XBOXの収益が大幅増。ただしハードウェアは大幅減。貢献者はアクティビジョン。

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マイクロソフトが火曜日に発表した決算で、2024年6月30日に終了した3ヶ月間のゲーム収入は前年同期比44%の大幅増でした。

しかし、これにはアクティビジョン・ブリザードの収益が含まれているそうで、アクティビジョン・ブリザードの収益がなければ、ゲーム収入は4%減が現実だったようです。

そして、Xboxハードウェアの売上は前年同期比でー42%の大幅減。Xbox Game Passを含むXboxコンテンツおよびサービスの売上は今期61%と大幅に増加しています。

ただし、その大部分を占めるのはアクティビジョン・ブリザードによるものだったそうです。

マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、同社のゲーム部門の月間アクティブユーザーがプラットフォームやデバイスを問わず5億人を超えたと述べました。

“我々のコンテンツ・ラインナップはかつてないほど強力です。今四半期のショーケースでは、過去最高の30タイトルを披露しました。 そして『Call of Duty: Black Ops 6』など強力な18タイトルがゲームパスで配信されます。

ゲームパスのアルティメット加入者は、先月からAmazon Fire TVを含め、すでに持っているデバイスでゲームを直接ストリーミングできるようになりました。ついに、我々のIPを新たな視聴者に届けることが可能になりました。

『Fallout』は今期、Amazonプライム独占でテレビ・ドラマとしてデビューしました。 同プラットフォームで過去2番目に視聴された番組となり、Falloutのゲームパスでのプレイ時間は約5倍に増加しました。”

今月初め、マイクロソフトはXbox Game Passの価格を引き上げ、新作の発売初日タイトルを含まない新たなスタンダードプラン導入の計画を発表しました。

アクティビジョン・ブリザードのゲームが、マイクロソフトのゲームパス・サービスに初めて追加されたのは、3月28日の『ディアブロ4』です。続いて、『Modern Warfare 3』はまた、定額制サービスに追加された初の『Call of Duty』ゲームで、次いで『Black Ops 6』は2024年10月25日に発売される初の新作『Call of Duty』タイトルとなります。

調査会社Circanaの最新販売データによると、Xboxシリーズ機の米国市場での普及速度は、Xbox Oneのライフサイクルの同時期に比べ13%遅れをとっているそうです。

そんな状況でもマイクロソフトはすでにXboxの新ハードウェアに取り組んでいることを公式に確認していて、

“この年末に共有する予定のハードウェアで、いくつかのエキサイティングなものが出てきます。”

と主張しています。

ゲーム収入は44%増、ハードは42%減、、ま、現行機であるXbox Series機は発売からほぼ4年を経過しており、ライフサイクル的にもピークアウトしつつある状況なのは間違いありません。事実、任天堂もソニーも大幅に減少傾向となっており、XBOXの大幅減を即「失敗」と断ずる事は出来ないでしょう。

ただし、前述のXbox Oneよりライフサイクルで13%遅れをとっているというのは見過ごせない数値とは言えるかもしれません。

つまり、Xbox Series Xという本当に素晴らしい完成度のハードウェアを作り上げたにも関わらず、先代機より普及は遅れ、ライバルのプレイステーション5とのシェアは縮められなかったのは、問題とは言えそうですね。プレイステーションの牙城を崩すのは相当難しいとは言えると思います。

一説には、XBOXはハードウェア性能で上回っても、PCとの親和性を重視しているために、XBOXハードウェアに特化した最適化が、PS5の尖った最適化より劣るという話もあって、せっかくPS5よりもハードウェア性能で上回ったとしても、本領を発揮出来ていないというのも勿体無い話ですね。

そして、マイクロソフトはアマゾンと提携しFire TVでXBOXハードウェアがなくても、Xboxワイヤレスコントローラーがあれば、ストリーミングでゲームパスやXBOXタイトルを遊べるようにしました。

現状、マイクロソフトはXBOXハードウェア普及よりも、ゲームパス契約者数を増やすことに注力しているのは間違いありません。アクティビジョン・ブリザードなどの巨額買収も、ゲームパス契約者を増やす事が狙いの一部であるので、定額サブスクで安定的に入ってくる収益が相当大きいんだなと感じます。

そんな状況なので、XBOXユーザーとしては将来的にXBOXハードウェアは無くなってしまうのではないのか?とやや不安を感じるのは私だけではないはずです。

最近は、PS5の強化版ミッドジェネレーションと言われる「PS5Pro」の登場が確実視されている中、既に前述の通りXBOX公式で新しハードウェアが年末に出てくる事を匂わしているので、直近でXBOXハードウェアがなくなるような事はないようではありますが、これが5年、10年先となるとどうなっているのかは予測がつかないですね。噂ではストリーミングプレイに焦点を絞った携帯機という噂もありますが、、

順当に考えてPS5Proの対抗機という事なんでしょうかね、、しかし、そういった噂はあまり聞かないんですが、最近games.comでXboxが新しいハードを発表するのではないかという噂も出ていますね。それがPS5Proに対抗するミッドジェネレーション機なのかは定かではありませんが、最近Xbox Series Xも8月15日以降、7,000円の値上げで現在の59,978円[税込]から 66,978円[税込]に2度目の値上げも決まっていますし、Xbox Series Xの強化版コンソールが出るのであれば、7万6〜8千円くらいになりそうですね。

コンソールは過去に3万円の壁、そして5万円の壁などと言われてきましたが、今やもう7万円に迫ろうとしているので、果たして売れるんでしょうかね、、

映画などと同様に、将来的にはストリーミングの技術が発展して、よりハードウェアなしで高画質なゲームをプレイするのが当たり前になっている可能性もあるかもしれませんね。🔚

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