【4月25日配信開始】ジョージ・A・ロメロ監督の傑作『ゾンビ』、遂にApple TVで3バージョン同時デジタル発売

       

ホラー映画ファン、ゾンビ映画ファンに朗報です!

ゾンビ映画の金字塔、ジョージ・A・ロメロ監督の名作『ゾンビ(原題:Dawn of the Dead)』が、2025年4月25日(金)よりApple TV iTunes映画ストアでデジタル配信(発売)が開始されます。しかも、今回はファン待望の3つの異なるバージョンが同時リリース!

『ゾンビ』とは?

1978年に公開された『ゾンビ(原題:Dawn of the Dead)』は、ジョージ・A・ロメロ監督による社会風刺と恐怖が融合した伝説的なホラー映画。スーパーマーケットを舞台に、生き残った人々とゾンビたちの攻防を描いた本作は、単なるスプラッターを超えた深いメッセージ性で世界中のファンを魅了しました。

3つのバージョンが登場!

1. 米国劇場公開版(127分)

ジョージ・A・ロメロ監督自身が編集した、最もオーセンティックなバージョン。音楽はゴブリンが担当。ロメロ監督の意図が最も色濃く反映された編集で、ロメロ監督自身も「これが決定版」としています。日本で初めてソフト化(ビデオ、レーザーディスクなど)されたのも本バージョン。バランス的にも、監督自身が決定版と満足しているので、初めて観る方にはオススメのバージョンと言えます。

2. ディレクターズ・カット版(長尺版)(139分)

ロメロ監督が映画祭に出品するために、最初に編集した未公開シーンを含む長編バージョン。長い分、登場人物の描写がより丁寧で、ストーリーを深く味わいたい方にはオススメですが、若干間延び感はありますね。ゴブリンの音楽も少なめ。そして、ロメロ監督本人もこのバージョンには満足していなかったようです。

3. ダリオ・アルジェント版(119分)

イタリアのホラー巨匠、ダリオ・アルジェントが独自編集したヨーロッパ向けバージョンで、一番短いバージョン。アルジェントさんが『ゾンビ』に資金を出資していたので、編集権を持っていた事から誕生したバージョンのようです。

ゴブリンの音楽を全面的にフューチャーし、アルジェント監督らしくゾンビ殺害の残酷ショットがより多く採用され、スピード感とスタイリッシュさが特徴。日本での初劇場公開版もアルジェント版を元に編集しているそうで、当時劇場でリアルタイムで見た古参ファンは、アルジェント版を好む方が多いようです。更に、アルジェント版には、米国劇場公開版、ディレクターズ・カット版にもないカットが含まれているので、その点でもアルジェント版がファンからは特別視されているようです。

3バージョンの中でオススメのバージョンは?

個人的な好みで言うと、ベストというかバランスで「米国劇場公開版」ですね。ゴブリンの音楽も使っていますし、全体の映画の流れもスムーズで一番完成度が高いと言えます。

次点でディレクターズ・カット版。ディレクターズカット版では、前述の通り人間ドラマを重視しているので、「米国劇場公開版」では見れなかった場面が多くあり、また新鮮な気持ちで見る事が出来ます。

ダリオ・アルジェント版は、ゴアショット(残酷ショット)が多いのは良いですが、ゴブリンの音楽が結構頻繁にくどいくらいに流れ、全体的に映画の完成度として少し「雑」な印象です。

ですので、オススメの見る順序としては「米国劇場公開版」→「ディレクターズ・カット版」→「ダリオ・アルジェント版」が私のオススメです。

Apple TVで4月25日より購入・視聴可能です。

価格は、それぞれ2600円で予約受付中とデジタル購入にしては結構お高い価格。

今回の配信では、仕様は今の所高画質HD版となるようです。とは言えど、高画質HD版であれば大画面でもその迫力を存分に楽しめます。特典映像やオーディオコメンタリーが収録されている、iTunes Extra仕様ではないようです。2600円というデジタル配信では高めの価格なので、特典映像もつけて欲しいところですけどね。デジタルで観れるというだけでも嬉しい事ではありますけどね。

更に『ゾンビ』配信に合わせてか、同じくジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』映画の記念すべき1作目にして今も語り継がれるモノクロの名作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の4Kリマスター版も同日に配信されるようです。価格は同じ2600円。発売はハピネットになっています。

他のデジタル配信プラットフォームでも販売配信されるのかは不明です。私はメインがアップルTVのiTunes映画で映画のデジタル・ライブラリをコレクションしているので、気がついた次第。

情報を見ると、発売は松竹になっています。松竹が日本国内の権利を保有しているようです。日本語吹替音声は収録していないようです。「英語音声+日本語字幕」仕様のみとなるようです。

なぜ今『ゾンビ』を観るべきか?

ゾンビ映画の原点にして頂点とも言える本作は、現代社会の問題を鋭く映し出す鏡でもあります。パンデミックや消費社会、集団心理など、今だからこそ刺さるテーマが満載です。

【まとめ】ジョージ・A・ロメロ『ゾンビ』がデジタル配信で蘇る!

• 配信開始日:2025年4月25日(金)

• 配信プラットフォーム:Apple TV iTunes映画ストア

• 配信形態:デジタル販売(3バージョン同時リリース)

ホラー映画のマスターピース『ゾンビ』を、ぜひこの機会に自分のデジタル映画ライブラリに加えてみてください。リビングゆったり鑑賞するも良し、そしてiPhoneやiPadで保存し、いつでもどこでも気軽に観れるというのも、ゾンビ映画ファンにとっては最高と言えるでしょう。🔚

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