サイト名の通り、マイクロソフト寄りのテック系メディアでもある、Windows Centralが珍しく、先日のマイクロソフトのインサイドXBOXで、事前に「ゲームプレイ」と予告されながらも、公開された映像はほとんどが「ゲームプレイ」ではなく、「シネマティックな」トレイラーだった事で、コミュニティの失望を買い、多くの批判が出た事を指摘しています。
先日のソニーとエピックゲームズのアンリアルエンジン5のPS5実機デモの大成功からも、マイクロソフトとXBOXは、ソニーや任天堂のゲームプレイ公開映像からユーザーが何を求めているのかよく理解すべきだとし、マイクロソフト社内の官僚体質のような構造、更にマイクロソフトのSkypeやMIXER(現在シェアが急速に低迷中)の扱いの仕方までを厳しく批判し、珍しく辛口の批判記事を書いています。
Windows CentralのシニアエディターのJEZ CORDEN氏は、ソニーのState of Playや任天堂のNintendo Directこそ、今の時代、今の状況下では正しいユーザーへの情報発信で、このやり方こそユーザーが知りたがっている事だ。それはコミュニティの反応を見ても明らかだとし、マイクロソフトはテレビやE3スタイル(つまりスタイリッシュでスピーディーなカット割りで編集されたシネマティック・トレイラー)のような、古いやり方に固執すべきではないと述べています。
そして記事では、昨日State of Playで公開された「GHOST OF TUSHIMA」の開発者が解説しながらゲームをプレイして紹介していく手法を称賛し、マイクロソフトも見習うべきだと述べ、更にマイクロソフトのメディアへの公開手法や、時代遅れで機敏に物事が動かないマイクロソフト社内の古い体質を厳しく批判しています。
当ブログでも度々書いてますが、「ゲームプレイ」映像に関してはマイクロソフトの先日のインサイドXBOXは事前に予告していた「ゲームプレイ」を期待していたユーザーからすれば、がっかりな内容だったのは明らかですよね。自分もそうでした。マイクロソフトが言うように本当にトレイラーがXbox Series Xの実機のゲームエンジンを使って動いていたとしても、映画のようなトレイラーではゲームプレイには見えないですよね。見たユーザーはゲームプレイではなく、ムービーだよねとなります。
マイクロソフトのマーケティングマネージャーのアーロン・グリーンバーグ氏もSNS上で自分たちの宣伝の仕方、事前の予告の方法が間違っていたと間違いを認めていますが、例えゲームプレイと予告しなかったとしても、シネマティックトレイラーだけではダメなんだと言うことに本当に気がついているのかな?と多少心配になりますw
コミュニティで批判され、Windows系メディアまでがソニーを称賛している現状をマイクロソフトが真摯に受け止めて考えを改め、7月のイベントでソニーや任天堂のスタイルを見習って「明確なゲームプレイ映像」を公開するかがXboxSeriesXの成功にかかっているとさえ自分は思っています。また前回のインサイドXBOXと同じことを繰り返せば、少なくとも一部のユーザーは掌を返すでしょう。
以前の記事でもブログ記事でも書いていますが、ソニーが6月初旬〜中旬にPS5の全貌を公開するとの噂があるので、7月と言わずもっと早い段階、出来ればソニーがPS5の全貌を公開する前に、前回のインサイドXBOXの失態をカバーする(ダメージコントロール)情報、ゲームプレイなどを少しでも良いので公開した方が良いと思いますね。
ダメージを受けたままで放置は良くないかなと。放置している間に、PS5のポジティブなイメージ、XboxSeriesXに対するネガテイブなイメージは、ユーザー間でどんどん膨らんでいくと思うんですよね。。もちろん、そうでないユーザーさんもいるでしょうけどね。
とにかくマイクロソフトは前回の大きな失敗を挽回するだけのインパクトある映像を公開出来るかですね。🔚
via Windows Central
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