ブルームバーグの報道によると、PS5が転売屋の買い占めの影響で、本当に欲しいユーザーにPS5が行き届いていない事で、PS5のタイレシオ(ゲーム機に対するソフト購買の割合を示す値)が非常に低い状況になっているようです。
本来、通常のタイレシオは1倍、つまり1台に1本という事のようですが、PS5は現在3台に1本と極めて低いようです。
ブルームバーグの記事でエース経済研究所のシニア・アナリスト安田秀樹さんは「転売屋の買い占めによって購入が制限され、PS5のタイレシオが非常に低くなっている」と述べています。
この記事の中で驚いたのが、詳細が非公開なため匿名を条件に語った複数の関係者の話として「PS5専用に設計されたSOC(System on Chip)の歩留まりの低さが解決されておらず、需給改善が足踏み状態にある」と紹介されています。
以前、ブルームバーグは「PS5のSOCの歩留まりが50%と悪く、3割近く減産か」と報じ、この報道を受けてソニーの株価が4%近く下落、ソニーがそれを受けて即座に否定するという事がありました。
しかし、またも関係者の話としてPS5のSOCの歩留まりの悪さを指摘する匿名関係者の話を出すという事は、もしかすると本当にPS5 のSOCの歩留まりが悪いのかもしれません。
私も、PS5は7回抽選に応募しましたが、全てハズレてしまい未だに購入する事が出来ていません。初代PlayStationから発売日に購入してきた私が見ても、今回の入手の難易度は本当に異常だなと感じます。明らかに少ない台数をとんでもない数の応募者(中には転売者が多数いるとおもわれる)で奪い合っている状況です。
ソニーやマイクロソフトも肝心のソフト販売業績に悪影響を与えるまでに転売屋の存在が大きくなってきた事を考えると、そろそろ本腰を入れて転売屋対策を念頭に置いた販売方法を考え出さないといけないのかもしれません。🔚
via Bloomberg
コメントを残す