MSI、NVIDIAとAMDの出荷量低迷、需要増加に対応してグラフィックスカードの価格引き上げを検討。

コンシューマー市場におけるグラフィックスカードの品薄状態が、価格高騰を引き起こしています。これは、在庫が極端に少ないことが原因です。カスタムパートナーのカードの中には、希望小売価格の2倍の価格で販売されているものもあり、MSIではグラフィックカードの価格を引き上げる予定のようです。

DigiTimesが報じたMSI(Micro Star International )最新の投資家説明会において、MSI会長のJoseph Hsuは、MSIの業績と来年の見通しを報告しました。MSIは、マザーボード、グラフィックスカード、ゲーミングノートブックの需要が引き続き2桁で増加すると強気の予想をしています。2020年、MSIは2019年に比べて30~50%の売上増を見込んでいます。

MSIの2020年第4四半期の利益は予想よりも弱かったですが、年間の利益は過去最高となりました。MSIの収益の53%がGPUの販売によるものなので、グラフィックカードの不足が価格高騰を招いています。

マザーボード、グラフィックスカード、およびゲーミングノートPCの出荷台数が2桁の伸びを示したことは、世界的な需要の高まりを示しているように思われますが、市場から需要に対してAMDとnVIDIAの供給が全く追いついておらず、価格が上昇し続けています。

しかし、3月以降は輸送コストが減少に転じると予想されているため、極端な値上げにはならないのではないかとも期待されています。

また、MSIは2021年の第2四半期に、Nvidiaの最新カードや、Intelの第11世代Rocket Lakeプロセッサ用のマザーボードを発売する予定です。品薄の根本的な原因は、サプライヤーであるAMDとnVIDIAの出荷台数が大きく減少したため、供給が限られ、MSIの利益を確保するためには、不足分を埋める為に価格の上乗せが必要になり、多くの企業が値上げに踏み切っています。

希望小売価格に近いパートナーカードはほとんど見当たらず、一部のRTX3090を除き、ほとんどすべてのカードが在庫切れになっています。グラフィックカードをめぐって競争しているのは消費者だけではなく、個人の転売屋、組織的な転売屋が商機と睨んで高値で転売するために、グラフィックスカードを狙っていることで高騰に拍車をかけています。

5月に延期されると噂のRTX3080Ti 12GBが次のターゲットになる事は確実で、このカードも転売屋に狙い撃ちされて入手困難になり、MSIの値上げと共に価格高騰し、欲しいユーザーさんはまた大変な思いをする事になりそうです。。

MSIの回答を見る限りは、需給難は今年後半もまだ続きそうな気配です。。🔚

via DigiTimes

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