結局、マイクロソフトのゲーム事業は「高価な娯楽」ではなかった。

先週22日、マイクロソフトはオンラインゲームサービス「Xbox LIVE」の価格変更を突如発表しました。この変更で新規登録者の年間料金は実質的には2倍になる一方で、既存登録者は追加料金なしに定額制サービスの「XBOXゲームパス」に移行出来るというものでした。

しかし、発表後にSNSを中心にゲーマーから猛反発を食らい、非難轟々。結局、マイクロソフトはその日の夜に変更撤回に追い込まれ、Xbox LIVEゴールドメンバーの料金は維持すると発表、お詫びの償いなのかは定かではありませんが、更に「フォートナイト」など無料でプレイ出来るゲームは有料メンバー登録なしでプレイ出来るというオマケまで付け加えています。

しかし、この発表は投資家には歓迎されたようで、多くのハイテク株が下げる厳しい推移だったにも関わらず、マイクロソフトの株価は逆行高だったようです。

ウォール・ストリートジャーナルによれば、マイクロソフトのゲーム事業(XBOX)は当初、市場関係者から「高価な娯楽」と皮肉られ、一部のアナリストらは2014年当時、最高経営責任者(CEO)に任命されたサティア・ナデラ氏にゲーム事業は売却しないのか?と言われた事もあったそうです。

しかしその後もマイクロソフトはXBOX事業に投資を拡大、更に注力して行き、昨年末にはXboxシリーズX、シリーズSが発売されました。

しかし、MicrosoftのCFOエイミー・フッド氏は昨日、2021年3月31日に終了する当四半期中もXboxシリーズX|Sの供給が制限される事になると予想していることを改めて表明しました。この事から、4月になっても供給不足は完全には解消されないのかもしれません。

ゼニマックスメディアグループを7800億円で買収、そして最近はゲームパスの契約者数が1800万人を超え、そして今年から来年末にかけては、買収などで拡大した総勢23もの傘下スタジオの新作が、次々と発売されます。

投資した物が花咲くかが、XBOX事業の正念場と言えるでしょう。しかし、ゲームパスは順調に契約者数を伸ばしており、サービス収益は新型コロナウィルスなどの恩恵もあって40%を超えて成長しています。

2020年6月通期のゲーム事業の売上高は114億ドルと1兆円の王台を超えています。

調査会社ビジブル・アルファのアナリスト予想では、2021年通期売上高は17%の大幅増になるとされていて、もはや過去に皮肉られたような高価な「娯楽」ではなく、本体の収益に十分に寄与する事業にまで成長したと言ってよいでしょう。🔚

via ウォールストリートジャーナル日本

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