日本のITメディアのAVwatchが、「4K120p入力で解像度半分になっちゃう問題。TVメーカー5社に聞いた」という記事を掲載し、ソニー、シャープ、パナソニック、LG、TVS REGZA に4つの質問項目で聞いています。
4K 120pの信号を入力すると、4Kの場合は3840x2160pですが、垂直解像度が半分の3840x1080pになってしまうという問題です。
AVwatchでは、
- 4K120p対応テレビに、4K120pのゲーム信号を入力した場合、一部で指摘されているような「垂直解像度が半分になる」症状は確認されているのか。
- もしそういった症状があった場合は、今後のファームウェア・アップデートなどで修正の予定はあるのか、もしくは改善が可能なのか。アップデートの時期などがあるのであれば、具体的な予定は?
- 4K120pのフル表示(劣化なく元信号をそのまま表示)することで、「HDRにならない」「何らかの処理がスルーされる」など、トレードオフになる機能や画質処理は?
の3つが今回のテーマの関連質問となっています。もう一つの質問は各社の製品をアピールする事などなので、今回は触れません。
各社の回答の詳細は元記事を読んで頂くとして、回答を読んでみると、明確に否定し1番シンプルで分かり易く回答していたのが、TVS REGZA と LG でした。シャープは事象を淡々と認めていて驚きましたが、しっかり回答。
パナソニックは、現行機種では問題ないとの事で対策済みという回答でした。
問題はソニーの回答で、1番まわりくどい曖昧な回答。まるで疑惑追及されて論点ずらしをする政治家のような回答でした。
一応、ブラビアの85インチX9500Gを愛用している1ユーザーとして言わせてもらえれば、ソニーの回答は1番良くない回答ではないかと感じましたね。。非常に曖昧で、もしかしてそうなの?とも言える灰色回答。。ソニーが繰り返し言及した「最適な映像処理を行なっている」これは、結果的に半分になっているとも受け取れそうな回答。
AVwatchでも ソニー の回答がかなり曖昧だったせいか、少し情報開示して欲しいと追加のコメントを求めたところ「半分になる事を認めているという意図ではない」とまたも歯痒い灰色な回答をしています。
AVwatchは、「Perfect for PlayStation 5」対応のXRモデルではそういった事象はないのかもしれないと一応の結論はしています。
改めてやはりソニーの回答には首を捻りたくなります。その点でTVS REGZAとLGのシンプルな回答は好感が持てますし、パナソニックもLG、TVS REGZAと同様に淡々と事実を回答。シャープも事実をオブラートで包むような回答はせず、しっかりと明かした上で今後の対応を考えるとしています。
私は昨年、LGの48インチC1を購入してPS5やXbox Series Xでの素晴らしいゲーミング体験に大満足していますが、今回の回答はTVS REGZAと並んで自信に満ちた回答にすら感じました。
LGについては、OLED 48C1 購入後にLGのサイトでオンライン機種登録をしたせいか、先週LGから「TV購入後約1ヶ月が経過しましたが、TVはいかがでしょうか?何か不具合、気がついた事などございましたでしょうか?」と電話が来ました。
TVを購入してサポートから電話が来る経験はなかったので驚きましたが、1ヶ月使用して気がついた事、改善すべき事などをいくつかフィードバックしました。接客対応も素晴らしく、非常に良い会話が出来ました。
LGのこういったサポート体制は、本当に素晴らしいなと思いました。国内メーカーもうかうかしていると、国内でもLGにシェア食われてしまうんじゃないか?とさえ感じましたね。
日本のメーカーも、LGと同じくらいの攻めのスピードで迅速に新機能などに対応するスピードが必要なのではないかな、、と最近感じています。
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via AVwatch
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