本日、日本の主要メディアでも報道されている、米国防総省(ペンタゴン)が公開した、米海軍が2004年と2014〜15年にかけて撮影したUFO映像を、正体不明UAP(未確認航空現象)と結論付けて発表した事に、驚きと同時に長いUFO事件史において画期的な出来事だと思いました。
本日、2020年4月28日、珍しくテレビ東京NEWSなど日本の各主要メディアでも報道されていますね。正直、驚きました。
なぜなら、国防総省や米軍関係機関は、今までそのような物体は存在しない、自然現象の見間違いで国家の安全を脅かすものではないと、完全に全否定で存在しないと切り捨ててきただけに、正体不明の物体が飛んでいると踏み込んで言及し認めたことは、この70年のUFO事件史において驚くべき方針転換であり、大きな変化です。
この米国政府、米海軍が本物と認めたビデオの撮影された経緯は、ヒストリーチャンネルで全6回、6時間もの時間に渡って放送された「解禁!米政府UFO機密調査ファイル」で詳しく取り上げられています。
このビデオが出た裏には、UFOの存在を確信し公言、政府からも委託を受ける航空宇宙産業ビゲローエアロスペース社のCEOで、富豪でもあるロバート・ビゲロー氏(以下ボブ・ビゲロー)が豊富な資金力を使い、米上院議員の大物ハリーリード元院内総務らに多額の献金をし、国防総省内にUFO現象を調査する部署を設立し、予算を確保するよう働きかけたのが始まりと言われています。
政府のプロジェクトも請け負っている航空宇宙産業ビゲローエアロスペースCEOのボブ・ビゲロー氏。米国60MinutesでもUFOと異星人の存在を明言しており、今回の一連のUFO情報公開を政府に働きかけ背後で仕掛けた一人とも言われています。
ボブ・ビゲロー氏が60Minutesに出演した時の映像。インタビュアーの女性にUFOや宇宙人はいるのですか?「UFOや異星人は存在します。すぐ側にいます。」と答え、UFOや宇宙人がいると公言して異常だとか思われても支障がありませんか?と聞かれ「全く気にしません。構いません。なぜなら他人がどう思うおうと、何を言おうと私が膨大な資金を投じて調べてわかった事に何も変化はないからです。」と答えています。ビゲロー氏は何か確信的な証拠を持っているようです。しかし、すぐ側にいるとはどういう事なんでしょうかね?気になります。。
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そして、2007年、22億円の予算で国防総省内に設立された極秘のUFO調査組織がAdvanced Aerospace Threat Identification Program(通称AATIP、先端航空宇宙脅威特定計画)です。この国防総省の極秘UFO調査組織AATIPの存在が明らかにされたニュースは、数年前に突如ニューヨークタイムズなどで報道され、日本の主要メディアでも取り上げられ大きな話題になりました。そして5年後の2012年に閉鎖されています。
この極秘調査組織AATIPにいたのが、後に話題の人物となるルイス・エリゾンド氏。彼は中東などの敵国に偽情報などを流したり、調査などもする元防諜情報部員でもあった人物です。
彼は新しく設立されたAATIPに属し、精力的に調査、報告したようでルイス氏曰く、相当の驚くべき内容(アメリカ国民が事実を知ったら耐えられないかもしれないショッキングな事実もあったようです)、事実が分かったそうですが、いくら重大な報告をし、このままでは危険で問題になる。事の重大さを認識して動くべきだと警告しても、上層部は取り合わなかったようです。
時には、当時の国防大臣に直訴しようとしたが、数々の妨害に阻まれたようです。そして痺れを切らした彼は、抗議の辞職をして国防総省を辞めます。
AATIP(先端航空宇宙脅威特定計画)の存在を暴露した元防諜部員でもあるルイス・エリゾンド氏。
そして辞職してから数ヶ月後、2017年12月ニューヨークタイムズ誌に、それまで秘密、極秘とされていた国防総省内の極秘のUFO調査組織AATIPの存在、そして戦闘機パイロットが赤外線カメラで撮影したと思われるUFO映像3種類(ニュースでも出ている映像です)が公開され、全米、全世界に大きく報道されました。
このビデオに関しては、後で紹介する海軍エリート・パイロットらの証言でオリジナルはもっと長いそうで、斜め下に急加速して消え去る模様や編隊で飛んでいるのが写っているようです。更にビデオはもっと鮮明で解像度も高く物体のディテールがハッキリと分かるくらいに鮮明だったようです。パイロットの証言では2つの突起が出ていたようです。
↑はパイロットの証言から忠実に再現されたビデオ映像のUFOの再現イラスト。流出したUFO映像とペンタゴンが公開した映像は、オリジナルよりかなり粗く劣化したものだという事です。気になるのは、オリジナル映像はもっと鮮明なものが存在していると海軍パイロットが証言しているにも関わらず、会見でも劣化した映像のまま公開したのはなぜなのか?という事です。
話を戻します。この流れを見れば背後には一目瞭然、ルイス・エリゾンドやハリーリード元上院議員や資金援助しているボブ・ビゲロー氏がいたと見るのが正解でしょう。当時、この騒ぎになった際、元防諜部員でもあるルイス・エリゾンド氏が絡んでいるので、UFO研究家らは中国やロシアを、イランを混乱させる為の偽情報の類ではないかと疑いの目がかけられました。
UFO研究家が疑いの目を向けた理由は、過去にカートランド空軍基地で空軍特別捜査官、結果的には防諜部員として働いていたリチャード・ドーティーという人物について説明した方が良さそうなので、お話します。
彼は当時UFO研究家などに偽情報を流し、多くの研究家が騙されUFO研究界にダメージと混乱をもたらしました。ですので、防諜部員という物には拒否反応と同時に神経を尖らせているという背景もあります。このリチャード・ドーティー氏以前にも、ウィリアム・ムーアという人間が偽情報を流していました。
リチャード・ドーティー氏は、最近ではUFO暴露計画(ディスクロージャー・プロジェクト)でワシントン・ナショナル・プレスセンターで数十人の元軍人と共に、宣誓陳述を行い政府が隠匿しているUFO情報を公にするべきだと記者会見を開き、大きな功績を残している事で知られる元医師のスティーブン・グリア博士が出演する、NETFLIXで配信されているUFOドキュメンタリー 「UNACKNOWRIDGED」に出演し、その中のインタビューでリチャード・ドーティー氏は、「UFO研究家に偽情報を流した事」を認めています。更に、「主要メディアのTV局、報道部局内の上層部に政府関係者、協力者がいて現金で買収する事」他にもロズウェル事件の真相?など衝撃的な内容を暴露していますが、過去の例からも100%信用すべきか迷いますねw
以前、政府関係者の証言として、情報部員、防諜部員の間で「クラックポッド」という物があり、それは20%の知られたくない真実の情報に80%の嘘を混ぜて情報をリークさせ、後に全て嘘でしたと暴露し、全てを嘘、フェイクとして葬ってしまう手法だそうです。これで秘密は永遠に守られるとしています。これはUFO情報以外でも大きな効果があったそうで、間違いなく現在でも極めて有効な手段だと思われます。
スティーブン・グリア博士は、現在もUFO情報公開に精力的に取り組んでおり、UFOの存在を明らかにし、UFOの背後にある動力源と反重力テクノロジー(博士はゼロ・ポイント・エナジー技術と呼んでいる)を明らかにし、地球全体を既存の化石燃料に頼らない、大きな産業改革に向けてステップアップし進化すべきだと唱えています。
更に博士は、この未知のテクノロジーが平和な目的のために使えるなら、地球上において貧困や大気汚染などたった1世代で解決出来、持続可能な文明を築ける力になると唱えています。
スティーブン・グリア博士は、先に紹介したUNACKNOWRIDGEDに続く新作ドキュメンタリーClose Encounters of The Fifth Kindという作品を公開し、アップルのiTunesでも日本語字幕付で観れます。
話を戻します。
そして、国防総省の極秘UFO調査組織AATIPでUFO調査をしてたルイス・エリゾンド氏は、UFO情報を公開する事を政府内に働きかける為にと「To The Stars Academy of Arts」いう公益法人を設立した、元ロックバンド「ブリンク182」のギターリストでロックスターのトム・デロング氏と組み、トム・デロング氏の積極的な政府への働きかけと交流の結果、更に元国防総省で国防情報次官補を務め、ルイス氏の話では情報機関の間では知らない人はいないという米情報機関の実力者クリストファー・メロン氏や元CIA科学者、元ロッキードマーティンのスカンクワークスプロジェクトで極秘戦闘機などのプロジェクトを率いいていたエンジニアなどまでが協力し、ヒストリーチャンネルでその調査、インタビュー、活動のレポートの模様が全6回にわたり放送されました。
その番組内で、報じられている映像が撮影された時、2004年11月に米海軍の巡洋艦の乗組員、パイロットら数十人にのぼる軍人が米西海岸のサンディエゴ沖で、白い楕円型のUFO、通称「Tic Tac」(アメリカで誰もが知る有名なミントのお菓子Tic Tacに形状が似ている事から)を目撃した事件が詳細に紹介されました。
このビデオが撮られた時に、米海軍巡洋艦プリンストンの元レーダー管制主任をしていたケビン・デイ氏が詳細に証言しています。
『あれは、11月10日の夕暮れ時だ。サンタカタリナ島付近でレーダーが何かを捉えた。最初は10数個だったが、舞い散る雪のようになっていった。まるで上空から降り注ぐように見えた。そしてその数は最終的に優に100機はいた。レーダーのバグかエラーかと疑い、再起動を何回かしても捕捉され、間違いなくバグやエラーではない。そのUFO群は、通常の戦闘機なら墜落してしまうほど異様に遅い速度(時速180Kmくらい)でゆっくりと一糸乱れずきっちりと並んで南へ飛んでいた。
レーダーの情報から判断すれば、それは友好国のでも敵国の機体でもなかった。すぐさま撃墜せねばと思い、スミス艦長に進言した。「これらを要撃すべきです」と。そしてその物体を大画面に映すと、8500m下の海面に僅か0.78秒(秒速10Km超、音速の30倍)で急降下して海面で止まっていた。艦長は要撃しようと言った。そして物体の追跡を始めた数日後の2004年の11月14日に遂にレーダー室が主導した。訓練に向かうパイロットがいた。フレーバー中佐だった。」
デビッド・フレーバー中佐と僚機パイロット(匿名希望)『訓練中にプリンストンの管制員が、これより訓練を中止すると言ってきた。つまり、現実の任務だ。我々2機はその空域に着いた。要撃対象が目視できる場所だ。その物体は最初は浅い海中にいる物体の上を物凄いスピードで飛んでいた。時計回りに旋回しながら様子を見ていたが、そこで私が降下して見に行った。そうしたら物体は私の存在に気づいたようで、猛スピードで急上昇してきた。そのスピードが異様に速く、動きが全く予測出来なかった。逃げたと思ったら突如反転してつまり私の目の前を霞めるように猛スピードで反対方向に飛び去ったり、、こんな相手とはどうやっても戦えない。そして突然、無線でマズイ、捕捉されたと。大惨事が起きると思った。ところが物体は戦闘機から凄まじい猛スピードで上昇したんだ。もうね、ウォ!と面食らった。」
「飛行機とは明らかに飛び方が違っていた。大きさは約12メートルくらいの白い物体で、排気煙も翼もローターも、動翼もなかった。白い楕円形の物体だった。動きが全く読めず、不気味としか言いようがない正に異次元の飛び方だった。我々の広大な視界から僅か2秒程度で完全に見えなくなり消えてしまった。あれが敵機だったら深刻な事態だ。」
プリンストンレーダー管制主任ケビン・デイ「瞬時に高度8500mへ上昇したんだ。。遭遇劇はこれで終わらず、この時は空母から別の戦闘機もこちらに向かっていた。1機が物体を撮影し、映像が世界中で報じられた。それらの物体は、雨のように降り注いだ。まるでUFOの雨のようだった。異様としか言いようがない光景だった。そこは警戒区域で演習場でもあったが、UFOは悠々と飛び去った。」
そしてビデオは、報道されている物より長く、遥かに高解像度で鮮明な物だったそうで、実際には下部に突起が2本出ていて非常に細かいディテールまで見えたと証言しています。しかも様々な形のUFOやよりワイドアングルで編隊で飛ぶ様子、猛スピードで飛び去る様子の映像もあったようで、公開されて報道されている映像はオリジナルの一部分だそうです。
つまり、今公開され報じられているビデオはかなり画質を落としてあるようで、これも意図的なのでしょうかね。。これを証言したのは、記録保管を担当している下士官で、元国防総省情報担当国防次官補だったクリス・メロン氏に証言しました。
番組では、2014年~2015年にかけてUFOを目撃し、先に証言したデビッド・フレーバー少佐とルイス・エリゾンド氏に数か月に渡り説得され、証言する事を決意した海軍現役パイロットのブライアン・グレーブス大尉の生々しい目撃証言も紹介されてます。このインタビューはまた後日取り上げたいと思います。
この事から空軍?か政府の一部の人間は把握していた可能性があります。高度8500mから海面スレスレまで瞬時に移動して停止出来る異次元の飛行能力を持つ米軍の革新的な極秘の航空機?なのではないかと感じます。。もしくはドローン航空機?正体は未だ持って不明です。
そしてその後、現在報道されているビデオを撮影したパイロット本人が遂に16年の沈黙を破り証言します。
パイロットの名前はチャド・アンダーウッド氏。ビデオを撮影したパイロット本人で映像の声もチャド氏本人だそうです。チャド氏は先に証言したデビッド・フレーバー氏やが当時、UFOに遭遇し着艦した後に飛び立ちUFOを撮影しました。
チャド・アンダーウッド氏は、物体が高度に分類された米国の軍事プロジェクトの一種であるという考えを否定する事はしませんでした。
チャド・アンダーウッド氏「あの物体がなんだったのか?それを推測するのは、私の仕事ではありません。しかし、私は何かを見ました。私の指揮官であるデビッド・フレーバーとそこにいた海兵隊ホーネット飛行隊の指揮官も見ました。「エイリアンの存在」や「エイリアンの航空機」など、それらと関連付けられる事を懸念していた。 私はUFOコミュニティの一員になりたくありません。でも、あれはまさに私たちがUFOと呼ぶものでした。なんの航空機なのか全く識別できませんでした。そしてそれは明確に物体で、確かに飛んでいたのです。何かの自然現象の見間違えでも、気象バルーンでもありません。」
そして、ルイス・エリゾンド氏、米情報機関の大物クリス・キャメロン氏らが精力的に政府上院議員らに働きかけた事で、番組内で上院議員(匿名)と勇気ある証言をした海軍現役パイロットとのヒアリング会議も実現、更にはハリーリード元上院議員とのUFOについてのディスカッションまでが映像として公開され、最終的に米海軍が、UFOを目撃した場合に報告する部署を正式に設ける事が発表されたのです。これは、今までのUFO番組とは別次元の格を持った内容になっていました。
そしてその後、この事件に関連して明らかになった事が他にもあり、UFO研究家のクリスチャン・ランブライト氏が、米国情報公開法に基づき情報の開示請求に対しての米海軍情報局の回答内容が興味深いものになっています。
「大統領令により、組織名の明らかにされていない機関から提出された「トップシークレット」のブリーフィング・スライド(解説スライド)は存在するが、これらの情報を公開することは、アメリカの国家安全保障上にとって極めて重大なダメージとなるので、今回公開できる情報はない。シークレットのビデオを所有しており、これを公開しても良い物なのか、関係機関に照会するために海軍航空システム・コマンドに転送した」
と、衝撃の回答が返ってきたのです。これが何を意味するかというと、
「UFOに関する極めて重要な情報はあるが、アメリカの国防上の理由で公開できない」
という事です。つまり、
「もうUFOが存在するしないの問題ではなく、確かに存在しこの地球の空を飛んでいるが、正体は分からない。」
これを公式に米海軍は認めたという事です。そして国防総省も自然現象ではなく、何か正体は分からないが明らかに不明の物体が飛んでいると認めたのです。
これは歴史的に見ても大変な転換点と言えます。今まで頑なにそんな物は存在しないしいない。自然現象の見間違いだとしてきた米政府、米軍の公式見解が変わったのです。これが何を意味するかは分かりません。ですが、明らかに流れは変わっており、近い将来正体も判明して発表されるかもしれません。 🔚
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