次世代ゲーム機に搭載される話題のレイトレーシング、nVIDIA RTX 2080Tiで実際に体験してみる。

次世代ゲーム機PlayStation5XboxSeriesXで新たに搭載される現実世界に極めて近い、自然でリアルな反射、ライティング・エフェクトを実現するリアルタイム・レイトレーシング技術ですが、現状ではまだ一部のPCのnVIDIA製グラフィックカードでしか対応(AMDも次世代グラフィックカードで搭載)しておらず、しかもタイトルによっては処理が非常に重いものあり、全設定最高にした場合はハイエンドと言われているnVIDIA 2080Tiグラフィックカードでさえ、4Kで60fps平均も厳しいなんてのもあります。一般的に見ればまだまだマイナーな存在で、レイトレーシングって何よ?そんなに変わるもの??と半信半疑な方も多いと思います。

実際、私も動画等で観てはいたものの、ゲーム内でウロウロしたり、走ったりしていたら、あまり目にもつかず分からんでしょ??と半信半疑に思っていました。。

バトルフィールド5のレイトレーシング効果の分かりやすい1例。炎から周囲の背景が映り込んでいます。

しかし、実際にレイトレーシング効果を自分の眼で直にプレイしてみると、予想以上に印象が変わる事が分かりました。発表当初と比べて対応タイトルが増えてはいるものの、負荷も大きい事から効果が控えめなタイトルもあるので、現時点でリアルタイムでの反射、影生成、大局的拡散光などのレイトレーシング技術を豊富に導入し、nVIDIAもオールラウンドにレイトレーシングを使ったデモ作品だと明言している、フィンランドの開発スタジオRemedyエンタテインメントが開発した最新作CONTROLで試してみました。

開発したRemedy Entertainmentの歴史

CONTROLを開発したRemedyは、19年前のPC版Max Payne1でプレイして以来、大好きなスタジオでもあるので簡単に解説しておきます。

古くはDeathRallyMax Payne 1Max Payne 2Alan Wake、ここ数年ではXboxとPC独占タイトルだったQuantum Breakなど有名で、Remedy独特の世界観とシリアスでダークなストーリーは、ファンも多く非常に技術力の高い創造性に溢れたフィンランドの開発スタジオです。

Remedyの開発した代表作群。どれも独特で傑作ですが、、

Remedyは2006年から2016年までマイクロソフトと提携し、XBOX360の独占ソフトAlan Wake、Quantum Breakを開発しました。独特のダーク&シリアスなストーリーと独自のゲーム性で傑作と関連メディアからも評価されたにも関わらず、マイクロソフトが期待した程は売れなかったようで、残念ながら商業的に成功したとは言えない結果に終わっています。自分は両作共本当に面白い傑作だと思うんですけどね。。

Remedyのクレイエイティブ・ディレクターでもあるSam Lake氏は、3年前のインタビューで「AlanWakeには大きな可能性も価値もあるのでもっと作りたいが、創造的なアイデアだけでなくビジネスプランも考えなければならない。それを実現するには全ての物事が上手くいく必要がある。」と答えています。

Remedyクリエイティブ・ディレクターのSam Lake氏。
MaxPayne1では当時予算がなく、自身が主役のMAXにw以降、Remedyの顔的存在にw

Remedyは当時、Alan Wakeの続編の原案として実写とゲームの融合を提案したそうですが、マイクロソフトはそのアイディアに興味を示したものの、Alan Wakeでの度々の開発延期、セールスの低迷もあって続編ではなく、新たな新規作品を求めたそうで、そのAlan Wake続編の原案が発展してQuantum Breakに結実したようです。

そして昨年夏にマイクロソフトはAlan Wakeの権利をRemedyに譲渡しています。これは実質、マイクロソフトがAlan Wakeの続編を作る気がない(出資しない)という事ですね。。ですので、もしAlan Wakeの続編が作られるなら全プラットホーム対応のマルチタイトルになるか、もしくはプレイステーション独占、もしくはPCのみになる可能性すらあります。悪くとれば、マイクロソフトにとってAlan Wakeは欲しいタイトルではないという事になります。この事からも、相当に採算性が悪かったのでしょうねw

その後、Remedyは505 Games(CONTROLのパブリッシャー)と契約、新作を開発中と発表されました。それがCONTROLという事ですね。

しかし、Alan Wake続編の話は今も出て来ません。水面下で様々な試みはされているんでしょうけど、過去の商業的低迷の理由から残念ながら巨額の開発資金を出資するパブリッシャーがいないのかもしれません。。因みにQuantum Breakの権利はマイクロソフトが保有しているようです。こちらもいつか続編が始動してくれると嬉しいですね。

多様なレイトレーシング技術が採用されているCONTROL

という事で、話が脱線しましたが、そのRemedyが開発した最新作がCONTROLです。先に述べたとおり、本作もRemedyにしか作れない独特の世界観と奇抜なストーリー、ゲーム性となっていて、メディアの評価も高くRemedy最高傑作とも言われていますね。私はまだクリアはしていなくてプレイ中ですが、それに値する傑作だと思っています。

前置きが長くなりましたが、本題のレイトレーシング。

壁面の素材の違いで、反射の質も変わっています。
暗い中でガラスの向こうが暗く、遠くが明るいと反射もクッキリと見えます。

反射する材質によって反射の質が変わっているんですよね。ガラスの場合はクッキリ綺麗な鏡面反射、床や壁などは反射の具合が変わり、ザラついたり、もやけた感じだったりと、そのオブジェクトの質感が反射の質で視覚的に分かるんですよね。この感覚は今までにない新しい感じです。

反射や拡散光などリアルになると印象が全く異なる事が分かります。

更に凄いのは、暗い所ではハッキリと映り込み、明るいところではやや薄く反射するという感じで、周囲の環境の違いで反射の質も変化するので、現実世界に極めて近い反射を実現している事がわかります。開発のRemedyやnVIDIAによると、リアルタイムでのレイトレーシングで半透明素材(ガラス)への反射の採用は業界初らしいです。

このドアの前ではクッキリとは映らず、もやけたような反射になっています。
分かりやすい比較動画を4K解像度で作ってみましたので見てみてくださいw

レイトレーシングのないPS4PRO版とレイトレーシングありのWINDOWS10版の分かりやすい比較動画を4K解像度の高画質で作ってYOUTUBEにUPしたのでよろしかったら見てみてくださいw

今後、比較から新旧タイトルのプレイ動画など高画質動画を色々追加していきますので、ご興味があったらチャンネル登録、よろしくお願いしますw

次世代ゲーム機でどうなるのかが楽しみ

CONTROLは、当初レイトレーシング効果がないPS4Pro版で先にプレイしていただけに、このPC版のレイトレーシング効果にビックリしました。次世代ゲーム機PlayStation5やXboxSeriesXが発売されれば、これに近いレイトレーシング効果のゲームがプレイ出来るかと思うと待ち遠しいですね。

nVIDIA 公式レイトレーシング ホームページ

Remedy公式ホームページ

Remedy CONTROL公式ホームページ

505 Games公式ホームページ

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