7月のXboxショーケースイベントが終わり、8月もXBOXの発表イベントがある事をフィル・スペンサーさんが認めた事で、いよいよ噂のLOCKHARTの発表と、XboxSeriesXの価格が発表される?かもしれませんが、その他に様々なタイトルの開発者インタビューなどで、徐々に次世代ゲーム機PS5やXboxSeriesXタイトルのグラフィック仕様がどうなるのかが見えてきました。
先日公開されたXboxWireの記事で当ブログでも昨日ピックアップしましたが、Exomechaの公開された詳細仕様で、個人的に注目だったのは、XboxSeriesXでの動作仕様で、「4Kモード」と「120fpsモード」があるようです。「4Kモード」でのフレームレートには言及していませんが、FPSシューターなのでおそらく60fpsでしょう。気になるのは「120fpsモード」の詳細です。120fpsモードでは負荷に応じて解像度を上下させる動的解像度の「ダイナミック解像度」を採用しています。
私は、XboxOneXとPS4Pro以外に、簡易水冷のnVIDIA 2080Ti(OC)、12コア24スレッドのインテル10920X CPU(簡易水冷で全コア常時4.8〜5GHzにOC)、サムスンの960Pro NVMe SSD搭載の自作ハイエンドPCでプレイしているのですが、このマシンスペックでも、最新タイトルを最高画質設定でレンダリングスケール100%のネイティブ4K解像度、120fps超での安定は難しいです。
画質設定を最高からハイかミディアムに落とすか、解像度をWQHD(2560x1440P)くらいに落とせば可能かなというレベルです。 レイトレーシング対応タイトルとなると、バーは更に上がり安定した4K解像度で120fps超安定は、もう2080Tiのビデオカード1枚では難しいレベルです。
F1 2019では、ゲーム自体がやや軽めのようで12コアの10920Xをオールコア常時5GHzにOCし、画質設定をMAXでも、ネイティブ4Kで常時120fps以上を維持して安定する感じです。↓
ですので、次世代のXboxSeriesXのパワーでも、120fpsオプションの場合はネイティブ4K解像度での可能性はまずないと思っています。つまり、ダイナミック解像度で120fpsという仕様が主流になると思います。
おそらくXbox SeriesXのダート5での120fpsモードは、ダイナミック解像度でしょう。私の推測では、60fpsでもネイティブ4Kではなく、ダイナミック解像度を採用するタイトルがありそうだと思っています。もちろん、ネイティブ4K、60fpsタイトルもある思います。
特にオープンワールド系は30fpsもあると思っています。実際にアサシンクリード・ヴァルハラはXboxSeriesXでもネイティブ4Kの30fpsになるようです。おそらくヴァルハラの開発の方はフレームレートにリソースを割くよりグラフィックに重きを置きたいのでしょう。
次世代機でGPUパワーは2倍、RAM帯域も大幅向上、CPUに至っては4倍近く高速になった事で、PS4、XboxOne世代よりは格段に制限はなくなったものの、上を見れば、青天井というわけではなくまだ制約はあるという事ですね。
更にCPUクロック、GPUパワー、GDDR6 RAMの帯域面でXbox SeriesXより下回るPS5は、解像度とフレームレートの面では更に厳しくなるような気がします。PS5はおそらくネイティブ4K解像度の場合は30fps仕様、ダイナミック4Kで60fps、120fpsの場合は解像度は1080Pになる可能性があります。PS5は次世代でもチェッカーボード、再構成(リコンストラクション)が主流になるのではないかなと予想します。
とは言え、最近のAIによる低解像度を高解像度に変換する技術はnVIDIAのDLSS2.0を体験すると、驚くべきレベルに到達している事が分かります。
PCでさえレイトレーシングを加えると、このような技術で負荷を抑え、リソースを他のエフェクト処理に回す技術でパフォーマンスを上げる事が主流になりつつあります。
アンリアルエンジン5もより軽い負荷で素晴らしいエフェクトや詳細なオブジェクト表現が実現出来る技術なので、アンリアルエンジン5が正式ローンチされるのが来年末なので、それ以降(2022年以降)に発売されるタイトルで、ようやく真の次世代グラフィックスを感じるタイトルが増えてくる事になるのかもしれません。🔚
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