先月、ワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンターテイメントがオークションに出品される可能性があるとの報道が出たことで、AAAゲーム業界に大きな揺り戻しがもたらされました。その報道時にはElectronic Arts、Take-Two Interactive、Activision Blizzardが買い手としてリストアップされていましたが、どうやら新たなプレイヤーが参入してきたようです。
このレポートは、サブスクリプション技術サイト「The Information」の提供によるもので、マイクロソフトがワーナーインタラクティブ買収に関心のある当事者のラインナップに加わっただけで、詳細な情報は提供されていません。
とはいえ、マイクロソフトがワーナー・ブラザース・インタラクティブを買収するのは確かに理にかなっているかもしれません。ソニーはスパイダーマンに多額の投資をしているので、マイクロソフトがバットマンや他のDCキャラクターをロックアップするのはスマートな動きと言えます。WBインタラクティブの売却はまだ初期段階にあると言われているので、今のところは話半分で見ておいた方がいいでしょう。今後、マイクロソフトがどう動くかどうかは不明ですが、様子を見るしかないでしょう。
過去10年ほどの間に、ワーナー・ブラザース・インタラクティブは、バットマンアーカム三部作、ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール、最近のMortal Kombatシリーズ、そしてもちろんライセンスを取得したLegoのビートアップなどの大型タイトルを発表し、業界での地位を着実に築き上げてきました。また、Avalanche Software、Monolith Studios、Rocksteady Studios、NetherRealm Studios、TT Games、WB Games Montrealなど、開発スタジオも充実しています。
ワーナー・ブラザース・インタラクティブは最近作品の発表を控えていますが、WB Games Montrealの新作バットマンゲーム、RocksteadyのチームベースのDCコミックゲーム、Disney Infinityの開発者Avalanche Softwareのハリー・ポッターRPGなど、いくつかの大作ゲームが開発中であると噂されています。これらのゲームはE3 2020でデビューすると噂されていましたが、代わりに今年の夏にデジタルイベントで発表される予定とされています。
この件についてどう思いますか?誰がワーナー・ブラザース・インタラクティブを買収するのでしょうか?マイクロソフトにとっては賢い買収になるのでしょうか?
via wccftech
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先々週に突如報道されたワーナーブラザースのゲーム部門ワーナーインタラクティブの売却ですが、先週マイクロソフトがワーナーインタラクティブの査定調査をしているとの噂が出ており、買収するかどうかは別としてマイクロソフトが興味を持っている事だけは確かなようです。
その後、Reseteraフォーラムで匿名の関係者の話として、ワーナーインタラクティブ買収を検討していた大手スタジオ関係者が、IP、ライセンスなどが含まれていない上に、価格面で割高という事で1社が買収から降りたという噂も出ています。しかも価格は報道に出ていた40億ドルではなく、20億ドルだったとの話もあります。
親会社のAT&Tは1650億ドルという巨額の負債を抱えているため、早期に売却をしたいようです。しかし、マイクロソフトが買収するにしても大手スタジオが買収から降りたように、IP権利は無理にしても、最低でもゲーム化ライセンスを含めた買収でないと、メリットがあまりない、割高のように感じます。
とは言え、バットマンのゲーム化権利、モータルコンバットブランドを傘下に収められるとなると、現在同社が強力にプッシュしているゲームパスサービスには大きなメリットになるので、マイクロソフトとしてはまとめての購入より切り売りで獲得したいのかもしれません。
しかし、まとまった金額を手にしたいAT&Tが受け入れるとは思えないので、ワーナーインタラクティブ自体をまとめ売りで負債を少しでも圧縮したいでしょうから、そこで折り合いがつくかどうかとなりますね。
少なくとも先週出た噂を裏付けるかのように、マイクロソフトがワーナーインタラクティブ売却交渉のテーブルに加わっているという可能性がかなり高くなったと言えるかもしれません。今後の同社の動向に要注目です。🔚
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