米XBOXの公式ニュースサイトXboxWireが更新され、ゼニマックス・グループの買収が正式に承認され、無事に買収完了した事が、XBOXボスのフィル・スペンサー氏が報告と共にファンに向けての挨拶文を掲載しているので、日本語訳して掲載します。ご興味のある方はご参考ください。
※
Xboxにとってエキサイティングな一日です。本日、ベセスダソフトワークスの親会社であるZeniMax Mediaの買収を正式に完了しました。ベセスダ・ゲームスタジオ、id Software、ZeniMax Online Studios、Arkane、MachineGames、Tango Gameworks、Alpha Dog、Roundhouse Studiosの8つの信じられないほど才能豊かな開発スタジオと、彼らの情熱的なグローバルコミュニティをXboxファミリーに迎えることができて光栄です。
これですべてが正式なものとなり、私たちはより多くの素晴らしいゲームを皆様にお届けするために協力し合うことができるようになりました。この瞬間に至るまでのすべてのステップにおいて、私達はベセスダの才能ある人々の創造性、洞察力、コミュニティを第一に考えたアプローチに刺激を受け、モチベーションを高めてきました。私たちの目標は、これらのチームに最高の仕事をするための最高の環境基盤を与え、そして彼らから学ぶことであり、Xboxをすべてのプレイヤーのための包括的なプラットフォームへと構築し続けることです。
これは、業界をリードするファーストパーティースタジオスチームの構築に向けた次のステップであり、私たちのXboxコミュニティへのコミットメントでもあります。ベセスダのクリエイティブチームが加わったことで、ゲーマーはXboxコンソール、PC、ゲームパスを利用して、XboxとPCプレイヤー限定の新作タイトルを含むベセスダの新作ゲームを体験することができることを知っておくべきでしょう。
以前にもお伝えしましたが、ベセスダがこれまで通りゲームを作り続けることは非常に重要です。私たちは、ベセスダのクリエイティブチームに力を与え、世界中のより多くのプレイヤーにリーチし、将来のベセスダのタイトルがベセスダの歴史の中で最も大きく、最も人気のあるゲームになることを楽しみにしています。Xboxとベセスダは、ゲームの未来に対する共通のビジョンを長い間共有してきました。ベセスダは、ファンとして、またクリエイターとして、Xbox Game Passの可能性を理解しています。
また、私の親友であるZeniMax Mediaの創設者であるRobert A. Altmanの人生と彼との思い出を称えたいと思います。ロバートはゲームの力を深く信じていました。彼が長年築き上げ、指導してきたチームと力を合わせることで、彼の仕事を続けることができます。 合体したチームの将来について、彼と直接仕事をする機会を失うのは寂しいですが、彼の精神は、私たちが共有する仕事の中で生き続け、このパートナーシップを彼が思い描いていたものにしていくためのモチベーションになることを確信しています。
この信じられない旅に参加してくれた全てのプレイヤー、そして世界中の何百万人ものベセスダファンに感謝します。これで私たちは一つのチームとなり、これからの未来に向けて一緒に仕事をすることができるようになりました。各チームの今後については、今年の後半にもっと多くの情報をお伝えする予定です。
その一方で、この特別な瞬間を適切に祝うために、今週末にはベセスダのゲームをXbox Game Passに追加投入する予定です。詳細につきましては、引き続きご確認ください。
※
無事にゼニマックスグループが買収完了し、これでマイクロソフトはエルダースクロールズ、ウルフェンシュタイン、RAGE、フォールアウト、DOOM、サイコブレイク、ディスオナードなどの大型タイトルが自社傘下のタイトルになります。どれもゲーム史に残るような有名なタイトル群からも、この波及効果は非常に大きい事は確かです。
問題は、現在PS5向け1年先行独占タイトルでもあるゴーストワイヤー:東京、Deathloopがどうなるか?です。フィル・スペンサー氏は、既に契約されたものは契約を優先すると述べています。しかし、今後開発される大作群がどうなるのかは不明のままです。話題のスターフィールドは、ソニーが先行独占契約交渉中に買収され、阻止されたとGame Informerが報じていました。
当ブログ参照記事:【GameInformerジャーナリスト】「ソニーはXboxのゼニマックス・メディア買収前に、スターフィールドとの契約交渉をしていた。」らしい。
プレイステーションユーザーとしても、今後のゼニマックスグループの大作群が、プレイステーションプラットフォームでも発売されるのかは気になるところでしょう。
しかし、最近のマイクロソフトは、買収スタジオの伝統や文化を尊重し、マイクロソフトのやり方を強制するような事はしない協調路線を重視しているので、マルチタイトルの路線は守りつつも、ゲームパスには初日にリスト入りし、ゲームパスメンバー有利でゲームパスメンバー加入に誘導するような形になるのかもしれません。
フィル・スペンサー氏の今回のアナウンスで一部の新作はマイクロソフト独占(PC、XBOX)になることを匂わせています。とは言えど、全てのゼニマックスグループの新作タイトルがマイクロソフト独占とはならないようです。
そうなると、マイクロソフト傘下のスタジオがプレイステーションプラットフォームでも大作タイトルを発売するという、マインクラフトの様な感じになるのかもしれません。
実際のところはどうなるのかは分かりませんが、ゼニマックス・グループスタジオの大作群の行方は気になるところです。🔚
via XboxWire
コメントを残す