【動作レポート】PC版バイオハザード:ヴィレッジ、RTX3090での動作は?

バイオハザードファン待望の新作、「ヴィレッジ」が5月8日発売されました。自分はRTX3090を活かしたいので、PC版をチョイスしました。日本版は18歳以上の「Zバージョン」でも規制が入るという、「Zレーティング」を設定する意味を感じないような不可解な仕様なので、GamesPlanetというその手のユーザーには定番で信頼もあるコード販売サイトで「DXエディション」を購入しました。米では予約段階から割引で59.36ドル(約6,500円)で販売されていました。日本DXエディションは、9,104円です。その差額3,600円、、

59.36ドル(約6,500円)で購入して日本語(字幕、音声)も収録されているので、日本版と同じような日本語仕様で米国版と同様の無修正でプレイ出来ます。

キー(アクティベーションキー)を購入すれば、直ぐに番号を入手出来るので、STEAMを起動し左下の「+」ボタンから購入したキーコードを入力すれば簡単にアクティベーションされ、ライブラリに追加されます。そして修正されてないバージョンを日本語でプレイ出来ます。プレイしている限り、イーサンの手の欠損表現の感じからも無修正版だと思われます。この方法自体もあくまで自己責任で行ってください。

ただし、モータルコンバットや間もなく発売されるソニーの「Days Gone」は日本からではリージョンロックでアクティベーション出来ないという注意書きもあるので、注意が必要です。このようなタイトルの場合は、VPNを使用しIPアドレスを偽装しないといけないので、そうなるとSTEAMの規約違反行為となるので、やめた方が良いでしょう。

そして、本作からバイオハザードシリーズでは初のレイトレーシングに対応しています。

用意されているPCの画質プリセットは、以下の通り。

「おすすめ」:PCのグラフィックスカードのメモリ容量からおすすめのオプションを設定。

「パフォーマンス重視」:画面の品質はあまり落とさずに、処理負荷を軽減させたオプションを設定。レイトレーシングはOFF。グラフィックスカードのメモリ容量は4GB未満推奨

「バランス重視」:処理負荷と画面品質のバランスの取れたオプションを設定。レイトレーシングはOFF。グラフィックスカード・メモリ容量は4GB〜8GB推奨。

「画面品質重視」:処理負荷は高めだが、画面品質を優先したオプションを設定。レイトレーシングOFF。グラフィックスカードメモリ容量は8GB以上推奨。

「レイトレーシング」:処理負荷は高めだが、レイトレーシングを優先したオプションを設定。グラフィックスカードメモリ容量8GB以上推奨。

「限界突破」:処理負荷を一切考慮せず、画面品質を考えうる限り最高に設定。レイトレーシングはOFF。

以上がデフォルト設定であります。このように簡単に設定出来るのは、ありがたいですね。

しかし、限界突破は「処理負荷を一切考慮せず考えうる限り最高に設定」との事ですが、レイトレーシングはOFFというのは不可解です。レイトレーシングとの差別化という事でしょうか?

今回は、前述のとおり、バイオハザードシリーズ初のレイトレーシングに対応しているので、プリセット:レイトレーシングに加えて、他のグラフィック設定を全て最大設定にしてプレイしてみました。簡単に言えば、「レイトレーシング+限界突破」という認識で良いと思います。可変レートシェーディング(VRS)はOFFにしています。

グラフィック設定項目の「イメージクオリティ」は、画面設定解像度に対してレンダリング解像度の倍率を調整出来るようです。最小値は「0.5」、最大値は「2」です。

つまり、 4K解像度でプレイする場合「2」に設定すると、2倍の8K解像度でゲームをレンダリングするという事です。実際に2(8K解像度でレンダリング)に設定して試してみましたが、流石にRTX 3090 OCでも28fps〜54fpsまでとパフォーマンスは安定しないので、設定「1」(要は画面解像度x1 “100%”でレンダリングする)にしました。つまり「1」が標準という事ですね。

早速、上記の設定(レイトレーシング+全設定最高品質)でRTX 3090ではどれくらいまで 4K 60fps安定で動かせるか試してみました。私が昨年購入したRTX 3090カードは、MSIの定番で人気もあるRTX 3090 GamingX Trio 24Gです。アフターバーナーでコア+90MHz、メモリ150MHzプラスし、パワーリミットは101%、温度リミットは87度にしています。この設定でプレイすると、タイトルにもよりますがGPUコアクロックはピークで2085MHzまでは確認しています。

ファンコントロールはオートではなく静音は度外視で、冷却優先でカスタム設定に変えています。それもあってGPUクロックが2000MHzを超えても50度台で安定しています。そして2000MHzを超えても、落ちることもなく安定しています。Intelの10920xは、全12コア常時4.9GHzにOCしています。5GHzでも普通にゲームは安定はしていますが、一応 4.9GHzで常用しています。

結果的に、 プリセット「レイトレーシング」+最高画質設定、プリセット「限界突破」+最高画質設定でも4K 60fps安定してプレイ出来ました。「イメージクオリティ」は 4K x 1.3くらいまでは60fps安定で動作し、12.9GBのグラフィックメモリを使用していました。

グラフィックは全般に自然でリアルな映像になるようにデザインされているように感じます。エフェクトも効果的に使われていて、前作のRE7から進化を感じられます。特にライティングとレイトレーシングは印象的です。

非常に素晴らしいグラフィックで、オブジェクトなど細かい部分までしっかり作り込まれているなと感じます。バイオハザードにありがちな一部テクスチャの甘さは、以前よりは少なくなっている気がします。

水溜りのある地下倉庫?はレイトレーシング?も活きてはいますが、水の波紋の動きでゾンビが出てくるのを察知する仕掛けがあるので、ちょっと新鮮ですが、動きと波紋の反応がやや不自然かなと感じました。

サウンドデザインも秀逸で、何気ない環境音、得体の知れない音が各方向から絶えず聴こえて来るので、高品質なヘッドセットやヘッドフォン、またはサラウンドスピーカーシステムの大音量でのプレイを推奨したいですね。大音量ですと本当に怖い。

まだ城に入って中盤くらいですが、非常に面白いのではないかなと思います。グラフィックも大きく進化していて、個人的には少なくともRE7よりは楽しめている印象です。バイオハザード4の雰囲気が凄く感じられます。海外レビューを読むと、後半がまるで違うスタジオが作ったのかと思える程にガラリと変わってしまい、結末もイマイチな終わり方。という評価も散見されるので、気になるところですがクリアした後もマーセナリーズなどもあるようなので、じっくりプレイしてみようと思います。🔚

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