【個人的にも衝撃】Xbox Series Sのインパクトは想像以上になるかもしれない。PS5と対峙するには、超強力なPS独占タイトル群に匹敵する作品が必要。

昨日、リークという形で映像が出て、その後公式が続いて認めるという形で正式に公開されたXbox Series S。どうやらマイクロソフトにとってリークは想定外だったらしく、予定変更で公開されたようです。こうなると、東京ゲームショウ2020で急遽、日本での発売日、価格も発表される可能性はあると見て良いかもしれません。

東京ゲームショウ2020で日本での価格、発売日の発表に期待。

   

Xbox Series Sは、コードネーム「Lcokhart(ロックハート)」と呼ばれ、長らく噂となっていました。公式披露された今となってみると、リークされたスペック(4テラフロップスなど)はほぼ当たっていました。

個人的にサプライズだったのは、コンパクトなボディで299ドルという価格にも関わらず、レイトレーシング、VRS(可変レートシェーディング)、VRR(可変リフレッシュレート)などに次世代機能にもしっかり対応し、Xbox Series Xと同じCPU(XboxOne比で4倍、200MHzのDC)と高速NVMe SSDの性能は全く同じ(2.4GB/秒)で、クイックレジュームなどXbox Series Xの主要な機能はほぼ対応している事です。

この事からも、Xbox Series Xとの差はGPUパワー(X=12TF、S=4TF)高速NVMe SSDの容量差( X=1TB、S=512GB)搭載メモリ容量(X= GDDR6 16GB、S=GDDR6 10GB)4K UHDブルーレイドライブの有無くらいで、他のハードウェアの性能差はmほぼないと言ってよいのです。おまけに1080P〜1440P解像度にはなりますが、最大で120fpsにも対応するのです。

要は4K解像度などより高解像度でプレイしたいならXbox Series X1080P(フルHD)や1440P(WQHD)などの解像度でも十分という方はXbox Series Sで十分かもしれません。

モデル名Xbox Series XXbox Series S
Processor8x Cores @ 3.8 GHz (3.66 GHz w/ SMT) Custom Zen 2 CPU8x Cores @ 3.8 GHz (3.66 GHz w/ SMT) Custom Zen 2 CPU
Graphics12 TFLOPS, 52 CUs @ 1.825 GHz Custom RDNA 2 GPU4 TFLOPS, 20 CUs @ 1.55 GHz Custom RDNA 2 GPU
Memory16 GB GDDR610GB GDDR6
Memory Bandwidth10 GB @ 560 GB/s, 6GB @ 336 GB/s10GB 224GB/s
Internal Storage1 TB Custom NVME SSD512 GB Custom NVME SSD 
I/O Throughput2.4 GB/s (Raw), 4.8 GB/s (Compressed, with custom hardware decompression block)2.4 GB/s (Raw), 4.8 GB/s (Compressed, with custom hardware decompression block)
Expandable Storage専用1 TB 拡張 NVMe SSD専用1 TB 拡張 NVMe SSD
External StorageUSB 3.2 外付けHDDサポートUSB 3.2 外付けHDDサポート
Optical Drive4K UHD Blu-Ray Driveなし
Performance Target4K @ 60 FPS, up to 120 FPS1440p @ 60 FPS、最大120FPS
ColorMatte BlackMatte White, Black
Size301mm x 151mm x 151mm
Release date2020.11.102020.11.10

そして、Xbox Series SにはDirect MLによるアップスケールも備わるようで、(Xbox Series Xにもある機能)低解像度でレンダリングはされても、Xbox Series Xほどでないにしろ、かなり高精細な映像にアップスケール(高精細化)されるかもしれません。(噂。公式確認待ち)DirectMLのアップスケールが、nVIDIAのDLSS並みの出来の良さであれば、本当にXbox Series Sで事足りてしまうかもしれません。以前に当ブログで取り上げた解説記事があるので、是非こちらをご覧ください。

そういう意味でも、Xbox Series Sは私にとって予想以上のインパクト、衝撃的な内容でしかも299ドル(日本で29800円?)です。月額1100円のゲームパスUltimateを購入してしまえば、マイクロソフトのファーストパーティータイトルなら発売初日から追加費用なしでプレイ(スタンダード版)出来てしまいます。

マイクロソフトにとってもXbox Series X以上に重要な立ち位置の製品なのかもしれません。逆にXbox Series Xの存在さえ危うくしてしまう存在ではないかとw

ま、それは言い過ぎにしても、DX12 Ultimate、最新の12_2の機能でさえハードウェアレベルで対応し、その恩恵を受けたコンパクトでとてつもない可能性を秘めたXbox Series Sは、発売された後にどれほど売れるのか、非常に楽しみな存在でもあります。

私は当初、Xbox Series Xを購入しようと思っていましたが、nVIDIAの発表したRTX3090の性能(36TF、 GDDR6X 24GB)が予想を超えたとんでもない性能だったので、購入を決め別室にあるXboxOneSをXboxSeriesSに入れ替えて、ハイエンドはRTX3090のPCで行こうと思っています。

RTX3090は36TF、GDDR6X 24GB搭載

    

こうなったのも結局は、マイクロソフトのファーストパーティタイトルは、PCで同時発売するようになり、ゲームパスUltimateに加入してれば、発売日に全てプレイ出来てしまいます。ハイエンドPC環境のある方なら、XBOXでなくてもPCで全て済んでしまうようになってしまったのです。

マイクロソフトの全方位展開は、本当に素晴らしいとは思いますが、こういう私のようなユーザーも少なからず出てくると思います。マイクロソフトからすれば、ゲームパスUltimateに加入してくれれば良いのかもしれませんが、XBOXだけでしかプレイ出来ないような、大作独占タイトルの数本程度はあったほうが良い気がするのは私だけでしょうか?

ま、そんな環境下の私でも、Xbox Series Sは魅力的に感じたということです。

そして、Windows Centralの編集長であるJez氏がSNSでコードネーム「エジンバラ」という存在もある事を明かしています。

https://twitter.com/jezcorden/status/1303325168224346113?s=21

そこにXBOXマーケティングチームのボスである、アーロングリーンバーグ氏が、「今週はもっと情報があります。」としているようで、もしかするとXbox Series Xのオールデジタルエディションの可能性?も僅かですが、あるのかもしれません。

Xbox Series Xが499ドルなので、オールデジタルエディションならいくらか価格を下げて提供出来るので、マイクロソフトがPS5と戦う上でPS5にデジタルエディションがある以上、存在はしているのではないかと推測しています。デジタルエディションのポジションがXbox Series Sという考え方もあります。

4K UHDブルーレイドライブがなければ、449ドルくらいの可能性もあるかもしれません。確定したわけではありませんが、Xbox Series Xのデジタル版の存在が本当なら、XBOXの布陣はバリエーション豊かで様々な環境のユーザに対応しており、ハードウェアはかなり強力なラインナップではないかと思っています。

後は、ソニーの超強力なファーストパーティー独占大作のように、幅広い層に受けるAAA大作を増やす事ではないでしょうか。マイクロソフトの独占タイトルは結構ありますが、どうもコアゲーマー向けが多く、幅広い一般層にも響くようなメジャー大作独占タイトルが少ない気がします。

これは非常に困難な事で簡単な事ではありませんが、いくらハードウェアが良くてもそれを活かす魅力ある大作独占タイトルが充実していなければ、意味がありません。

充実した4世代に渡る後方互換はXBOX独自の大きな魅力でもありますが、それでも限界があります。今後のマイクロソフト傘下のファーストパーティースタジオの作品に期待したいと思います。

とりあえずは、マイクロソフトが新たにAAA大作IPを生み出すために精鋭を集めて設立された「The Initiative」スタジオはそろそろ新作を公開して欲しいものです。🔚

2 件のコメント

  • Series Sのみならず、Series Xの値段、EA PLAYがGame Passの仲間入りすることまでこんなにあっさりと発表してしまうことに驚きです。
    発売までにあと1回くらいは発表イベントがあると思うので、まだ何かあるのかと期待してしまいますw
    次世代機版Minecraftもまだ発表されてませんしね。(技術デモはありましたが)

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