プロジェクト・ブルーブックシーズン2が早くも今夏にヒストリーチャンネルで放送決定。

ゲームオブスローンズで狡猾なリトルフィンガー役が印象的だった、エイダン・ギレン主演の超常現象サスペンス・ドラマ『プロジェクト・ブルーブック』のシーズン2が早くも今夏にヒストリーチャンネルで放送が決定です。早速、日本語字幕付トレイラーがヒストリーチャンネル日本の公式YOUTUBEチャンネルで公開されました。

ドラマ「プロジェクト・ブルーブック」は、UFO、超常現象系の番組や歴史物の番組を中心に放送する、アメリカのケーブルTV局「ヒストリーチャンネル」が、映画バックトゥザフューチャーやフォレストガンプで知られるロバート・ゼメキス監督と組んで製作したドラマです。製作発表と同時に米国では大きな話題となり、初回でいきなり高視聴率をマーク、早々にシーズン2の製作が決定していました。

今シーズンは、UFOフリークの間では知らぬ人はいないであろう、1946年にアメリカ・ニューメキシコ州ロズウェルで起きたロズウェルUFO墜落事件や、ネバダ州に存在する広大な敷地にある米軍極秘実験施設エリア51までが登場するので、UFO好きな人だけでなく、X-FILESが好きな人、サスペンス、超常現象物がお好きな方なら必見の内容となっています。

エイダン・ギレン演じる主人公のJ・アレン・ハイネック博士は実在の人物で、1948年から1969年まで20年以上に渡り、アメリカ空軍UFO研究機関の顧問を務め、研究機関が閉鎖後も膨大な数のUFO目撃報告を研究・分析、その分類法や評価法を提唱し、自らUFO調査研究団体であるUFO研究センター(Center for UFO Studies = CUFOS)を設立するなど、主にUFO研究の分野で多大な功績を残した人物として知られています。

J・アレン・ハイネック博士。UFO史を語る上で重要な人物の1人。

1972年には自身にとって初のUFO研究本であるThe UFO Experience: A Scientific Inquiryを発表しベストセラーとなり、スティーヴン・スピルバーグが映画『未知との遭遇』の脚本を書く際に参考にしたそうで、『未知との遭遇』の原題、Close Encounters Of The Third Kind ( 第3種接近遭遇 )という用語は、ハイネック博士が自身のベストセラー書、The UFO Experience: A Scientific Inquiry内で提唱したもので、その経緯もあってハイネック博士は『未知との遭遇』にスーパーバイザーとして参加、劇中のデビルズタワーでUFOとコンタクトするシーンで米政府科学者役?としてカメオ出演しています。

映画「未知との遭遇」にカメオ出演しているハイネック博士。

ハイネック博士は自身の書で、未確認飛行物体との遭遇を以下の3段階に分類しています。

第1種接近遭遇:空飛ぶ円盤、未確認飛行物体を500フィート(約150メートル)以下の至近距離から目撃すること。物体を広い角度で確認でき、更に細部についても確認することができた遭遇。

第2種接近遭遇:空飛ぶ円盤が周囲に何かしらの影響を与える状況。乗り物や電子機器への影響、動物の反応、麻痺・熱・不快感など目撃者に与える影響、地面に接触跡、化学物質の痕跡など、何らかの物理的な痕跡を残した遭遇。

第3種接近遭遇:未確認飛行物体搭の乗員と直接、コンタクトした遭遇。

後に他の研究者によって、第9種接近遭遇まで分類されています。

当初、ガチガチのUFO否定派だった博士が、ブルーブックで研究、調査していくうちにUFOの存在を確信するに至り、UFO肯定派に転じた事でも知られていて、ドラマでもその部分が描かれています。

プロジェクト・ブルーブックも実際に政府が設置した実在の研究プロジェクトで、1952年から1969年までアメリカで謎の飛行物体や光の目撃が爆発的に増加した事で、空軍と政府は無視する事が出来なくなり、12,000件以上の目撃情報を極秘裏に調査する事にしました。その調査のコードネームこそが「プロジェクト・ブルーブック(Project Blue Book)」で、ハイネック博士はプロジェクト顧問として米政府に雇われました。調査資料は、2015年に開示され、政府だけが知っていた驚くべき事実も明らかにされてます。本作はその事実に基づいた事件をドラマ化している点が、評判を呼び高視聴率に繋がったんでしょうね。

もちろん、ドラマとして脚色されている部分はありますが、リアルでシリアスな描写に、空軍大尉であるマイケル・クイン(マイケル・マラーキー)とのコンビで調査していくスタイルは、超常現象バディ物としてX-FILESのモロダーとスカリーを連想させ、現代版X-FILESとも言われているので、それも好調の理由かもしれません。

後は、アメリカではUFOの存在を信じている人々が多いのと、日本と違いUFO番組は結構シリアスで真面目に調査、探求している番組が多いというのもあるからかもしれません。日本では一時矢追純一さんがシリアスに取り上げスペシャル番組が作られ、TBSプレゼンターなどで報道番組なみにシリアスなUFO番組「UFO最後の真実」など作られましたが、今はもう酷いもので芸能人とかが茶化したり、バラエティネタ扱いなので、そういう違いもあるかもしれませんね。。

何はともあれ、この夏の日本放送が待ちきれません。🔚

参考文献:ウィキペディア

ヒストリーチャンネル日本公式ホームページ

プロジェクト・ブルーブック日本公式サイト

Project Bluebook History Channel

2 件のコメント

  • いよいよ見れますね!
    自分の関係者の職場で本当にUFOいるの?と話題になり知人はUFO否定派なのですが、そんなの「ゆうほう」がおかしいと、言ったそうです。
    今や否定するほうが情報不足と思うのですが、洒落で切り返した事には感心シマシタ。ピンクレディの歌も懐かしいなぁ〜

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