PlayStation ProductionsとSony Picturesは、映画版「Ghost of Tsushima」の脚本家を明らかにしました。
『Infamous』で知られるSucker Punchが開発した、アクション・アドベンチャーゲーム『Ghost of Tsushima』の映画化で、Takashi Doscherが脚本を担当するとDeadlineが報じています。
Takashi Doscher氏は、これまでにフレイダ・ピントとレスリー・オドム・ジュニア主演のSFロマンス「Only」や、マデリン・ブリューワー主演のスリラー映画「Still」、ESPNドキュメンタリー「A Fighting Chance」などを手がけたそうです。
映画版『Ghost of Tsushima』は、『John Wick』のChad Stahelski氏が監督を務め、現在は製作の初期段階にあるとの事。
『ゴースト・オブ・ツシマ』は、2020年7月にPS4向けに発売され、3日間で240万本以上という驚異のセールスを達成し、PlayStationのオリジナルIPとして史上最速の売上を記録しています。2021年8月に新たに発売された『Ghost of Tsushima:ディレクターズ・カット』では、新たに壱岐島を拡張し、PS5限定の機能を複数追加しています。
Sucker Punchは今年の1月に、『Ghost of Tsushima』の販売数が800万本を超えたと発表しています。今やプレイステーションの顔になりつつあるタイトルでもあります。
『ゴースト・オブ・ツシマ』は、モンゴルに侵略された対馬の自由のために、モンゴルと戦う武士「境井仁」を主人公に、対馬の美しい大自然と日本の伝統と歴史、サムライ映画の伝統を巧く活かしたゲームで、忠実な日本的表現など奥が深く、哲学的でもあり、本当に素晴らしい作品に仕上がっています。私も大好きでお気に入りの作品です。
今年2月に公開された実写版アンチャーテッドの映画『アンチャーテッド』に続き、『ゴースト・オブ・ツシマ』はPlayStation Productionsの映画化プロジェクトの第2弾となります。
「PlayStation Productions」は、ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント(SIE)が2019年に設立したもので、ソニー・ピクチャーズと提携し、オリジナルのビデオ・ゲーム資産を活かして映画やテレビで映像化し、プレイステーション・ユニバースを更に拡大させる事を目的としています。
現在、PlayStation Productionsは、更に『The Last of Us』のHBO TVドラマシリーズや、デッドプールの脚本家による『Twisted Metal』 TVシリーズなどの企画も進めています。
このようにゲームを大作映画として製作するというのは、メジャーハリウッド映画会社のソニー・ピクチャーズを傘下に持つソニーならではの強みでもあり、これはマイクロソフトには真似の出来ない手法でもあります。
こういった展開手法はソニーの大きな利点でもあります。メジャー大作映画化する事で、ゲームやそのキャラクターの知名度もブランドとしてもより広範囲に渡る人が作品やキャラクターを知る事にもなり、結果的にゲームの売り上げにも貢献することにも繋がるのかもしれません。
今後、ソニーは大作ゲームを映画化してブランド力向上というサイクルが増えてくるかもしれませんね。
いずれにしろ、傑作でもある『ゴースト・オブ・ツシマ』の映画化は、題材的にも面白くなりそうですし、監督も脚本家も優秀な方なので、期待も膨らみます。🔚
via DeadLine
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