「サイバーパンク2077」の開発元であるCD Projekt Red(CDPR)は先週、Xbox Series XとPlayStation 5に最適化した現行世代機版の発売を2022年まで延期することを発表しました。
木曜日、CDPRは、1月に初めて公開した開発ロードマップを更新し、この延期についてより詳細に説明し、2021年にはこれ以上のアップデートは期待できないことを明らかにしています。
「The Witcher 3: Wild Hunt」と「Cyberpunk 2077」の両方の現行世代機に最適化したアップデートが、この遅延の影響を受けており、ロードマップによると、現在のところ2022年の第1四半期に予定されています。その後も、その他の「アップデート、改良、および無料DLC」が予定されています。
新たに発表された「サイバーパンク2077」ロードマップ
今年2021年1月に発表されたロードマップでは、2021年の年末までには現行機(PS5、Xbox Series X|S)の最適化版がリリースされる予定でした。年末にPS5やXbox Series Xに最適化された「Cyberpunk 2077」を楽しみにしていた人からすれば、非常に残念と言えます。間もなく発売から1年が経とうとしているタイトルですからね。。
2021年1月に発表されたロードマップ
CDPRによると、今回の製品の延期は「開発を統括している人物からの勧告」に基づいているとの事だそう。「長い間お待たせして申し訳ありませんが、私たちはこの問題を解決したいと考えています。」と述べています。
ご存知の通り、2020年12月10日に発売された『サイバーパンク2077』は、結果的にセールス数は成功しましたが、経過は決して上手くいったとは言えないでしょう。このゲームには発売直後から、非常に多くのバグがあったため、ソニーとマイクロソフトはすべての返金に応じることを余儀なくされ、ソニーはPlayStationストアから前代未聞「サイバーパンク2077」を完全に削除しました。しかし、その後パッチの改善により、ソニーは「サイバーパンク2077」をPlayStationストアに戻しています。CEOが釈明ビデオをリリース(日本語字幕あり)↓するまでの騒動に発展してしまいました。
『サイバーパンク2077』の発売以来、10回以上のパッチをリリースし、様々なゲームのバグの多くを修正してきました。発売後の計画が大幅に変更されましたが、9月中旬には最後の大規模アップデートとなるパッチ1.31が配信され、ゲームプレイ、クエスト、オープンワールドに関する多数の修正に加え、ビジュアルやUIの改善が行われました。
CD Projektは、批判の多かった発売当初の状態から改善するために6ヶ月間にわたってパッチを適用し続けた結果、「サイバーパンク2077」のパフォーマンスは「満足できる」レベルに達したと述べています。
自分はPC版でプレイしていたので、コンソール版程の問題(特に前世代機)は感じませんでしたが、パッチの度に改善しているのは感じてはいました。
しかし、現行世代機(PS5、Xbox Series X|S)の最適化版を期待していたユーザーからすると、結果的に1年先延ばしになってしまったわけで、残念ではあります。ユーザーの中には「良い物が出来るならいくらでも待ちます。」という温かい意見もありますが、中には憤慨しているユーザーも多くいます。
CDPRは今度こそ、新たなロードマップで宣言した通り、来年2022年前半には計画通りリリースしないと、信頼性を失ってしまうのではないでしょうか?非常に野心的で大規模なタイトルで、次世代との移行機での発売というタイミングもあったので、技術的に困難な部分もあったのでしょうけど、最初の時点で間違った情報を発信(前世代機でもパフォーマンスは良好とコメントしていた)してしまったのが、間違いだったかもしれませんね。。
あくまでもたらればの話にはなってしまいますが、前世代機を潔く切り捨てて現行機(PS5、XboxSeries X|S)とPCにターゲットを絞っていたら、また違う結果になっていたかもしれませんが、ゲームの規模、スケールから前世代機でもリリースしないと、コスト回収面でもリスクがあったからかもしれませんね。。この辺りは難しい判断だったのかもしれません。
そういう意味では、プラットホーマーのソニーやマイクロソフトの支援も大事なのかもしれませんね。。
既に発売から1年近く経過しており、機は逸している感はありますが、私もXbox Series Xを買い直したので、現行機で最適化された「Cyberpunk 2077」は是非ともプレイしてみたいと思っているので、計画通り2022年第一四半期までにリリースして欲しいですね。🔚
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