VICE ワールドニュースメディアによると、2016年5月30日朝、モントリオール発トロント行きのエア・カナダ・エクスプレス便が、「およそ300kt(時速550km以上)の速度で飛行する丸い形の未確認飛行物体が横切った。」と報告していたようです。
その後、約半年後の同年11月14日には、オンタリオ湖の上空8,000フィート(約2438m)以上のところで、ポーター航空の飛行機が、明らかに固体の物質でまるで縦に直立したドーナツ、またはインナーチューブのような形をした「物体」にぶつかるのを避けるために急降下し、乗務員2名が負傷したようです。幸い54名の乗客に怪我はなかったようです。
VICE World Newsは、政府の飛行事故データベースに登録されている数千件の報告書を調べ、カナダや国際的な航空会社によるUFO目撃情報を最近の物だけでもなんと数10件も発見しました。
その中には、2017年3月16日の夜にBC州オカナガン・バレー付近でウエスト・ジェットの2機が上空に「明るく白いストロボ型の光」を見たとされるものや、2015年1月10日未明にサスカチュワン州レジーナ郊外で、「複数の航空機から、中央に小さな白い光があり、その周りに後光がある非常に大きな物体が報告」更に、「41,000フィート(約12,500m)上空から猛スピードで降下してきたように見えた」とされるものが含まれています。
元カナダ空軍(RCAF)パイロットで、航空コンサルタント、テレビコメンテーター、民間人パイロットでもあり、20年以上の戦闘機飛行を含む36年間をカナダ軍で過ごし、カナダ運輸省で十数年にわたり飛行安全担当官を務めた業界のベテランでもあるジョン・ジョック・ウィリアムズ氏は、VICEワールドニュースの取材に対して
「パイロットたちは、UFO目撃を明かすと仕事上、大きなマイナスの影響を与える可能性があることを知っているため、全体の9割は報告していないでしょう。ですので、ほとんどのパイロットにとって、UFO目撃情報を報告する事はリスクもあるし、価値がないのです。だからこそ今回、彼らが報告したという事は本当に見た上で危険と判断したと思いますし、彼らの言っている事を信じます。」
と述べています。
カナダ運輸省の広報担当者は、「個々のパイロットの見解について議論する立場にない。」と述べています。
どうやら、予想以上の頻度で航空パイロットは未確認の飛行物体(UFO、またはUAP)を目撃しているようです。中にはあわや衝突しそうになり急降下し、怪我人まで出た事例もある事から、見間違いなどでは済まされなくなっている様です。
物体が衝突しそうな近距離を猛スピードで掠め飛ぶという事件は、現役TOPGUN海軍パイロット、ブライアン・グレーブス大尉も危険を感じて海軍安全委員会に報告し、米安全保障担当の上院議員と非公式の面会もしており、それが発端で事態を重く見た米海軍が調査を開始、現在はUFO、UAP目撃報告をする専門部署まで設置されるという、米海軍史上、画期的なことに繋がっています。
この様な経緯からも、徐々にUFO(未確認飛行物体)、UAP(未確認空中現象)などの目撃を、自然現象や見間違い、そして嘲笑されたり、貶められてキャリアを閉されてしまう風潮だったのが、ここ数年で目撃報告を真摯に受け止めて、真剣に調査し取り組むという方向に変わり始めている様です。それだけ謎の物体の行動が以前より活発になっている事なのかもしれません。🔚
via ViceWorldNews
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