ForbsがPlayStation5でHDRに対応した4K TVで表示出来ないというバグ報告がレポートされているようです。Forbsが記事を掲載しています。
PS5でハイダイナミックレンジ(HDR)を使用した4Kをテレビで表示することができないという報告がますます広まっているようです。その代わりに、4Kを得るためにはHDRをオフにするか、HDRを得るためには1080pの解像度にしないといけないようです。全く同じ方法で接続されたPS4 ProやXboxシリーズXのコンソールでは、そのような問題がないことが明らかになっています。
Forbsの記者は、この問題についての報告を見て調べ始めたとき、PS5の実際の問題ではなく、ユーザーのミスによるものだと確信していたそうです。
実際、この問題が発生したPS5ユーザーの多くは、コンソールをテレビの「正しい」(広帯域の)HDMIで接続していることを確認するか、PS5が接続されているHDMIポートのHDMIエンハンスド/ディープカラー設定を手動で切り替えることで解決できました。
また、PS5をテレビに直接接続するのではなく、AVレシーバーやサウンドバーを介してPS5を使用している人の多くがこの問題を経験していることもすぐに明らかになりました。
また、AVレシーバーには通常、「4Kパススルー」のHDMI端子があると仮定した場合、入力端子の設定で広帯域エンハンスドモードに設定すれば、問題の大半が解決されました。
これは、問題の特定の AVレシーバーブランドによっては、できない場合があります。
Forbsの記者が受け取った未解決の4K HDR再生問題の最も一般的な例は、サウンドバーだそうで、特に2019年以前のサウンドバーに関連しています。
これらの問題は、PS5をテレビに直接接続することで解決できる可能性があります。そして、テレビからサウンドをARC技術を介してサウンドバーに出力します(お使いのテレビが対応していると仮定します)。
しかし、この方法は確実ではありません。なぜなら、影響を受けるサウンドバーは、ロスレスのドルビーアトモス・オーディオ・パススルーのためのeARC技術をサポートしておらず、特に古いテレビの中には、ドルビーアトモス(PS5が4Kブルーレイから再生できる)のパススルーをARCで全くサポートしていないものもあるからです。
サウンドバーは通常、AVレシーバーやテレビでよくあるように、問題を解決する可能性のある拡張モードにHDMIを切り替える方法を提供していません。
以下、PS5の4K HDR問題の影響を受けていると思われる機材の一覧です。
今後も事例が出てきたら、このリストに追加していくそうです。
リストに掲載されていない機器を使用して問題の影響を受けた場合は、この記事の最後にあるForbsのジョン・アーチャー記者のTwitterアカウントに連絡してください。
この問題は、より明確で複数のケースで詳細な情報が収集できれば、PS5のファームウェアパッチのような形での修正が比較的早く行われる可能性が高くなります。
LG SJ9 soundbar
LG SK10Y soundbar
LG SK9Y soundbar
LG SL9Y soundbar
LG SL8YG soundbar
Samsung K950 soundbar
Samsung JS8500 TV
Philips Hue Ambilight system (4K HDRのパススルーには未対応)
Pioneer VDX-LX102 AV Receiver
Sony VPL-VW285ES projector
Sony VPL-VW385ES projector
Sony STR-DN1070 AVR
Denon AVR-S730H AVR
Atomos Ninja Inferno Camera Recorder
上記のユニットのいずれかを所有していて、PS5での4K HDR問題が発生していない場合は、可能であればそれを動作させるためにユニットに何か特別なことをしなければならなかったのかどうか、詳細な情報を教えてくださいとの事です。
どちらかというと分かりにくいPS5の映像出力情報画面では、どこに問題が発生しやすいかをスポット的に知ることができるとしています。
PS5の4K HDRで問題なく動作するシステムでは、映像情報画面の「カラーフォーマット」の項目にYUV420と記載されていますが、HDMI 2.0ポートを搭載したテレビをお持ちの方はYUV422(HDR)、HDMI 2.1機能をサポートする広帯域のHDMIを搭載したテレビをお持ちの方はRGB(HDR)と記載されているようです。
しかし、状況をさらに混乱させ、これが PS5 のバグであることをさらに証明しているのは、映像出力情報画面のカラーフォーマットのセクションで、影響を受けたシステムの YUB4:2:0 のサポート参照の後に括弧内の HDR が追加されていないにもかかわらず、同じ画面の「接続されている HDMI デバイスの情報」のセクションでは、4K HDR がサポートされていることが示されているという事実です。
PS5が特定のHDMIチップセットで適切に動作していないようで、一部のデバイスではコンソールがHDMIの「EDID」情報を正しく伝わっていないこと、または少し古いAV機器で使用されているHDMIが対応できるものよりも、高いカラーサンプリングシステム(例えば4:4:4、または4:2:2)を使用して60Hzで4K HDRを出力していることなども考えられます。
Forbsのジョン記者は、問題が何であれ、システム・ファームウェア・パッチで解決できると確信しているとの事。しかし、改善パッチがいつリリースされるのかは、今のところハッキリしていないようです。🔚
via Forbs
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