PINBALL FX3を開発するZEN STUDIOが、実機ピンボールファンの間でも人気が高い、「Indiana Jones The Pinball Adventure」の追加台を、3月10日に配信するとアナウンスしました。XBOXのPINBALL FX3公式クラブからのレターで確認しました。公式サイトのニュース欄にはまだ見当たらないようです。
PINBALL FX3は、数々の名作映画(スターウォーズ、エイリアン、ジュラシックパークなど)や TVドラマ、ビデオゲームをテーマに、オリジナルデザインの架空のデジタルピンボール化、最近はウィリアムズやバリーの実機の名作をデジタルピンボール化しつつ、実機では実現出来ないようなデジタルならではの演出要素を取り入れたリマスター版も、ボタン一つで瞬時に切り替えて遊べるなど、現在の実機ピンボールゲームでは、ベストと言えると思います。
実機ピンボールのデジタル版は、個人が趣味で作ってPC版で配布していたレベルでしたが、Farsightスタジオがライセンス契約し、「ピンボール・アーケード」としてコンソールからモバイルまで幅広く発売し、最終的にはファンからの要望を聞いて、クラウドファウンディングなどを利用し、数々の名作実機ピンボールゲームをデジタルピンボール化していました。
しかし、ライセンス更新時?にZENスタジオがより好条件を出したのか、ライセンス保有者がFarsightと天秤にかけたどうかは分かりませんが、突然ZENスタジオとライセンス契約し、実機ピンボールマシンをリリースし出しました。
一連の流れは、「ピンボールアーケード」でマシンパックを買い続けていたユーザーからは失望の声が多く上がりましたが(私もそうでした)、ZENスタジオは精力的にウィリアムズ、バリーの実機マシンパックをリリースし続けており、既にファンハウス、シアター・オブ・マジック、アラビアンナイト、ロードショー、メディーバルマッドネス、ゲッタウェイ、モンスターバッシュ、クリーチャー・フロム・ザ・ブラックラグーンなど名作マシンを合計で21台もリリースしています。
PINBALL FX3の実機台としては、22台目となる「Indiana Jones The Pinball Adventure」は、1993年にウィリアムズが発売した台で、インディアナジョーンズ映画3部作をピンボールで忠実に再現しており、劇中の銃声や音楽、ハリソンフォードやショーンコネリーのセリフ、そして映画の名シーンをビデオゲーム、ミニゲームなど、再現度は数ある映画ものピンボールの中でも、かなりの完成度です。
左上に位置する左右に傾斜させて穴に落とさずにボールを導くミニゲームがあるのですが、実機マシンではそこのメカニック部分が壊れやすく、メンテナンスでは難のある箇所でした。
デジタルであれば、そんな故障も気にせずに存分に遊べるので、実機ピンボールファンにとっては正に待望のデジピン化と言えるでしょう。実際にアナウンス・トレイラーを見ると、数々の仕掛けやギミックもしっかりと再現されているのが、確認出来ます。
試しにPINBALL FX3をXbox Series Xで起動してみたところ、既に更新が入ったようで「Indiana Jones」のアイコンが出現し、Coming Soonとなっています。
この流れで、トワイライトゾーン(バリー)、アダムスファミリー(バリー)、ガンズ&ローゼス(旧データイースト)、トミー(旧データイースト)、クリープショー(旧データイースト)、ドラキュラ(ウィリアムズ)、ファイアーボール(バリー)、ツイスター(SEGA)などなど、名作は沢山あるので、デジピン化を更に推進して欲しいなと願っています。
とりあえず、3月10日の「Indiana Jones The Pinball Adventure」は、実機ピンボールファンにとっては、待ちに待った最高のプレゼントと言えるでしょう。
私も非常に楽しみです。🔚
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