HR Gigerの作品世界に触発され、2017年にKickstarterから資金提供されたサバイバルホラーゲーム「SCORN」は、非常に長い開発期間を経て、マイクロソフトのInside Xboxエピソードで思わず息を呑むエイリアンムービーのような新しいトレーラーが公開されました。
ゲームはXboxSeriesXとPC(Steam、Microsoft Store)で発売されます。
Scornを開発するEbbスタジオのゲームディレクターLjubomir Peklar氏へのインタビューでは、次世代ハードウェア最大の飛躍は、内蔵SSDではなくCPUになると述べています。
「誰もがSSDを次の大きなものとして売り込んでいますが、確かにSSDはアセットの読み込みと転送に大いに役立ちます。しかし、現在の世代で1番の問題を引き起こしている最大の原因はCPUです。これが、現在の世代と比較した次世代の最大の違いです。実際、PlayStation 4とXbox Oneに使用されているJaguarベースのCPUと、PS5(最高3.5GHz)とXbox Series X(最高3.8GHz)のZen 2ベースのCPUへの飛躍は、非常に大きなものになるでしょう。」
SCORNは次世代ゲーム機のみのゲームとなり、Ljubomir Peklar氏はその理由をインタビューで説明しました。
「ゲームを60fpsでプレイしたいので、SCORNを現行世代のコンソールに導入したくありませんでした。大きな犠牲がなければ、それは不可能に近いでしょう。次世代は、応答性、滑らかさ、そして時間の無駄の大幅な削減になります。」
Ljubomir Peklar氏はまた、インサイドXboxのエピソードに関しては、Microsoftのコミュニケーションに少し問題があったことにも同意しました。
「Microsoftにはメッセージングの問題がありました。数百万のユーザーはAAAプロダクションゲームが次世代のビジュアル、そして最も重要なのはゲームプレイのショーケースを披露することを期待していました。」
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そう言えば、ソニーの爆速SSDにばかり脚光が浴びていたので、すっかりZEN2 CPUの恩恵をすっかり忘れていましたw そう、現行ゲーム機のジャガーベースCPUから次世代ゲーム機のZEN2 CPUで、4倍も高速になっている(マイクロソフトのXBOX開発チームの発言)そうなので、確かに言われてみればCPUの高速化は大きいでしょうね。
デジタルファウンドリーでも当初言っていたのが、ゲーム機はようやくジャガーの呪縛から逃れられると言っていたほどで、大きな足枷になっていたCPUでもあったようです。確かにSSDが標準装備されて大幅に転送速度が向上するのも大きいでしょうけど、確かに4倍も高速になったCPUの飛躍こそ大きいですね。
しかもPS5(3.5GHz)とXbox Series X(3.8GHz)では10%もクロックが違います。300MHzの違いはPCのCPUグレードに置き換えると、少なくとも1〜2グレードは違うことになります。これも意外と大きな差かもしれません。
SSD、CPU、GPU、、開発者によって意見は色々あるんでしょうけど、心臓部でもあるCPUが4倍近くも高速化された恩恵は、確かにゲームのフレームレートや、ゲームをしない時の通常操作時においてもサクサク動作に貢献しそうで、大きな変化かもしれません。🔚
4k60フレーム出ないと話にならない、と開発者は言ってますね。PCでも構成はバラつきがあるし、シリーズXならゲーム機なのでスペックに差がありませんから、専用になるのは当然でしょう。
このゲーム、以前からトレイラーとか、クラウドファンディングに募ってくれた人たちにPC用アルファ版を配布したりしてたんですが、徹底した臓器世界でビジュアル的にもクるものがあります。
私は超期待していますよ。アクション性と謎解きが面白そうなので、どれだけ詰め込まれたか、ですけどね。