2週間ほど前になってしまいますが、Amazon Gamesがクリスタル・ダイナミクスと「トゥームレイダー」の新作タイトル開発で契約というニュースがありました。
今年5月、スクウェア・エニックスからEmbracer Groupに売却されたCrystal Dynamicsですが、Amazon Gamesのプレスリリースによると、「トゥームレイダー」の新作は、Amazonとクリスタル・ダイナミクスと共に「開発からパブリッシングまで」行い、前作に続きララ・クラフトのストーリーを描く、伝統的なシングルプレイのアドベンチャー・アクション作品になるようです。
Amazon GamesのVPであるChristoph Hartmannは、声明で
“トゥームレイダーはエンターテイメントの歴史において、最も愛されているIPの一つです。Amazon Gamesは、最高の開発者による最高品質のゲームを、あらゆるプラットフォームやジャンルでプレイヤーの皆様にお届けすることに全力を注いでいます。そして、この歴史のある開発者、フランチャイズと協力する機会を得たことを非常に光栄に思っています。”
と述べています。
クリスタル・ダイナミクスのトゥームレイダー・フランチャイズ・ジェネラルマネージャーのダラス・ディッキンソン氏は半年前に、
“私達がトゥームレイダーの次回作で目指すのは、忠実度の限界を超え、ファンが求める高品質の映画的なアクション・アドベンチャー体験を提供することです。”
述べています。
クリスタル・ダイナミクスは、今年の4月にトゥームレイダーの次回作が、アンリアルエンジン5を使用して開発に着手したことも発表していました。
クリスタル・ダイナミクスは、今年1月に25周年を迎える「トゥームレイダー」フランチャイズの計画を説明したビデオで、次回作の「トゥームレイダー」は初代「トゥームレイダー」と同スタジオがリブートに成功した新3部作(トゥームレイダー、ライズ・オブ・ザ・トゥームレイダー、シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー)の時間軸を「統合」すると明らかにしていました。
「トゥームレイダー」フランチャイズは、リブート1作目の時には久々の新作という事で、ファンは歓喜して結果的に大ヒットしましたが、開発費が増していくにも関わらず、2作、3作目は徐々に勢いを失つつあったようで、スクエニが売却したのもそれが要因だったとも言われています。
バトルフィールドなどはシングルプレイが排除され、マルチプレイオンリーになってしまいました。マルチプレイが主流になりつつある今、シングルプレイゲームが徐々になくなってしまうのではないかと心配はしていましたが、今の所はまだ大丈夫そうですね。
個人的には、マルチプレイよりシングルプレイが好きなので、その伝統的なシングルプレイを続けてくれるというのはありがたいですね。
XBOXのボスでもあるフィル・スペンサーさんは、過去のインタビューでシングルプレイゲームが大好きだと公言しているので、業界に大きな影響力を持つ方がシングルプレイゲームが好きだというのは、シングルプレイ好きとしては少し安心しています。
2〜3年先かもしれませんが、Amazon Gamesと契約した事で資金面でも開発面にも大きなプラスになるでしょうし、しかも最新の「アンリアルエンジン5」ですから、トゥームレイダーの新作は大いに期待出来そうです。🔚
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