いつくにはあと2、3年かかるだろう。」と述べました。

「今年下半期には供給不足はある程度解消されると思いますが、完全に需要に追いつくには、あと1~2年はかかると思います。オレゴン州、アリゾナ州、アイルランド、イスラエルで大規模な工場建設プロジェクトが進行中で、当社は将来に向けた投資を行っています。

しかし、業界の制約を緩和するための革新的な方法を見つけるために、今も動いています。半導体不足を解消するためには、まだまだ努力が必要です。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大が続くことで、人々が日常の仕事をこなすためにリモート作業が増えてコンピューターを利用する機会は増えるので、PC市場はまだまだ拡大すると思います。」

インテルは、まだまだ課題はあるようですが、製造マシンの刷新に向けて邁進しているようで、7nmは非常に順調に進んでいるとの事。

半導体の供給不足は、ゲーム機の製造を含む多くの産業に影響を与えています。「Nintendo Switch」や「PlayStation 5」、「Xbox Series X|S」が店頭やオンラインで購入することがやや困難になっている理由はそのためです。

Nvidia社は、この半導体不足の影響で年末までGPUの生産が遅れると述べ供給不足はまだ続くとしています。

サプライチェーンの制約は、ゲーム内でも問題となっているようで、「ファイナルファンタジーXIV」は、近年の人気の影響でサーバーの混雑問題が発生しています。プロデューサーによると、現在の半導体の不足により、データセンターの増設ができなくなっているそうです。これを受けて、同MMORPGでは近日中にオートログアウト機能を搭載する予定だそう。

3月には、メディアや技術関連のアナリストであるニール・キャンプリング氏がガーディアン紙に、「半導体不足は危機的なレベルに達している。」と語っていました。

どうやら、極端な半導体不足は秋頃には徐々に解消していくそうですが、来年以降も慢性的に不足が続くようですね。。こうなると、気になるのはiPhone13の発売時期。噂では9月になると言われていますが、そうなると10月、11月にズレる可能性もゼロとは言い切れないのかもしれません。

via Intel

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