米国防総省のUFOレポート:内部告発者ルイス・エリゾンド氏「彼らは現実を認めた。」と語る。

米国防総省(ペンタゴン)の極秘UFO調査プログラムAATIP(先端航空宇宙脅威特定計画)を9年間率いてきたルイス・エリゾンド氏が「アメリカ政府は実際にUFO(UAP)の”現実”に関する情報を、国民と共有するために準備を進めており、それは間もなく公開されるだろう。」と語っています。

ドナルド・トランプ前大統領が提出した2021年の2.3兆ドル規模の巨額予算案「コロナウィルス救済法案」の中には、国防総省と米情報機関が「未確認空中現象」(UAP)について保有する情報を、具体的な詳細と数値データと共に報告書を提出しなければならない。という命令が含まれていました。

一般的に人々は「空飛ぶ円盤」や「UFO(未確認飛行物体)」と呼んでいますが、軍内部では「UFO」ではなく、UAP(未確認空中現象)と呼んでいます。

米国防総省のCリングの5階で秘密裏に活動していたAATIP:先端航空宇宙脅威特定計画(Advanced Aerospace Threat Identification Program)の元責任者で、国防総省上層部のUAPに対する危機感のなさに、抗議の辞任をして内部告発し、一躍有名になったルイス・エリゾンド氏が、6月に公開される(公開命令の期限)と言われている「爆弾文書」について、ニューヨークポスト誌に語っています。

ルイス・エリゾンド氏は、今度の報告書が「説明不可能な物体そのものに触れている」と語っています。長年、UFOに興味のある人々は、2004年に米海軍パイロットが遭遇したTIC TAC(アメリカで有名なミント菓子)に似た形状の物体や、2014年に海軍のパイロットが接近遭遇した奇妙な「半透明の球体の中の立方体」、あるいは世界中で継続的に目撃報告が絶えない「謎の黒い三角形」の物体の正体を知りたがっています。

米国政府はUAP(UFO)の現実を認めていると思います。」エリゾンド氏は、2017年に米国防総省を辞める前に、「生涯にわたる」NDA(Non Disclosure Agreement:秘密保持同意契約書)にサインしたにもかかわらず、「ニューヨークポスト」紙に語っています。

彼らは皆、答えを求めているし、難しい質問をすることにも厭わないと思います。

エリゾンドは今週の記者会見で、「UFOにはこの世界の物とは思えないような性質があることが観察されている。瞬時に時速1万1,000マイル(約17700km)に加速し、そのまま急旋回することさえできる。」と明言しています。

例えて言えば、我々の最新鋭の戦闘機が同じ速度で飛行している場合、「右旋回をしようと思ったら、オハイオ州の半分くらいの弧を描いて旋回するくらいに時間がかかる。」と説明しました。

また、”トランスメディウム・トラベル “と呼ばれる映画に登場するような運動性能についても、詳しく説明しました。エリゾンド氏は、「この物体が地表から50フィート(15m)、8万フィート(約24,000m)の上空を瞬時に移動し、さらに水中に潜っても運動性能は変わらない。それを見れば、我々よりも遥かに進んだ技術だという事がわかる。」と述べています。

エリゾンド氏が特に気になったのは、「UFOやUAPがホバリング(空中に止まる)する傾向のある場所」のようです。

この不可解な飛行物体が飛ぶ方法も、地球上の従来の常識を圧倒しています。

ウィングもコックピットらしき窓もなく、機体表面には繋ぎ目もなく滑らかで、明らかな推進力の痕跡(雲状排気煙など)もないのに、なぜか地球の重力の影響に逆らい超高速で加速したり急停止したり、急旋回することができるのです。ソニックブームも起きないし、機体表面もイオン化しない。そんなことが可能なのか?」とエリゾンド氏は言います。

国防総省の極秘UFO調査組織AATIP(先端航空宇宙脅威特定計画)の存在が明らかになったのは2017年になってからで、2004年と2015年にそれぞれ、軍用機の前を飛ぶ円形の物体と、驚異的なスピードで疾走する別の小さな飛行物体が登場する、海軍パイロットが撮影した「とんでもないビデオ」とトランプ氏が表現した映像とともに公開されました。

国防総省は映像の信憑性を確認し、海軍のスポークスマンは映像中の物体がUAP(未確認空中現象)であることを確認しました。

↑米国防総省は、米海軍パイロットが撮影した、UFO(UAP)と思われる物体との空中遭遇を示す3つの映像を正式に公開。戦闘機搭載のカメラから撮影された白黒ビデオ映像は以前から流出しており、海軍は2020年にようやく映像は本物であると認めています。国防総省は、これまで出回っていた映像が本物かどうか、あるいは映像にもっと何かがあるのかどうかについて、国民の誤解を解くために映像を公開した。と述べています。

当時、国防総省の極秘UFO調査計画「AATIP」に年間2,200万ドル(約21億円)の資金を米軍の闇予算(ブラックバジェット)から拠出したハリー・リード元上院院内総務(ネブラスカ州選出)は、ニューヨークタイムズ紙に「私が議会で行った良いことの1つだ。」と語っていましたが、その功績は本当に大きい衝撃をもたらしました。

そして2019年、米国防総省はUFOを研究・調査し、それを継続していることを初めて認めています。

全米UFO報告センターによると、ニューヨークでのUFO目撃情報は、前年度の35件に対し、2020年は46件と31%増加、2018年の12件からは283%という驚異的な急増を記録しています。

エリゾンド氏は、「何世代にも渡り長年、間違った理由で国家安全保障の大物たちはこれ以上のUFO(UAP)情報を公開したくなかったのです。彼ら(情報機関)は、物体の正体が分からず自分が無能だと思われていると感じていました。そして自分の哲学、神学的な信念に疑問を感じていました。結局、彼らはそれを処理することができませんでした。」

「UAPの活動と私たちの核技術の間には、非常に明確な一致があるように思われます。これは、実際に我々の核能力の一部がUAPによって無効化されている(核ミサイル基地でUFOが出現した途端に発射不能で機能停止なる。という事件が多発していた。)という点でも興味深い。UAPが我々の核技術に積極的な関心を持っているという明確な証拠があるのです。」

エリゾンド氏は、UAPが700Gもの力を発揮することを語っていますが、我々地球上の最新技術を駆使した戦闘機では17Gにしか耐えられずにバラバラになってしまいます。当然、操縦しているパイロットについては言うまでもありません。

「これは高級ワインのように、寝かせておけばおけばおくほど美味しくなるような話ではありません。この問題は、腐った果物や野菜が冷蔵庫に入っているようなもので、長く置いておけばおくほど悪臭を放つのです。」

この事からもエリゾンド氏は、一刻も早く公にすべき事柄なんだと暗に示唆しています。しかし、彼は前述のように「秘密保持契約書」にサインした上で国防総省を辞めているので、多くの事実を知りつつも話せずにいます。

だからこそ、多くの軍人らの証言を集め、米政府上層部に認知させたいと元国防総省情報担当国防次官補で現在も政府内政策立案アドバイザーでもあるクリストファー・メロン氏らと活動し、ようやくここまで辿り着いたという事です。

ルイス・エリゾンド氏をサポートするクリス・メロン氏も

「重要なのは、謎の飛行物体は現実に存在し、”彼ら”はここにいて今もこの地球上を飛び回り実際に起きていることだ。膨大な数の疑問に答えが出ていない。私たちが宇宙船の活動を観察する時、その可能性についてよく考えてみて欲しい。宇宙船に搭載されているテクノロジーで発見出来るものには何があるのか?この地球上のエネルギー危機をどう解決するのか?私達の生活水準をどのように上げるのか、、、私は一刻も早く”この問題”の解決に着手するべきだと思う。」

と述べています。🔚

via NewYorkPost

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